転がる五円玉 ~旅と城と山~

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GW沖縄・八重山旅行その1 ~西表島シーカヤック編~

(;´Д`)今年のGWも海外行けねぇ

(;´Д`)でも国内は殆ど行き尽くしちまった……

(;´Д`)国内でまだ行ってなくて、しかも9日間必要な所なんてあるか?

 

(・∀・)いや、ある

(・∀・)沖縄、それも八重山だな!!!

 

という訳で、2021年のGWは沖縄の八重山(石垣)地方に行ってきました。訪れた島は西表島・鳩間島・与那国島・波照間島・黒島・竹富島の6島。いずれも個性的な島ばかりで最高の旅行でした。

さて、行くと決まればまずは航空券の確保です。コロナ禍とはいえ、流石に石垣島は航空券も高い。幾つかの候補を見た末に、福岡ー那覇・那覇ー石垣・石垣ー福岡という変則的な航路で購入。金額は合計で4万円程度で済みました。

 初日である5月1日は早朝に那覇に飛んで、那覇の首里城を観光しました。詳しくは以下の記事をどうぞ。

harimayatokubei.hatenablog.com

 夕方には那覇を出て石垣島に向けて出発。いよいよ日本の一番南にある八重山旅行の始まりです。

 

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那覇~石垣間は意外にもフェリーで行くことができません。その分、航空機での移動が発達しており、1日に15往復も発着しています。

今回乗るのはソラシドエア。片道7000円でリーズナブルと言っていいでしょう。搭乗率は3割くらいと低調な感じ。

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のんびりした機内からは宮古の島々が見えます。こちらは多良間島。完全に平らな地形でいかにも沖縄の離島って感じです。

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18時15分に定刻通り石垣空港に到着しました。未だに黄砂が飛び交う九州と違って湿度が高いモワ~っとした空気です。でも那覇とはそんなに変わらないかな。

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気温は25℃で中々快適。半袖でちょうどいいくらいな感じです。

今日はもう時間も遅いので、空港近くの宿に泊まりました。ちなみに、今回の旅行の全8泊のうち、4泊は石垣島です。ただ、石垣島はあくまで他の島への拠点として利用するのみで、石垣島自体を観光するつもりはありません。

この日も地元商店で適当な刺身を買って食ってすぐに寝ました。

 

翌朝。おっ、いい天気!ちょっと雲がありますが、いい感じに晴れています。

ベンチがソファーになっているバス停からバスに乗って石垣市街へ。

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離島ターミナルに到着しました。

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うお、流石は石垣島。コロナ禍だというのにすごい人出です。これでも最盛期よりは人が減っているんだから恐ろしい。

皆さん御馴染み具志堅用高の銅像です。僕ら世代だとヘキサゴンで珍解答するおじさん、という印象ですが、説明のパネルを見ておったまげました。

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生涯戦績24戦23勝・世界王座13回防衛・・・!?

具志堅用高ってこんな凄い人だったのか!石垣島からこんな凄い人が生まれていたとはなぁ。これは銅像が建つのも納得です。

 

それはさておき、西表島へのフェリーに乗り込みます。このフェリー乗り場は八重山の色々な船が次々に発着しており、都会のターミナル駅のような趣すらあります。なので、間違った船に乗ると大惨事。私も間違えて竹富島行きに乗りかけました。あぶなかった……。

西表島の上原港へは50分の船旅です。外を眺めるのもよし、テレビを見るのもよしですが、スマホいじりは止めた方がいいかもしれません。結構揺れるので……。

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8時30分、定刻で上原港に着きました。いや~ついに来てしまったな!!旅行先に着いて一歩を踏み出す瞬間の高揚感は、何度旅行に行っても感じます。

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西表島でまずやる事はシーカヤックです。今回は西表島カヌークラブぱいしぃずさんの1日カヤックツアーを手配しました。

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ツアーの車で白浜集落まで行きます。白浜は西表島の道路で行ける集落のうち、一番西にある集落です。(実は船でしか行けない浮舟という集落もあるのですが、今回は時間の都合上行けず。残念。)

白浜に着きました。船着き場にいた観光客はどこへやら、いつの間にか周りには私たちしかいません。

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カヌー3艇のうち、一人乗りはガイド用で二人乗り2艇で我々4人が乗るようです。

まずはライフジャケットや靴を着用して、ガイドより乗り方のレクチャーを受けます。

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えーっと確か内容は……後ろの人は左右のペダルで舵を切る、とかだったような……。ブログ書いてる今では完全に忘れましたね。。。

ネタバレになりますが、以下が本日のルートです。

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内離島をぐるり一周する初心者向けルートにして頂きました。

貴重品を防水バックに入れて、いざ出艇です。底を擦らないように2人でカヌーを持ち上げて水に降ろしてから乗り込みます。

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水に浮かべて発進。

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おっ、うそう、こんな感じだったなぁ。実はカヌーに乗るのは3度目くらいなので、若干慣れているのです。

