カシャーン市内観光 テヘランへ 3/2
カシャーン二日目です!
宿の朝食はここもシンプルでおいしい。
カシャーンには世界遺産もあるのですが、「ぶっちゃけ庭園なんて興味ねぇ・・・」という意見で同行人と一致したので今日は市内をうろうろしてテヘランに向かうことにしました。
①二階建てのモスク(Agha Bozorg mosque)
昨日、城の城壁から見えたモスクです。一見ごく普通のモスクなんですが、中に入ると、中庭が一階分くり貫かれている構造になっています。
18世紀に作られたもので意外と歴史があります。
こういう段差に柵がないのはイラン的ですね。危険だけど景観としては柵はいらない。
礼拝堂の装飾はシンプルですが相変わらず美しいですね。
さて、実は所持金が乏しくなってきたので両替をしなければいけません。とりあえずモスクを出て、たむろしているおじいさん達に両替商はどこにる?と聞くと急にザワザワし始めて「今日は休日だから両替は閉まってるぞ!」と言われました。
・・・・・・・マジ?
「太鼓の音が聞こえるだろう?これは死者を悼んでいるんだ」と言われ耳をすますとドンドコドンドコという音が聞こえてきます。
(後で調べたらファーテメ・ザフラー殉教日という日だったようです。)
祝祭日 | イラン - 中東 - 国・地域別に見る - ジェトロ
オロオロしていたら英語が話せるおじさんが通訳をしてくれて、昨日のレートで両替してもらえることになりました!
本当にありがたい限りです。結果的に1ドル=37000レアルで50ドル分両替してもらいました。
両替してくれたおじさん達。「こんな休日はクレイジーなんだよ・・・」と言っていましたw
右の顔を覆った若者はアフガニスタン出身のようです。
街の大通りに出ると確かにいつもと雰囲気が大きく違ってます。
うーん、これは祭りですわぁ。しばらくは面白くて見ていたのですが飽きたので市内散歩を続行します。
バーザールは整備されていて半円状のドームが連なっている独特の風景です。
休日だから誰もいねぇ!!
たまたま見つけたモスクに入ってみました。
凄まじい装飾です!光が鏡で反射してギラギラしています。
絨毯敷きの礼拝室もありました。
②イマーム・モスク
バーザール近くにあるモスクです。線対称になっている庭園が特徴的です。
それ以外は特筆することはありませんでした・・・。
昼過ぎになったので、宿に戻って荷物を取りタクシーでバスターミナルへ行きます。ちなみにバスが動いていることは宿の主人に聞いておきました。
カシャーンからテヘランまでは30分に1本程度のバスが出ています。何事も無くチケットを購入できました。
カシャーン→テヘラン180000リアル
配布されたお菓子とジュースです。無料でした。
途中でコムという街を経由してテヘランの南バスターミナルに着きました。恒例の客引きが待っていますが、適当にあしらって地下鉄に向かいます。
凄い!一気に近代的になりました。人も凄く多いですね。ラッシュ時の山手線のような混み具合です。
本日の宿はテヘランホステルです。歩き方には載っていません。8人ドミで一泊14ドルでした。新しいし、なにより従業員が非常に親切です。洗濯物を預けたら洗濯から乾燥まで全部やってくれた程度には親切でした。
Tehran Hostel – Family-run hostel near city center
夕食は宿の周辺にまったくレストランがなかったのでホットドックです。
フォントまでジョジョっぽくて笑うノンアルビール。
この日は宿のシャワーが熱くて快適でした!WIFIも快適だし本当にいい宿です~。
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つづく
エスファハーンからカシャーンへ ナタンツ観光と謎の構造物 3/1
起きたら気分は結構すっきりしていたので、今日は移動日とします。
いくつか候補地はあったのですがナタンズという町を通ってカシャーンへ行くことになりました。
ナタンズへはバスが出ているかすら分からないのですが、とりあえず北バスターミナルへ行きます。
市内バスで20分くらいで着きます。
ナタンズ行きは電光掲示板にはないものの、カウンターの人に聞くとカシャーン行きのバスに乗れば途中で降ろしてくれるようです。
二時間後、75000リアル払ったバスはナタンツ近くの道路で停車しました。その後は待機していた4人の乗り合いタクシーが10000リアルでナタンツ中心部まで運んでくれます。
ナタンツには一体何があるのか全くリサーチしていなかったのですがモスクがあるようなので行ってもらいました。
エスファハーンとは違って非常に素朴な雰囲気のモスクです。
100000リアルという中々なお値段でしたが入ってみることにしました。
内部の装飾も非常に簡素です。というか漆喰しかない。
それでも一般的な教会と違って非常に複雑な形をしていることが良く分かります。
表はタイル張りの装飾ですが、序々に崩れ始めています。
派手さは皆無ですが、こぢんまりとした「地域の信仰拠点」という雰囲気は中々に乙でした。こうした地味なモスクも良いですね。
近くにはゾロアスター教の神殿の遺跡もありました。
町近くの山には神殿のような建物も。
ナタンズには他にも見所があるようですが、モスクで満足したのでカシャーンへ向かいます。エスファハーンと違って田舎町なので空気も非常に綺麗でした。とはいえ何泊もするほど魅力のある町でもなかったですね・・。
モスクの管理人にバスについて尋ねると、夕方までない、との返事。300000リアルでタクシーでカシャーンまで送ってくれるようなのでタクシーに乗ることにしました。
若干でこぼこした道を100km/hで飛ばします。
2時間ほどでカシャーンに着きました。カシャーンのホテルはエスファハーンの宿で事前に押さえておいたので、運転手に言って近くまで行ってもらいます。
本日の宿はSadeghi House。豪邸を改装した宿です。3人ドミトリーで一泊12ドル
宿の近くに城壁?みたいなものが見えたので行ってみました。
・・・?なにこれ???
(この時点では謎だったのですが、冷水を貯水するところのようです。)
大変面白いですねぇ。表面を整えているということは観光地化する予定なんでしょうか。
城壁は普通の城壁です。GoogleMapで見ると見事な円形の城塞です。
城の中にも例のものがありました。崩れゆく城壁が諸行無常を感じます。
城壁には登れたので登ってみました。
結構良い景色ですね!カシャーンは典型的なイランの街という感じです。
陽が傾いてきたのでこの日はこれで観光終了です。宿付近にレストランがあったので行ってみました。
頼んだのはこちらのご飯。一枚40000リアル。
なお味は最悪でした。洗剤のような味が口いっぱいに広がり半分も食べられずにギブアップ。
コーラで口直しをしつつ宿でネットサーフィンをして就寝しました。しかし、イランのネットは遅いですね・・。
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つづく