転がる五円玉 ~旅と城と山~

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ナミビア でレンタカー旅行 その22 ~ボツワナ・カサネで旅の疲れを癒やす回~

遂に広大なナミビアを出てボツワナに到着!よっしゃ~ようやく3カ国目に着いたぜ!!

まぁでも景色はほとんど変わりませんし、言葉も相変わらず英語です。
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まずはボツワナ北部の拠点都市であるカサネに向かうのですが、この道が実に興味深い。なんと、世界一ゾウの密度が濃いチョベ国立公園の中を通っているのです。

そのため、道端には「ゾウに注意」の看板があります。

いや〜野生のゾウに遭ったら危険だというし、出くわさない方がいいよなぁ〜。でも折角だし出てきてくれるとネタ的にも面白いよなぁ〜。

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が、特に何事もなく国境から1時間ほどでカサネに到着しました。まぁ……何事もないのは良いことです。
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この街はチョベ国立公園への門前町的な発展を遂げたせいか、観光客が多く小綺麗な雰囲気です。建物の間に木々が多くて不思議な雰囲気。

今日のお宿はカサネ市街の西はじにあるチョベ・サファリ・ロッジです。
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ロビーは瀟洒な雰囲気。それもそのはず、ここは1泊2万円はする四つ星高級ホテルなのです!
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が、貧乏な我々がそんな所に泊まれるはずもなく……今回は宿併設のキャンプサイトに泊まります。それでも1人1泊315プラ(1プラ=11円)なので3500円!!高い!欧米系の金持ちばっかりが集まる街は物価も高い……。ちなみにカード使えます。

 

チェックインを終えてサイトに設営しました。日差しが遮られるので普通に雰囲気の良いキャンプサイトです。

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さて、テントも張ったし街をブラつきますか。とはいっても、街自体には特に観光地はありません。目的は明日のサファリツアー探しです。さっき宿のレセプションで聞いたら1人350プラでしたが、街を探せばもっと安い所があるはずです。

 

最初に見つけたのが宿から徒歩1分の所にあったこちら。
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……しょぼい!

いやこれはしょぼすぎる。いくらアフリカと言っても建物くらいはあってもいい気がするのだが!?金を渡したらそのままトンズラされそうな雰囲気さえある。

でも一応値段を聞いてみます。

 ・・・・・・

ほう、1人300プラですか。

 ・・・・・・

これは思ったよりまともな値段が出てきました。330プラだったら「あまり変わらないから宿でいいや」、250プラだったら「安すぎてヤバい」となっていたのですが、300プラか……。

受付のおばさんもしつこくないし、「これは大丈夫」と私の直感で判断。明朝6時にこのビル(←聞き間違えじゃなければ確かにこう言った!)に集合で支払いはその時でいいとのこと。

 

少々不安ですが、なにはともあれツアーも確保したのでミッション完了。アフリカおなじみの日本の中古車を鑑賞しながら宿に戻ります。
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ボツワナはアフリカにしては経済状況が良いため車も綺麗ですね。

 

テントサイトに戻ってみると、鹿っぽい生き物がいました。
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おおお……確かに地球の歩き方にも「街中に野生動物が出る」と書いてありますが、テントサイトに出没するとは少々驚きです。

なお、上の鹿っぽい生き物はディクディクという草食動物。良い毛並みですね。

 

で、鹿の写真を撮っていたら脇からガサゴソ音がし始めました。
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!!!

次はイボイノシシ!

 

さらに、柵の下をよくよく見ると穴を掘っている小動物がいます。
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ミーアキャットです。

いや~~~本当に野生動物ばっかり。これはすごい宿に泊まっているぞ。

 

宿の廊下も猿だらけです。
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宿のプール際でくつろいでいると、ここにもイボイノシシが来ました。
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日本でイノシシを見かけたら即通報ものですが、ここではのんびりしていますねぇ。実際スタッフも慣れ切っているような感じ。

 

徐々に日が暮れて良い感じの雰囲気になってきました。気温も30℃くらいで今までに比べたらかなり快適です。
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川岸からチョベ川を眺めます。地味ですが、実はボツワナとナミビアの国境です。
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とはいえ国境を意識するものは何もなく、水がとうとうと流れているだけです。多くの川が流れる湿地帯を象徴するかのような光景。やはり水があると癒やされますねぇ。

 

さてさて、日も暮れたし夕食です。今日は300プラ(=3300円)もする宿のビュッフェに突撃!
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美味い!

ここ数週間は単純で単調な味ばっかりだったので、複雑な味で脳みそがビンビンに喜んでいます。ラインナップにはフライドポテトやステーキなど普通のものもありますが、面白いのがクーズーの肉です。

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(Wikipediaより)

面白半分で食べてみたら、味は固い牛という感じでした。まぁウシ科の動物なので当然ですが。わざわざ食べるほどのものでもなかったかな?

 

ちなみに、なぜ今日の夕食をわざわざビュッフェにしたかというと、実は今日が最後のキャンプであり、しかも明日の昼には車を返却するからです。キャンプ的には最後の晩餐。無事に南アフリカ・ナミビア・ボツワナを駆け抜けられたことに乾杯!

 

そんなこんなで、2時間ほど食べ続けたら完全に腹一杯になったのテントで就寝します。

川沿いだからか涼しくて寝心地がいい・・・・・・のですが、やはり野生動物はちょっと心配かも?まぁ他の旅行者もいるので大丈夫でしょう。

 

つづく

 

harimayatokubei.hatenablog.com