転がる五円玉

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2019年2月イスタンブール旅行記:ファーティフ・モスクとマルキアヌスの円柱

ゼイレックモスクから西に5分ほど歩くと、スレイマンモスクに匹敵するような大モスクが目に入ります。

ファーティフ・モスク

これはファーティフ・モスクです。ファーティフとは「征服者」の意で、コンスタンティノープルを征服した「征服王メフメト2世」を記念したモスクです。1463年に建築開始されというイスタンブール最古級のモスクでしたが、構造的な欠陥が元で1766年の地震で全壊してしまいました。そのため、現在の建物は771年完成のものです。

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外見はスレイマンモスクと殆ど変わりませんが、副ドームが4つある点が異なります。周囲の石畳も綺麗に保たれており、清潔感があります。

内部空間は非常に明るくなっています。シナンが作ったモスクよりも窓が大きくなっているためでしょう。
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細部の装飾も非常に洗練されており、ゴテゴテした雰囲気は全くありません。四方に副ドームがあるため、かなり広々とした印象です。大ドームの大きさはスレイマン・モスクよりも小さいのですが、こちらの方が広いように感じられます。

窓は色鮮やかなステンドグラスになっています。これは西洋の影響を受けたものだと思われます。
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建築学的には1500年代のシナンから全く進歩が見られないため、学術書ではスルーされがちのモスクです。実際、これまで見てきたモスクの模倣を色濃く感じます。

しかし、内部の装飾は時代を経ただけあって、完璧に近い印象です。ミマール・シナンが作り上げた建築技法とオスマン帝国後期の成熟した文化を感じられる大変素晴らしいモスクでした。

モスクの外に出ると晴れてきました。やはり白いモスクは青空が似合います。
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ルキアヌスの円柱 

ファーティフ・モスクから大通りを渡って南に5分ほど歩くと小さな広場に出ます。普通の住宅街のど真んに古ぼけた円柱があって驚きです。これは「マルキアヌスの円柱」です。

ルキアヌスは450年前後の東ローマ帝国の皇帝で、絶賛崩壊中の西ローマ帝国を完全に見捨てて東の守りを固めた皇帝です。評価が分かれそうですね。

コンスタンティノスの円柱よりも大分小さいのですが、コリント式の装飾は比較的良く残っています。

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キリストのモノグラムを形どったラバルム(ローマ軍の紋章)も薄っすら残っています。
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ラテン文字が彫られていますが全く読めない。ちなみにこの円柱は下に写っている勝利の女神からトルコ語では「乙女の塔」と呼ばれています。
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設置当時はマルキアヌスの像が頂点に乗っていたようです。
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円柱自体は地味で有名な観光地ではありません。しかし、市街化の波に呑まれずに1500年前の記念碑がこうして屹立している風景はイスタンブールの歴史の深さを象徴しているかのようです。

 

教会の遺跡とヴァレンス水道橋

円柱から少し北に向かうと大通り同士の巨大交差点近くに、謎の遺跡があります。
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これはポリュエウクトス教会の跡地です。これまでの教会と違って跡形もありませんが、これは第四次十字軍による占領後に放棄され、オスマン帝国の占領時には荒廃していたためのようです。

ちなみにこの教会ものと思われる柱がヴェネツィアに現存しています。

www.thebyzantinelegacy.com

「つい最近まで野放図だったけど、最近柵を作ってみました。」的な柵が周りにありますが、整備したとしてこんな遺跡に観光客は来るでしょうかね?

 

南北に走る大通りからはヴァレンス水道橋が見えます。
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思ったよりも大きい!!橋脚の間を車が次々に通り抜けていく様は一見の価値ありです。・・・・・・橋脚の幅がバスより小さかったら取り壊されていたかもしれませんね。

上の写真から気が付いたかと思いますが、雲行きが明らかに怪しい。風も吹いてきたのでトラムに乗って帰ります。

 

帰宅して夕食

さて、疲れたし帰るか、と思ったらいきなり雹が降ってきました!!これにはトルコ人も大慌て。さっきまで晴れていたのにー!!

 

ほうほうの体でシルケジにある宿に戻りました。しばらく昼寝してから、宿の主人に教えてもらったバルカン・ロカンタという飯屋に行ってみます。

店内は学食のような感じでトレーを持っておかずをチョイスしていくスタイルでした。ここが大当たり!全部美味い!!それにこれだけ食べて値段も500円!!!

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物価の高いイスタンブールでこれは驚異的です。今後もここに通うことになりそうです。

本日はこれで終了。寒風と冷たい雨が吹きすさぶ一日でした。まだ9時ですがゆっくり休んで明日に備えます。

 

今回のネコはファーティフ・モスクで。あまりの寒さで手足が完全に格納されています。
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こちらもファーティフ・モスクで。……なんか怒ってるような雰囲気。
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今回訪れた所

 

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つづく

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