転がる五円玉 ~旅と城と山~

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竜ヶ岳 ~富士山と南アルプス、清浄なる本栖湖~

1月は静岡側の金時山から富士山を眺めたので、

harimayatokubei.hatenablog.com

 2月は山梨側の竜ヶ岳から眺めます。

竜ヶ岳は本栖湖畔にあり標高は1485m、麓からは600m弱の登り。冬は積雪があるものの軽アイゼンで行けるらしいので登ってみました。

 

8時頃にのんびりつくばを出て本栖湖畔キャンプ場駐車場に着いたのは11時。季節外れの温かさで気温は10℃を超えています。路面は当然ドライなのでノーマルでも大丈夫。

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駐車場の脇にある本栖湖。思ったよりも深い青色です(霞ケ浦とは違うぜw笑)。

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麓から見上げる竜ヶ岳。思ったよりも近い印象ですが傾斜はそれなりにありそうです。

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駐車場から登山口まで少々歩きます。平坦な森……この辺も青木ヶ原樹海の一端なんですかね?

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登山口に到着。登りは傾斜が緩い石仏ルートから登ります。

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しかし、登山口に奇妙な物体が。

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!?

な、なぜアルパカの生首が……。ただのイタズラか?それとも呪術的な意味合いもあるのでしょうか。

 

気を取り直して登山開始。

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平凡な森を登ります。

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20分も登ると尾根線に出ました。

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本栖湖の向こうに南アルプスも見えています。

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そして反対側には富士山!やっぱりいいね。

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雲一つない快晴ですが、風がちょっとあるのが心配です。

 

引き続き笹が広がる斜面を淡々と登ります。基本的には緩いのでサクサク登れる。

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11時45分に石仏という名の広場に到着。金時山とは違って道中も富士山が見えるのはいいですね。

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景色は抜群に良いのだけれど、風が強い!猛烈な北風が吹いています。中腹でこれとは……山頂はどうなっていることやら。

ちなみに石仏の名の通り石仏があります。祠でよく見えないけど。そういえば小銭の両替代設定でお賽銭の換金も不便が生じているのかもしれない、なんて考えました。

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引き続いて笹の緩斜面を登ります。

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一面の笹!笹!笹!山頂はどこなんだ~。

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笹斜面を登りきると突然平坦になりました。と、いうことは山頂も近いな…?

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よし、登頂!12時15分なので、駐車場から1時間ちょっとで登ってこれました。

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DIY風味があるかわいい山銘板。よく折れないもんだ。

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山頂からももちろん富士山が見えています。流石の存在感。

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反対からは南アルプスが一望できます。

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こちらはこちらで趣深い稜線です。

……俺だけかもしれませんが、遠くの雪山ってなんだかノスタルジックな雰囲気を感じていいですよね。

 

ベンチで昼食休憩。

・・・・・・うむ、天気は良いのだが、風が強すぎる。背の高い笹に囲まれているのでしゃがむと風は弱いですが立つと顔面が強風に煽られます。2月にしては暖かいとはいえ5℃くらいですしまぁまぁ寒い。

15分ほどで昼食を食べて下山開始です。

 

帰りも富士山がとにかく素晴らしい……。実は山頂からだと笹が邪魔で裾野が見えないので、むしろ登山道の方が眺めがいいかもしれません。

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あまりに良すぎて何回も撮ってしまう。下は大森林なので夏に登ったらまた違う印象かもしれませんね(暑そうだから登りたくは無いけど)。
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下りは斜面を一気に下る直登ルートを使います。

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この直登ルートは山の北側を通るのでちょこちょこ氷が残っていますね。でもまぁ、あまり危険ではないです。

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本栖湖を眺めながら一気に山を下ります。

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むむ、まさかの氷ゾーン!

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登りは全く無かったので油断していました。たいしたこと無さそうですが、氷がツルツルで一歩踏み出すごとに滑ります。

氷が無い場所を選んで慎重に通過しました。

 

氷ゾーンは5分ほどで通過したのであとは穏やかな樹林帯を下るのみです。

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途中にあったミズナラの古木。下から撮ったらなんだか早朝みたいな雰囲気になった。

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景色が変わらなくてダルいなぁ、と思い始めたあたりで車道に到着です。

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本栖湖に帰還。それにしても本栖湖の色が綺麗で神秘的。水深が121mもあるからこんなに青いんでしょうか?

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本栖湖畔をダラダラ歩いて2時に駐車場到着です。お疲れさまでした。

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駐車場から往復3時間だったので山としてはかなり軽い部類でした。しかし景色は凄い。凄く良い。富士山はもちろん、本栖湖や南アルプスの眺めも素晴らしいものがありました。都内からのアクセスも良好ですし、初心者にはぴったりだと思います。ただ、体力的には上級者にはちょっと物足りないかもしれませんね。

まぁ、たまにはこんな山もいいですよね。

 

おわり