転がる五円玉

新米社会人のみたままを書こうと思います。旅行・アイマスなど

秋の長崎旅行 2018 3日目 丸出山堡塁と九十九島

風邪は悪化も回復もせず朝を迎えました。足は動くし食欲はあるものの咳が止まらない。普段だったら寝るけど旅行先なので当然外出します。本日は夜に東京まで戻るので実質半日の行動ですね。

 

最初に行くのは丸出山堡塁です。堡塁とは陸地を守る陣地のことです。日本軍では砲台は外を攻撃するため、堡塁は内を守るため、と使い分けていたようです。

丸出山堡塁は佐世保港を守っていました。明治34年竣工なので100年以上前の建築物ですが、保存状態がよく眺めも良いらしいので行ってみました。

 

宿から車を走らせること10分、車一台がやっと通れる細道を登ります。丸出山堡塁は観光地化されておらず、山中の一軒家の私有地にあるため、そこらの林道と変わりない細道しかないのです。

FITでどうにか一軒家の近くまで来れました。ここからは徒歩で行きます。

 

看板に従い畑の横を歩いていきます。いい天気だぁ。
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登った先に突然石造りの建物が見えてきました。

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これが丸出山堡塁の装甲観測所です。かなり頑丈な造りになっているためか、綺麗に残っています。築117年とは思えないです。

上には装甲掩蓋がほぼ完璧に残されています。石造りの土台と違って鋼鉄製の掩蓋が残されている事は驚嘆に値します。というか初めて見ました。
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中に入って隙間から外をみると九十九島がよく見えました。80年前もこのように外を眺めていた兵士がいたことでしょう。ちょっと感慨深い。
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鋼鉄製とはいえ流石に年月を経て錆び付いています。このように残されている状況もあと10年足らずではないでしょうか。
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これが装甲観測所です。堡塁は「観測」して「砲撃」する場所なので、観測所だけではなく砲座も必要です。

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観測所の情報を元に山なりに撃つシステムになっていました。

個人宅の裏手と、さらに南西の山に砲座があるようです。個人宅裏の方はちょっと気が引けたので南西の山にある方へ行ってみます。

先ほどの観測所とは打って変わって荒れた道を進みます。まぁ、スニーカーでも十分進めます。
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しかし、藪は段々と濃くなってきまして……うーん、これは辛い!もはや道の体を成していません。藪装備ならともかく普通の観光客が来るところじゃないwwww

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でも折角来たんだし。と思って先に進むと藪の中に門塀が現れました。
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おぉ……なんか古代遺跡を発見したかのようです。

門を通ってさらに進むと藪に覆われつつある建物を発見しました。
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かなり凄まじい状況です。おそらく太平洋戦争終了まで使われていたのでしょうが、わずか70年で「遺跡感」を醸し出しています。
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基本構造は観測所とほぼ一緒のようですね。中に入れそうでしたが流石に勇気がなかったです。
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見れば見るほどすごい……。藪を取り払って整備すればかなり大規模な遺構が発掘されるのでしょうが、この藪だらけの様子も趣があって良いですね。

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門〜砲座の少しの間だけ藪が薄かったのでかろうじて写真は撮れましたが、周囲は濃い藪に囲まれていたためこれ以上の進撃は断念しました。それにしても10月でこれなのに、夏場に来たらどうなっていることやら。

遺構の残存状況は非常に良好なので割とおススメです。観測所の方は足元もしっかりしているし眺めもいいので。でも砲座は普通の観光客が行くところではないです。遺跡の発見感を味わいたい人にはおすすめですが。

 

丸出山堡塁を後にして佐世保市街に向かいます。堡塁でガサガサやっているうちにお昼になったので、佐世保バーガーを食べることにしました。

向かった先は「ログキッド」という店です。有名店のようで30分ほど待ちました。
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普通に美味い。パン肉野菜の調和が取れており、「パン+肉+野菜」ではなく「ハンバーガー」として一つの料理になっています。この値段でこの美味さはは素晴らしいですね。佐世保に住んでいたらリピーター不可避。

 

佐世保といえば海軍というように港には自衛隊と米軍の基地があります。自衛隊基地では休日に護衛艦公開をしているようなので行ってみました。

写真の船は護衛艦「さわぎり」です。1988年進水の中々年季が入った船ですが、ソマリア沖に2回も行っている歴戦艦でもあります。
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内部公開もしています。
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休日に毎回公開しているのは羨ましいですねぇ。まぁ3回も行ったら飽きそうですが。

自衛隊基地からは米軍の揚陸艦グリーンベイ」が見えます。マストがつるつるなのですぐに分かりますね。
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見学を終えて適当に街の方に行きます。佐世保は人口25万人のそこそこの規模の地方都市であり、そのため中心街の商店街は割と賑わっていました。
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ただし、この賑わいはイオンモールが無いからであるような気もします。長崎県は山がちなせいか大規模なショッピングモールがほとんどありません(俺調べ)。こういう光景を見ていると、土浦や水戸も昔はこんな感じで賑わっていたのかな……と少し寂しくなりました。

 

さて、そろそろ長崎空港へ戻る時間になりました。穏やかな大村湾を眺めながら国道34号を南下していきます。長崎県は海と陸が激しく入り組んでいる地形のせいで、海との距離が非常に近いですね。実際に3日間の観光で海と関係していない所は殆どありませんでした。

この独特の風土ゆえに関東とは全く違う光景が至る所に存在します。適度な異国風情もあって国内の旅行先としては申し分ない場所でした。

 

なお家に帰って熱を測ったらこの通り。
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不覚……!これからは旅行前はいつも以上に体調に気をつけなければ!!