転がる五円玉 ~旅と城と山~

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ナミビア でレンタカー旅行 その10 ~ナミブ砂漠の夕陽

 2時過ぎにセスリムのキャンプ場に帰還。夕陽まではまだ4時間ほど時間があるので、キャンプ場の近くのあるセスリムキャニオンとやらに軽く行ってみます。まぁ暇つぶしという奴です。

キャンプ場から南へ5km、5分ほどで駐車場に着きました。ぱっと見特に谷などないのですが崖から覗き込んでみると、

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平らな地面がスパッと切れ落ちています。

この辺の岩は礫岩なのですが、礫がデカい!一見すると大き目の石が転がっているだけですが、背後の岩と完全に一体化しているのです。
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谷底には川原でよく見る丸い石が転がっています。上の方にある礫岩が水流で削られて丸くなったのかな?
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ちなみに、この谷を作ったトソーチャブ川は西へ流れて国立公園を横切り、最終的にデットフレイに流れ着きます。つまり、さっきDUNE45の上から見えた水の流れはこの川だったのです。

で、谷底から上を見上げると中々良い光景です。インディージョーンズっぽい。

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一見すると登れなさそうですが、背後には緩めの地点があります。とは言っても手足を使わなきゃなりませんが。三点確保を意識して駐車場に帰還。大きさで言えばフィッシュリバーキャニオンと比べ物になりませんが、谷底からの風景は迫力があっていい景色です。

GoogleMapで見ると分かりますが、平らな砂漠が不思議なほど綺麗に凹んでいます。折角ここまで来たら訪れるのもアリですね。若干のしょぼさは否めませんが。

 

さて、セスリムキャニオンを見たので夕食を作りにキャンプ場へ戻ります……が、なんか車内に甘ったるい匂いが漂い始めました。

・・・・・・?? ヤバい匂いではないのでスルーしたもののどう考えてもおかしい……。車を止めて鼻を頼りに匂いのありかを探したら、
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うわーーー!やってしまった!!

オレンジジュースのパックが破裂してる!
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どうやらガタガタ道で揺すられる内に押しつぶされたようです。OMG

溢れたジュースでトランクがオレンジジュースだらけに。しかもトランクの下に収納されているスペアタイヤ入れ場にジュースが溜まっているではないですか……。

慌ててトイレットペーパーでジュースを拭き取りなんとか(見た目は)元通りになりました。

対策として食品類はスペアタイヤの横に入れる事にしました。スペアタイヤは固定されているので潰される心配はないのでね。まさか車関連の初トラブルがオレンジジュース破裂とはなぁ。この程度で済んで良かったと思おう。

 

そんなトラブルはあったものの無事にキャンプ場へ戻ってきました。が、今度は車が動かない………あれ、止まった!?
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うおおおおスタックしてる!

むむむ……これはどうする。取り敢えず押すか!という事で、一人が運転して二人かがりで押したらあっさり抜け出せました。キャンプ場内で良かった……。

しかし高い金(約3000円)払って泊まってるんだから砂くらいさらってくれよな。昼間はともかく夜間にスタックしたらキャンプ場内とはいえ面倒臭そう。

 

と、言う訳でキャンプサイトに到着。5kmの移動なのにやけに色々あった……。

日没までまだ3時間あるので夕食を作ります。
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昨日のキャンプ場より数段しょぼいかまどで調理。
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とにかく切った野菜とソーセージ入れて、かまどに薪と炭を次々に投入する。昨晩は戦力(練炭)の逐次投入で火力不足に陥ったのでね。

待つこと3分。

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うむ!完璧に沸騰した!!やはり火力は正義。

 そのまま15分ほどグツグツ煮て完成。トマトポトフっぽい一品。
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見た目は悲惨ですが味はそこそこ美味い。普通に食えます。
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ささっと腹ごしらえをしたら時刻は既に午後5時です。夕陽を見るため昼間訪れたDUNE45に向かいます。
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西に向かっているので始めは砂丘の影側しか見えなかったのですが、横まで来たら驚きました。
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陽と影がクッキリ分かれています。昼間の平面的な雰囲気と大違い。
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このTHE砂漠という風景。素晴らしいですね。稜線が頂点までにヒュルッとカーブしているのも良い。それにしても高さはどれくらいあるのか。1000m以上あるようにも100mくらいのようにも思えます。現実を見ているはずなのに虚構のようです。

ちなみにこの砂丘は立ち入り禁止でした。

 

こんな感じで幾つかの砂丘を撮りつつDUNE45に到着。見れば分かるのですが、人が歩くと足跡でなんか汚くなってしまいます。だからさっきの砂丘は立ち入り禁止なのでしょう。
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さて……あと30分で日没なので登り始めます。
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相変わらずつらい。景色は最高でもこればっかりはつらい。

 

登ってる途中に気が付いたのですが、昼間と違って斜面に砂紋があります。

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夕方に吹く砂漠特有の風が描いたのでしょう。昼間は無風だったので無かったのかも。
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もしくは昼は真上から太陽が照るので気が付かなかったという可能性もあります。

 

それにしても、いや~いいですねぇ。砂紋。見渡す限りに続いている光景は一見の価値ありです。写真映えするのでおもわず3枚も載せてしまった。
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砂紋を撮りつつ頂上に到着。舞い散る砂が分かると思います。それくらい風が強い。
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東を見渡すと舞い散った砂で地上付近が霞んでいるのがよく分かります。
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でも体が吹き飛ばされるレベルの暴風ではありません。むしろ砂漠の赤い風が体に当たって涼しい。気持ちが良い。
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これほど壮大な風景の中で夕陽を見る機会も中々ありません。風に当たりつつ佇んでいると、じきに砂塵で輪郭がぼけた太陽が沈みました。

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砂塵のせいか地平線も曖昧ですが、上を見上げると雲一つない透き通った空が広がっています。

ところでこの夕陽を見届けた人が10人くらいいましたが、全員日本人だったのです。欧米系の旅行者は夕陽に興味が無いのでしょうかね。もしくは日本人が飛びぬけて太陽に興味があるとかかな……。
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下山を終えた頃には空が一面見たこともないヴァイオレット色に染まりました。日本だと夕陽の後の空は暗い青になると思うんですが、全く違います。砂塵が影響していることは間違いないと思うんですが、謎です。

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砂漠は昼夜問わずはっきりくっきりした風景ばかりの場所だと思っていましたが、黄昏時だけは曖昧でぼやけた風景になるのですね。

もう少しだけでもここにいたい……!でも、しばらくすると急速に暗くなって足元すら覚束なくなる事を、私たちはこれまでの数日で学びました。車に乗りこんで一路キャンプへ。

 

最後の方は真っ暗だったものの舗装路なのでなんとか帰還。既に夕食は食べているのでシャワーを浴びて8時には就寝しました。

翌朝は早起きして最深部にあるデットフレイに行きます。

 

つづく

 

 

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