ナミビア でレンタカー旅行 その21 ~さらばナミビア!カプリビ回廊を越えろ~
もうマジでクーラー最高!!!
冷風の下12時間寝て体調は完璧です!寝起きがこんなに気持ちいいとは!!やっぱりテント泊だと体力の8割くらいしか回復しないのですよ~……。
本日の朝食会場は屋外です。
内容はまぁ普通。
でも、柔らかい朝日を浴びながらゆっくりと朝食を摂れる環境が素晴らしい。普段は車に座って食パンとチーズとジュースだけでしたからね・・・・・・。サツバツ!
できるならもう2泊くらいしたかったのですが、実はこの旅行も終盤なのです。明日中にはナミビアを出てボツワナのカサネまで行かなくてはなりません。その距離900km!ダートだと厳しいですが、今回は全線に渡って舗装されたB8国道だからなんとかなるでしょう。
それより興味深いのがB8号線が通る地域です。
(出典:Wikipedia)
見ての通り、B8国道はナミビア北東の腕のように伸びた地域(カプリビ回廊)を貫いています。地理オタには有名ですね。ドイツとイギリスの取引によって生まれたこの地域、詳しい歴史は下記サイトを参照。
なお、20年ほど前まで独立闘争があったり、サイやゾウの密漁が多発していたりとナミビアにしては物騒な地帯でもあります(とはいえ外務省危険レベルではレベル1)。
そういう訳で、ちょっと注意しつつB8国道を駆け抜けて行きます!
めちゃくちゃ舗装状態の良い国道を時速150kmで爆走。ナミビア最後のキャンプ地に向かいます。
だんだん熱帯に近づいていたので木々が大きくなっていますね~。
そして15時頃にオカバンゴ川沿いのPopa Fall Campに到着!いや~途中に見るものないと早いのなんの。
このキャンプ場もナミビア国営なので安心安全です。値段は140NAD。エトーシャより安い。
芝生の上にいつも通りテントを張ってからPopa Fall(ポパの滝)に行ってみます。
あっ、あれかぁ。
……。いやー、まぁ、サバンナの中にある滝なんてこんなものでしょう。
ちなみに、このオカバンゴ川は海まで到達しない、いわゆる内陸河川です。この先で世界最大の内陸デルタであるオカバンゴ・デルタを形成しており、ありとあらゆる野生動物がいるボツワナ最大の観光地になっています。
多分エトーシャより10倍有名なレベル。もう一週間時間があれば私たちも行っていましたねぇ。
本当ならPopa Fallを見ながらナミビアの思い出でも語らいたい所ですが、、、暑い!ここも恐ろしく暑い!!
外にいると日陰でもクラクラするような灼熱なのです。流石に3時間ほどキャンプ場のクーラーが入っているレストランで涼みました。
さて、夕方になり気温も落ち着いたので夕食を支度をします。
・・・!?
マッチが溶けてる……。どんだけ暑かったんだ??
実はキャンプ場で夕食を作るのは今回が最後です。このため全ての食材、燃料、資材を惜しみなく投入します。
バチバチバチバチッ!っと凄い音を立てながら燃え盛る炭。
溶鉱炉っぽい……。
炭だけではなく薪も投入してガンガン熱を加えます。
↑ ドゴゴゴゴゴという音を立てながら沸騰する鍋。
5分もすると普段の半分くらいの時間で沸騰して料理が完成しました。
まぁ・・・・・・見た目と味はお察し。ついぞ料理の質は改善されませんでしたねぇ。ちなみにかかっているのはレトルトカレーです。
食べ終わったらマッチを箱ごと燃やすなどして資材整理。
なお、ここまで使ってきた鍋と囲いはキャンプ場に捨てていきました(了承済み)。
そういう訳で、内容はともかく見た目は豪勢な最後のキャンプ飯を終えました。食材が散乱していた車内も大分スッキリして満足。夜には気温もだいぶ落ち着いたので就寝。
~~~~~~~翌朝~~~~~~~
朝6時に起床。さて……本日はナミビアを出てボツワナのカサネに向かいます。
最早手慣れた感じで撤収をしてから昨日と同じB8国道を東へ。まずはオカバンゴ川を渡ります。
上の写真だけ見ると日本っぽくも感じます。風景が近い。
昼頃にはカティマ・ムリロというアンゴラ国境沿いの街で昼食。
こんな田舎町にKFC!?パチモンでは??と思ったら本物のKFCでした。
ちなみに、この辺りの街はこれまでのナミビアと違ってアフリカっぽい街です。なんだか人が多くて、騒々しくて、活気はあるけど、汚い。砂漠を超えたことをここでも実感します。
なんて事を言っていると、遂に着きました。ナミビア国境です。
イミグレの建物は結構まとも。
ナミビア入国側の建物に行ってしまうというトラブルはありましたが、無事に出国完了。
ボツワナとの緩衝地帯を車で越えて、、、
駐車場に巨大なバオバブの樹があるボツワナ側のイミグレに着きました。
この木がまためちゃくちゃデカい!!入国していきなりこれはインパクトありますねぇ~。
イミグレはナミビアより若干しょぼい平屋建てです。
日本国民なので問題なく入国できました。
ただ、税関はやや厳しかった印象。野生動物の密猟が多い地域だからでしょう。
また、肉類を始めとする食品も税関で細かくチェックされます。実は昨晩で食材を使い切ったのはこれを見越した行動だったのです。
さらに、特徴的だったのがこれです。
無料コンドーム。
実はボツワナはHIV蔓延率が世界最高レベルなのです。まぁ普通に旅行していれば大丈夫ではありますが。
さて、そういう訳で三カ国目となるボツワナに入国。まずは世界一ゾウの密度が高いと言われるチョベ国立公園へ向かいます。
つづく
harimayatokubei.hatenablog.com