白浜港を横目にスイーっと漕いでいきます。

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うーん、これは、凄く気持ちがいい。

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何と言っても水が超綺麗。こういう海を泳いだことはありますが、カヌーに乗るとまた全然違う感覚です。水の上を滑るような感じでとにかく快感なのです。

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しかも波が全く無い。水平線がどこか分からないほどの鏡のような海をスイスイと漕いでいきます。

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いや~にしても水が綺麗すぎ。つい昨日まで人が行き交う福岡にいたというのになぁ。日本という国は意外にも広いと改めて実感しました。

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1時間ほど漕いで外離島と内離島の間にある砂嘴に着きました。江ノ島のような感じの干潮だけ現れる砂の道です。

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ここは完全に沈む時間は少ないようなので、色々漂着物が溜まっていますね。完全に沈むともっと綺麗なんだろうけど。

休憩しているとヤドカリを発見しました。

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うむうむ、愛い奴め。ちなみに、初日は「わ~ヤドカリだぁ~」的な感じで騒いでいましたが、あまりにも多いので2日目以降は発見しても見向きもしなくなりました……。

30分くらい休憩していから、カヌーを持ち上げて反対側へ移動させました。準備を整えて、いざ出発。

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南東に進路を取って、内離島沿いに進みます。

漕ぎ始めのあたりはゆっくりと進んでいたのですが、この辺からは慣れてグイグイを漕ぎ始めました。これはこれで楽しいのでワイワイ漕いでいると……

やっべぇ!ぶつかる!!

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うおっ、ぶつかりやがった!!

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ミッドウェー海戦の三隈と最上のごとく見事に衝突。すぐに手で押しのけて再び前身します。

内離島沿いに漕ぐこと20分くらいで、西表島に再び近づいてきました。

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洞窟なんかを案内してもらいつつ……

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12時ちょうどくらいにgooglemapでいう木炭の浜に上陸。

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ふぅ……カヌーを漕いでる時は興奮して疲れも空腹も感じて無かったのですが、いざ休憩すると結構疲れが出てきました。

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ガイドに昼食を作ってもらいます。砂浜といい木の感じといい、南国の無人島っぽい感じで良い雰囲気です。

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ちなみに食材は私たちのカヌーのハッチに格納されていました。2㎏くらいあったけど特に重さは感じなかったです。

昼食待ちの間に「気絶して無人島に漂着した人」ごっこをやる筆者。

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20分ほど待って沖縄そばが完成しました!

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美味い!!何の変哲もない沖縄そばでしたが、今まで食べた中で一番美味いかもしれません。野性味あふれる海岸で食べるとうま味が増幅されます。

昼飯を食べてから一服して、シュノーケリングを楽しみます。

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ライフジャケットを着ているので泳ぐのは楽勝。

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ん~確かにサンゴは綺麗でしたが、透明度は並だったように思います。ガイドも言っていましたが、ここ最近海が荒れ気味だったようです。

シュノーケルも終えて14時頃に再度出航。

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西表島と内離島の間を通ります。一見すると深い海のようですが、実際は深さ30㎝程度の土砂が溜まった場所です。航空写真で見ると船の通る場所だけ洗堀されてる様子がよく分かります。

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非常に浅いのでちょっとでもミスると座礁します。そんな時は手で海底を押してなんとか通過だ!

午後は曇ってきたし周りの景色も特に見どころが無かったので、サクサク漕いで元の白浜港に戻ってきました。

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ん~、疲れた!疲れたけど結構楽しかった!終始波が無かったので、のんびりとマイペースに漕ぐことができました。こういう風に自由に色々な場所に行けるのはカヌーの面白い点ですねぇ。時間と金に余裕があったら自分でも所有したい……。

ツアー会社の事務所に寄って支払いと軽くシャワーを浴びて、本日の宿であるパイン館に到着。

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お~、名は体を表す……って感じ。実は水曜どうでしょうの聖地でもあったり。

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宿に荷物を置いてのんびりした後に夕陽を見に行きました。

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微妙でした……。沖縄はもう梅雨なのかな?風はちょっと強く吹いてるけど気温は心地よいくらいです。

宿で夕食。西表島には夕食を食べるレストランはありますが、コロナ禍なので入れるか不透明なのと、商店もあんまり無いので下手したら飢えかねないのです。なので宿は1泊2食つきにしました。

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無難に美味くてよろしい。ごはんおかわり自由なのでカヌーで消費したカロリーを補います。

部屋に戻ってのんびり。実は明日の予定はまだ決まっていません!早々に決めねばならぬのですが、もう疲れたので寝ます。明日の朝考えればいいや……。

 

つづく

harimayatokubei.hatenablog.com