1月下旬の金時山 ~空風快晴~
富士山が、見てェ!!!(ド ン!)
遠く離れた常陸野からも冬場は見える富士山。あまりのカリスマ性で周囲の山は全て「富士山を見るための山」なんて呼ばれる始末です。
今回は「富士山を見るための山」の筆頭にも挙げられる金時山に行ってきました。雪がやや心配だけど……まぁなんとかなるでしょ!
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朝6時につくばを出発して御殿場IC経由で駐車場に着いたのは9時すぎ。2日前に関東で雪が降ったので乙女峠の凍結が心配でしたが、なんとかノーマルタイヤでも越えられました。
公時神社の30台無料駐車場は満車だったので、すぐ横の金時ゴルフ練習場に停めます。500円だけど立地考えるとむしろ安いまである。
ドピーカンの最高天気。気温は3℃なのでちょっと低めですが、日差しがあるので思ったより寒くありません。
駐車場から1分も歩くと公時神社を通過します。
神社を通過してからは樹林帯の道。基本的に緩いのでウォーミングアップにはちょうどいい感じ。
9時30分、炭次郎が割った石 金時宿り石に到着です。
つららが凄い。笹ごと凍りついています。
(それにしても……全く関係無いのに「金時宿り石 鬼滅」がサジェストで出てきて笑ってしまいました。まぁ気持ちは分かる。)
金時宿り石を越えてからは小さな沢を横切ります。雪がチラホラ出てきたけれど全く支障なし。
明るくて良い感じの森です。
同じ時期に植林されたためか樹冠がはっきりしていますね~。
やや急になった道をひたすら登っていくと、いつの間にか広葉樹林帯になっていました。視界も開けて大涌谷方面が見えてきた。
はわわ……登山道に雪が……。でもまだ問題なし。
ちょっと開けたかな?と思ったら突然の急登!思ったより急で驚き。
ヨッシャ急登登り切った!と思ったら雪~~。
地図をよく見ると、この辺で登山道が尾根の北東を通っているのです。今までの道は南東に面していたので溶けていたのですね。
雪が降り積もる急登を登っていると、ふいに青空が見えてきました。もしや山頂か!?
おっ、山頂だったわ。10時30分、登頂です。
ここの向こうには富士山がドーンと見えるはず!
うおお~、凄い景色!
か~~~~っ、最高!
やっぱりダントツに美しい。こんなにシンボリックで威厳を湛えた山は他にありません!この山を手軽に眺められるだけで日本に生まれた意味があるとさえ思えます。
布のように広がる裾野が特に美しいですねぇ。
湖と大森林を従える山梨側の景観も趣があって良いのですが、個人的には裾野の圧倒的な広がりを感じられる金時山からの眺めの方が好きです。
それにしても天気が良い。空気も澄んでいるため遠くもはっきり見えます。もうちょっといいレンズ持っていたら登山者も見えたかもしれません。
ちなみに反対側には大涌谷と芦ノ湖が見えています。割といい感じの眺めですが、反対側の富士山と比べるとどうしても地味になってしまいますね……。
富士山を眺めながら山頂のベンチで休憩。気温は氷点下ですが風は弱く快適です。
ずっと見ていても一切飽きない絶景ですが、ベンチをいつまでも占領する訳にはいかないので11時すぎに下山開始しました。
ひえ~雪の急坂は怖い!
圧雪になっておりツルツルです。
ちょっと注意を要する箇所はあったものの、軽アイゼン無しで下れました。
下り途中では山頂では見えなかった関東平野も見えています。
ここでググーっと拡大(&加工)してみると、スカイツリーと東京タワーも見えていました。やっぱり今日は空気が澄んでる。
ちなみに茨城県民の誇りである筑波山は見えず。残念。
大涌谷を眺めながらのんびり下山。
陽が当たる場所はもうドロドロです。凍ってるよりはマシですがね……。
ノンストップで下山。中腹から雪が無くなったのでスピードアップ。
12時10分、公時神社に下山完了しました。最後まで青空が美しい一日だったなぁ。
おおう。社務所から流れる煙で杉がなんだか幻想的な感じになってる……。
箱根町がエヴァとコラボしているのでトイレがNERV仕様になっていました。そういえばオタクなのにエヴァを観たことが無いんですよね。そろそろ観るのもアリかも。
駐車場に戻ってきました。1212mの低い山ながらも標高差500mはあったので、それなりの充実感です。
やっぱり噂通り良い山ですね金時山。冬も景色が良くていいのですが、山頂でのんびりする事を考えると、春先にでももう一回登ってみようかしら?
おわり