エスファハーン観光2 ジョルファー地区の教会 2/28
イラン二日目です。13時間爆睡しまして9時に起床しました。
宿の朝食はそこそこ美味しかったですね。薄いパンもバターやチーズにつければ普通に食べれました。
しかし体調が悪い!頭がどよ~んとしています。風邪ではないけれどこのまま無茶すれば確実に風邪を引くくらいの体調です。
本当は今日の夜に夜行バスでシーラーズへ行こうと思ったのですが、体調を慮って断念。残念ですが、今回は諦めましょう。
まずは10時くらいに宿をチェックアウトして別の宿に行きます。ハキーム・ホテルの主人はいい人だったのですが無理やり泊めさせられた感があったので一泊で出ました。
次の宿は地球の歩き方にも載っているアミールキャビールという宿に行きました。
ツインで一泊25ドルです。少し安くなったのはいいものの、シャワーは狭く汚く部屋もそんなに良いとは思えないのが残念でした。
ちょっと休憩して昼くらいに観光に出発します。イマーム広場の居心地が非常に良かったので今日もまずはイマーム広場へ。
写真はイマーム広場のロトフォッラーの反対側にあるアーリーガーブ宮殿です。
なんか今すぐにでも折れそうなんですが大丈夫なんでしょうか。音楽堂やらテラスからの景色が有名なようですが、肝心のテラスが工事中で入れないようなのでスキップです。
30分ほど広場でだらだらしました。
イマーム広場の横には普通の公園があります。
公園でチェスをするおじさん達
絵に描いたような平和さです。気温も18度くらいで歩いていても寒くもなんともありませんでした。
まともに観光するため、市内南部にあるジョルファー地区に向かいます。
ここはサファーヴィー朝のアッバース一世が国際貿易で活躍するアルメニア人を居住区として設定した地域です。一般的にイスラム革命後はイスラム教以外の信仰は許されてきませんでしたがここだけは例外のようです。
そのためこの地区にはアルメニア正教会の教会が集中してあります。今回はその中で最も有名なヴァーンク教会に行きました。
ヴァーンク教会 200000リアル
ドームだけ見るとモスクというよりはロシアの教会っぽい形をしています。値段はエスファハーンの標準的な観光地価格ですね。
あまり期待はしていませんでしたが中に入ると昨日のモスクに負けず劣らずの豪華な装飾でした。
全体的に金色が多い印象です。また、モスクはドーム縁の窓からの光を重視している印象ですが、教会は中央のステンドグラスが非常に目立ちます。
顔から羽が生えてる天使はイスタンブールのアヤソフィアでも見ました。
教会の礼拝堂の外には資料館も展示ありました。あったのは主に聖書の写本です。
この写本は12世紀に作られたもののようです。
挿絵もユーモラスですね。ハリーポッターに出てくる羊皮紙とはこんな感じなのでしょう。
教会を一時間ほどで見学をしてジョルファー地区の広場まで行きました。
なんの変哲もない広場でした・・・。
このあたりで体調がいよいよ悪くなってきたので宿に戻りました。ジョルファー地区から宿まではバスで30分ほどかかりました。
市内中央を流れるザーヤンデ川は完全に干上がっています。水溜りっぽいのはいくつかありますが・・・大河の面影はありません。水資源について考えさせられます。
14時過ぎに宿に戻ったら体調不良でバタンキュー。
4時間ほど昼寝して夕食です。
ピザですね!体調が悪いときは食べなれているものに限ります。110000リアル(=330円)でした。
宿の近くの売店では金魚も売られていました。
この日は体調が悪すぎたのでさっさとシャワーを浴びて横になります。21時には完全に就寝しました・・・。
harimayatokubei.hatenablog.com
つづく
エスファハーン観光 イマーム広場の繊細を極めた建築 2/27
昼寝から目覚めて観光に出ます・・・しかし、2人で行くはずが同行人が体調を崩したため今回は一人で行くことに。
街角も完全に中東です。車が多いですね。
5分ほどでイマーム広場に着きました。
すごーい!広ーい!!
思ったよりも広いです。皇居外苑くらいの規模感があります。この時期は観光地というよりは地元の方々の憩いの場としての役割が強いのでしょうか、地元の人でいっぱいです。
広場は今では水路や噴水が設置されていますが、昔は古代ローマの競技場のような平坦な砂地だったようです。
とりあえず最初のモスクに行きました。
マスジェデ・シェイフ・ロトフォッラー 200000リアル
エマーム広場の東側に見えるドームが王族専用モスクのシェイフ・ロトフォッラーです。
民衆には公開されていなかったため、大人数を収容するための中庭やコーランを読み上げるためのミナレットは存在しません。
そのため通路を通るといきなりドームが現れます。
いや・・・・・・・・・・・・
すごい・・・・・・・・・・・・
すごすぎるだろ・・・・・・・・・・・・
繊細さの洪水です。視界全てに精密なタイルが広がります。
薄暗いモスクにドームの根元から淡い光が降り注ぎ天上の楽園を思わせる演出となっています。
見所はこのドームだけですが、行く価値は十二分にあります。とにかく凄いモスクでした。
②マスジェデ・イマーム 2000000リアル
続いて見たのは南側に位置するマスジェデ・イマームです。シェイフ・ロトフォッラーよりも大きいので非常に目立ちます。
正面に見えるはイーワーンです。天井の装飾がとにかく素晴らしい。
中に入ると、広場から45度傾いて中庭が存在します。
中庭からイーワーンを見ると傾いているのが良く分かります。周囲の建物を含めてタイルの装飾がビッシリ!半端ではない労力がかけられて維持されていることが良く分かります。
メインとなる中央礼拝堂の中も外以上にタイルの装飾が凄まじいです。
床の中央にある黒いタイルはドームの真下に位置しています。実はこの位置で叫んだり足を鳴らしてみると、
「「「「「タン!タン!タン!タン!タン!」」」」」
「「「「「おおおおおおおお~ぉ~ぉ~」」」」」
という感じで音が幾重にも反響して聞こえてきます。このシステムは今後行くモスク全てで再現できましたが、このモスクが最も反響していました。
天井の装飾も美しいです。こちらは青を基調にしているためロトフォッラーとは異なり華やかな印象を受けます。
壁のタイルは天井の幾何学的な模様とは異なり動植物をモチーフにしたものが多いです。
周囲には廊下がありますがタイル張りの内側とは違って非常に渋い雰囲気でした。
30分ほどで見学を終えて外に出ました。広場の周囲はお土産屋さんが立ち並ぶバーザールになっています。
ここで、「日本人?店でお茶でも飲んでいかない」とアラブ人に声をかけられました。なんとなくで一緒に店まで行くと、絨毯屋でした。
そこでお茶を飲みながら絨毯のセールスが始まります。高いと100万円前後で安くとも一万円近くするので当然買うことも無く店を出ました。他の国だったらかなり引き止められるのですが、ここの人はすぐに「見てくれてありがとう~」という感じで見送ってくれました。
夕陽に染まるロトフォッラーです。夕方になっても広場に人は多かったですが、女性や子供も多く危険な感じは一切ありませんでした。
まだまだ明るいですが、午後6時を回っているのでこの日は素直にホテルに戻りました。
夕食は羊のレバーの串焼き。1本300000リアルです。パンなどはフリー。
レバーが好きだったら美味しく食べられたんだろうなぁ・・・とう感想です。トマトが美味しかったのでおかわりしました。
午後8時くらいに宿に戻ってこの日は就寝しました。いやはや、疲れた一日だった。
harimayatokubei.hatenablog.com
つづく