南アフリカでレンタカー旅行 その0 ~ケープタウン上陸
2019年3月……一人ローマ旅行を終えた私は次の目的地に向かった……。
そう、この方向は……アフリカ!!
6年間の学生生活を締めくくる旅行が始まるのであった。
~~~~~~~~~~~~~~~
さて、今回私が乗っているのはエチオピア航空。アフリカ東部にあるアディスアベバをハブにするアフリカ随一の航空会社です。世界中に飛行機を飛ばしていて、実は日本にも来ていたりします。
ローマ→アディスアベバ便は夜発朝着という理想的なスケジュールです。クソ不味い機内食に絶望するなど色々ありましたが、定刻でアディスアベバに到着しました。
降りた瞬間に漂う土の匂い。アフリカです。
しかし、この空港内は正直言ってアフリカ感が殆どありません。アジアの新興国という感じ。
このようにそこそこ快適なアディスアベバ空港でトランジットをして、ケープタウン行きの便に搭乗します。
するといきなりCAが消毒剤?を機内に撒き始めました。
これはちょっと驚き。マラリア防止だと思われます。
ぼけーっとしている間に緑色の大地は徐々に乾燥し始め……南アフリカの大都市ケープタウンに到着しました。
流石にケープタウン国際空港はアフリカを代表する経済大国の空港だけあって綺麗です。日本の空港と変わらないくらい。
が、しかし右を向くと見覚えのない飛行機が留まっているのが目に付きます。
これは、まさか、アンゴラ航空!?うむむ、これまでの旅行では欠片も出てこなかった国です。
ちなみに南半球に来るのも初だったりします。今までの人生最南端はシンガポールだったので南方向は大幅に更新しましたね。
それはさておき入国審査を通過しなければなりません。Foreignerの列に並んでいると、2人前の中国人が質問攻めになった挙句別室送りになったではないですか!!これはビビる。
いよいよ私の番です。
ハロー!今回は旅行?
そうです。レンタカーでビクトリアの滝に行ってヨハネスブルクから帰る。
いつ帰るの?
3週間後
ヨハネスブルクは危険な街だって知ってる?
(無言でうなずく)
Good!Be carefull!!
スタンプバーン!!
おぉ……流石世界最強のパスポート!ものの1分で通過しました。本当に日本人で良かったと心の底から思う瞬間です。
(ちなみに、これまでの入国審査で1分以上かかったのは北朝鮮だけだったりする)
入国審査先のターンテーブルで荷物を受け取り、ATMで金を下ろして、いざケープタウンへ!!と、行きたい所ですが、ここで一旦深呼吸。ここから先は一般人もいる区画です。
最近は空港で狙いを定め、街まで追跡して一人になった瞬間に襲う、という強烈な犯罪もあるらしい。このため、荷物を受け取った場所で今後の行動を整理します。
乗るバスから降りるバス停まで、そしてホテルまでの道筋を確認。…………よし、行けるな。
そしていよいよ南アフリカへの一歩を踏み出しました。
う~む、なんというか空港内は拍子抜けするほど普通の雰囲気です。
東南アジアなら客引きがワンサカいますが、全然そんな事はありません。日本の地方空港っぽい。
「BUS」と書かれた看板に沿って歩いていくと確かにバス停がありました。
思ったよりデカいな!!改札まであるし最早普通の駅だろこりゃ。
ケープタウンのバスはMiCityという名前で、MyconnectカードというSuicaのような物で乗降します。財布をいちいち出さなくていいのは好ポイント。どうやらワールドカップの時に気合を入れて整備したらしい。
この辺まではサッとスマホを出してサッと撮影してしまっていいたのですが、改札内は流石に安全だろうと思うのでポケGOを起動してみると、
おお~アフリカ限定のトロピウスがいますね。ただ、スマホを出してウロウロできるほど治安が良くないので捕獲は断念……。
そうこうしているとバスが来ました。ごく普通に綺麗です。
10人ほどを乗せて発車。
空港を出て3分後、窓の外に見えるのはスラムでしょうか。
これは本気度が高い。空港近くはスラムになるのは良く聞く話ですが、ここまで広いのは驚きです。視界いっぱいに広がってます。
片側3車線の高速道路にはベンツやBMWも走ってるのですがね……。こういう格差が凄まじい国は治安も悪いので気を引き締めていきます。
20分ほど乗っていると高層ビル群が近づいてきました。ケープタウンのCBDです。
Civic Centreに到着。ここも改札内なので安全です。ホームまで設定されていて鉄道の駅っぽい。
ここから宿に行くのですが、最寄りのバス停に改札などありません。
乗り換えたバスに乗ること5分、そろそろ降りるバス停です。人が多そうで治安は問題なさそう……か?
そしてバスを降りて全速で早歩きをすること30秒、無事に宿に着きました。あぁ、緊張した。www.91loop.co.za
今回泊る宿「91Loop」は非常に評判が良いのでチョイスしました。実際に泊まってみると、荷物入れは鍵付き、シャワーはドミトリーごとに完備、WIFI高速と素晴らしい宿です。6人ドミトリーで一泊1800円と少々高いものの、かなりおすすめ。
時刻はまだ午後4時。明るいので街歩きもできそうですが、日没も近いのでやめます。これからはネット皆無の世界に突入するので、今日はネット三昧じゃい!!
↑ネット三昧でやったことの一例
6時間ほど思う存分遊んで10時ころには就寝しました。気温も快適だし最高!
翌朝は宿で朝食を食べてゆっくりして予定を確認。まずは空港に戻って日本から来た友人と合流、そしてレンタカーを借りて東にあるヘルマナスの宿まで行きます。
時間の都合上ケープタウン 観光は無し!うーむ、今から考えるとちょっと勿体なかったような気もする……。
11時くらいに宿を出てまずはバス停へ。陽がサンサンと照っている通りは普通に歩く分には問題なさそうなので5分ほど歩きました。
大通りのバス停なので改札があって安心。ケープタウンはヤバい!というイメージが先行しましたが、場所を見極めれば大丈夫ですね。ただ、道路上でスマホを使うのはやめた方がいいかもしれません。
バスに乗って再びCivic Centreへ。一応街の中心部なのに全く人がいないですね。
まさか治安が悪すぎるから!?……と思いましたが多分暑すぎるからです。現在の気温は31℃。北半球から来たばっかりなのでちょっと堪える気温です。
バスに乗ること20分。ケープタウン国際空港に1日ぶりに戻ってきました。ちなみに、空港至近のホテルに泊まるという案もあったのですが、一泊15000円という驚愕プライスだったので街中まで行ったのです。
東京→香港→ヨハネスブルグ→ケープタウンと20時間かけて到着した友人2名と無事に合流。フードコートで昼飯を食べて、レンタカー屋に向かいます。
治安が心配で写真があまりありませんでしたが、プロローグはこんな感じで。さて、次回からはいよいよレンタカーでアフリカの大地を駆け出します。
つづく