GW沖縄・八重山旅行その3 ~与那国島2日目~
今回泊ったさんぺい荘は我々含めて6人のみが宿泊したようです。GWだというのに少ないなぁ。これがコロナ禍か。
ちなみに、さんぺい荘は設備は民宿レベルですが、虫も一切出ず至極快適でありました。おすすめの宿泊施設です。
朝7時頃に起きて部屋から出ると、東の空が明るくなっていました。
湿気の多い南国特有の早朝は本当に素晴らしい。ぬるっとした、でも昼よりは優しい風が吹き抜けています。
ティンダバナも良く見えてる!いい一日になりそうだ。
しばらくすると友人も起きてきたので宿の朝食を食べました。まぁ朝食と言っても食パンのみで殆どオマケですね。海外のドミで提供されるような感じ。
本日は13時30分の飛行機で石垣島に戻るので、午前中まで与那国島を観光します。
まず行くのは、日本最西端・西崎。
またかよ!?と思いつつも折角の機会ですしね。
今日は晴れてるので、昨日と打って変わって海の色が良く出ています。写真にある岩礁がある意味本当に日本の最西端ですね。
ただ、残念ですが台湾は見えませんでした……。相当距離があるのでやはり快晴じゃないと難しいようです。
西崎から島の南側を通って比川集落へ行きます。
うおお、う、馬!?こんな道路脇にもいるのか。
尻尾がすごいなびいていて絵になる。与那国馬は小さめの馬とはいえ道路脇にいると結構迫力があります。
いやはや、道路の脇に馬がいるとは、なんだか日本離れした雰囲気だ。
比川集落に着きました。まず訪れるのはDrコトー診療所跡。診療所跡と言っても昔放映されたドラマのセット跡で、実際の診療所跡ではありません。
ドラマのセットとはいえ結構絵になりますねぇ。一言で言えば趣がある。
見学料300円を籠に入れて中に入ります。
これは中々重厚。ドラマのセットってここまで雰囲気を出すものなんですね。ちょっと感動しました。
窓の外には比川浜と、そこを歩く与那国馬が見えます。窓枠が額縁のようになって実に美しい。ここまで計算されたのか?
非常に小さいスポットなので5分もあれば全て見れますが、雰囲気が良すぎて30分くらい滞在しちゃいました。
それにしても、この離島で全国ドラマを撮影していたというのも時代を感じる話です。予算がどれだけ必要だったのか、想像すらできません。
時刻は既に10時。そろそろ最後の観光地に行く時間。
最後に行くのは与那国島最高峰宇良部岳です。鉄塔が建っているあれですね。
と、ここで思わぬものを発見。窓の外を見ていると田んぼが見えました。
なんだ田んぼか……。田んぼ!?
この沖縄の離島で田んぼがあるだと!?
水田とは大量の水が無いと成り立たない農法です。鳩間島では下り井戸が唯一の水源だったというのにこの与那国島には水田があるとは、水事情がえらく違うなぁ。
ただ、下の記事によるとここ最近は与那国島の水田もかなりの勢いで減少しているようです。全国的に水田は減少して、更にこの離島となれば致し方ないのでしょう。最先端の島となればブランディングできそうな気もするのですが……。
それはそうと宇良部岳へ。宇良部岳はほとんど頂上まで車で行けます。まぁ、結構なガタガタ道だったので久々に運転で緊張しましたが。
うっ、おお……。駐車場から1歩でこの雰囲気。ジャングル感がすごい。
徒歩1分で頂上に到着しました。
ふむ、確かに眺めがいい。が、天気が悪い。麓では晴れ間もあったのですが、ついに雨までパラつきはじめました。
撤退!麓に戻って昼飯を食べて空港に戻ります。
昼飯は比川集落の食堂で摂ることにしました。
いつも通り沖縄そばをチョイスしました。が、ウッ……豚の革が生々しくて苦手だ。
なんとか完食したものの、食べてる心地がしなかったです……。
お土産を買うために比川の共同売店にやってきました。
中はこんな感じで普通の商店ですが、店の一角にはお土産コーナーがありました。ストラップや財布入れの他、ちょっとした図書も売ってるので訪れる価値はあると思います。
私はここでどぅなんぬむい(与那国語)辞典を購入しました。なんで買ったかというと、ここでしか買えないと思ったからです。
ちなみにこの共同売店は、あらゆるキャッシュレス支払いに対応しています。
これは凄い!!日本最西端の島でSuicaが使えると想像できますか!?いや~驚きました。誰だか知りませんが、この売店の関係者に先進的な方がいるのでしょう。
12時を周ったので、レンタカーを返却してからレンタカー屋の送迎で空港に行きます。
閑散とする与那国空港。出発時刻になるとそこそこ人は集まってきました。
うわ天気やべぇ。天候が悪化して地獄行きの便みたいになってる。
クッソ揺れそうだなぁ、と思ったものの暑い雲を抜けたら平穏そのもので無事に石垣島に到着しました。
空港に着いたらいつものバスで石垣市街地へ。
まだ昼間ですが特にやることもないので石垣市街地をちょっと観光します。
まずは八重山地方で最古の寺「桃林寺」へ。
ほぉー、これが寺かぁ。赤瓦だと寺っぽくないですね。
次は宮良殿内へ。宮良殿内とは何かというと、琉球王国時代に八重山を統括した武家の屋敷です。つまり、江戸時代の八重山を代表する立派な屋敷という事になります。
住宅街を歩くとやけに古めかしい石垣が見えてきました。これが宮良殿内です。
ほーん、これが宮良殿内か……。
なんか、普通の日本家屋って感じですねぇ。
こちらは国の名勝にも指定されている枯山水庭園です。
残念ながら中には入れませんでした。
石垣島の文化財は全体的にはちょっとしょぼいですが……まぁ、暇なら訪れても良いと思います。
結局この日はスーパーで買い出しをしてから宿に行って宿でゴロゴロしました。
明日はいよいよ日本最南端の島波照間島に行きます。流石に滅多に行けるところではないので興奮してきました。ウオオオッ!!
でも、船は相当揺れるらしいので体力を温存しておかねば……。今日はさっさと寝るとします。
つづく
オマケ
ブロックに沿って根を這わせるちょっとキモい街路樹。