転がる五円玉 ~旅と城と山~

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4日間のイスタンブール旅行まとめ 2019年

期間

2019年2月26日~3月1日

 

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 トルコ最大の都市イスタンブールローマ帝国ビザンツ帝国オスマン帝国の帝都でした。その壮麗さから「都市の女王」と言われてきました。実際に行ってどうだったかと言うと……最高だった!!!

 何が良いかってやはりモスクと教会です。

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↑532年創建のアヤソフィア

 1500年前のアヤソフィアから、それを正当進化させたスレイマン・モスク、ブルーモスク、帝国の中心だったトプカプ宮殿……どれを取っても豪華、壮麗、巨大。この都市が重ねてきた歴史の重みと支配してきた土地の大きさをこれでもかと感じます。

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オスマン帝国の傑作。スレイマン・モスクの内部

 街並みも良い。一見するとヨーロッパ風なのですが、歩いている人々や食べ物はアジアそのものです。

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↑スルタンアフメット地区の街並みとモスク

 それに世界三大料理に数えられるようにトルコ料理は美味い!香辛料を使いすぎず素材の味を生かした、けれどどこか外国風の不思議な味を存分に味わえます。

 これらの要素が混然一体となってイスタンブールという都市は形成されています。本当に素晴らしい街。本当に全てが別格でした。今回は不運にもブルーモスクが修復中で満足に見られなかったので、必ずまた訪れます。

 

私たちが甲板の上でじっと待っていると、やがて「七つの塔」が現れた。ついで小さなモスクが現れ、そして大きなモスクが、ビザンチンの宮殿の廃墟が現れる。そして最後に聖ソフィアとトプカプ宮殿が―――。(中略)

私はいたく感動していた。なぜなら、かくも美しくあらんと想っていたこれらのものを礼賛せんがため、私はやってきたのだから。

ーーー「東方への旅」ル・コルビジェ著 石井勉 他訳

 

訪問場所

1日目

イスタンブールのメインが多くある、スルタナフメット地区を巡った日。

 

ガラタ塔とその周辺・ジェノバ人住居 - 転がる五円玉

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アヤ・ソフィアを巡る - 転がる五円玉

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ブルーモスクとオベリスク、戦車競技場跡 - 転がる五円玉

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絨毯屋とのバトル - 転がる五円玉

キュチュック=アヤソフィアとブコレオン宮殿 - 転がる五円玉

夕暮れのボスポラス海峡を渡る - 転がる五円玉

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2日目

イスタンブールの中の巨大なモスクやちょっとマイナーな元教会モスクを巡った日

 

ゴート人の柱と国立博物館・ヌールオスマニェ=ジャーミィ - 転がる五円玉

コンスタンティヌスの円柱・ボドルムモスクとラーレリモスク - 転がる五円玉

オスマンのシェフザーデ・モスクとビザンツのカレンデルハネ・モスク - 転がる五円玉

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スレイマン・モスク - 転がる五円玉

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穴場感あふれるゼイレック・モスク - 転がる五円玉

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ファーティフ・モスクとマルキアヌスの円柱 - 転がる五円玉

 

3日目

城壁沿いの渋いスポットを巡った日。

 

海の城壁と薔薇のモスク - 転がる五円玉

第五の丘にあるモスクと教会 - 転がる五円玉

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コンスタンティノープル総主教庁とポルフュロゲネトスの宮殿 - 転がる五円玉

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落日のビザンティン帝国と黄金のカーリエ博物館 - 転がる五円玉

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華やかなミフリマー・スルタン・モスクとエディルネ門 - 転がる五円玉

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大城壁と端正なモスクを周る - 転がる五円玉

ストゥディオウス修道院とイエディクレ、そしてテオドシウスの城壁 - 転がる五円玉

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夕暮れのイスタンブール ~フェリーから - 転がる五円玉

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4日目

最後に残った超有名観光地でこの旅行を締めた日。

イスタンブール旅行記:地下宮殿とモザイク博物館 - 転がる五円玉

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イスタンブール旅行記:アヤ・イリニ教会 ~イコノクラスムの夢の跡 - 転がる五円玉

イスタンブール旅行記:トプカプ宮殿 ~皇帝の住処~ - 転がる五円玉

イスタンブール旅行記:トプカプ宮殿・ハレム ~冷酷な鳥籠~ - 転がる五円玉

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イスタンブール4日間で使った金額

合計 19900円

  • 食費 4400円(220TL)
  • 交通費 2300円(115TL)
  • 宿泊費 9500円(三泊
  • 入場料 4100円(205TL)

物価

  • 水500mlボトル…2TL
  • 定食(観光地)…20~50TL
  • 定食(地元民)…10~30TL
  • フェリー1回…3TL
  • トラム1回…2~3TL

イスタンブールは物価が高い!」と言われがちですが、総じて東京の6割くらいでした。宿と食事のランクをほどほどに抑えるとリーズナブルに旅行できます。交通費は安いのでどんどん乗るべきだし、観光地への入場料はケチるべきではない。

主な博物館はIstanbul Museum Passが使えます。私の時は185TL。アヤソフィア・カーリエ博物館・トプカプ宮殿に行けば元は取れる計算。人気観光地は長蛇の列なので買っておくのが無難だと思います。

なおトルコリラが絶賛暴落中なので、価格は大きく変動していると思います。

 

今回泊まった宿

goo.gl

アヤソフィアなどがあるスルタンアフメット地区が近いので観光に便利。周辺はお土産屋が多いので夜は静か。安宿だが清潔さには問題なかった。

海に近いシルケジの方まで行けば飯屋も多い。結構おすすめ。

 

治安など

 基本的には中国や東南アジアの都市より良いと思います。西欧の大都市と同レベルです。大通りは綺麗で人通りは常に多いので安全。夜でも人は多いので、早い時間なら一人でうろついても大丈夫だと思います。特に問題はないかと。

 ただしテオドシウスの城壁周辺は要注意。汚い家屋が密集しており、お世辞にも良い雰囲気ではありません。

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人通りも少なく、野犬もいます。昼間に複数人で行くべき場所です。ただし、コーラ修道院(カーリエ博物館)周辺だけは観光客も多く危険な雰囲気は無いかな?

 

注意!絨毯屋のセールス

アヤソフィア前の広場には日本語で話しかけてくるトルコ人とても多い。5分に一回くらいは話しかけられる。下手についていかないのが無難です。「昨日もう買ったよ」と言うのがいいかもしれません。

 

交通機関

旧市街だけの広さは京都っぽい。地下鉄網が薄い、バスが多いあたりも似ている。徒歩で全部周るのは無謀です。が、渋滞が激しいのでタクシーもおすすめしません。

イスタンブールカードは必須!交通機関はフェリーを含めて全てイスタンブールカードというSuicaのようなICカードで乗れます。イスタンブールを旅行する上での必須アイテム。1日だけの滞在でも買うべき。

路面電車、地下鉄鉄、鉄道(マルマライ)があります。主要な観光地は基本的にこれらの鉄道で行けますが、東京と比較すると貧弱そのもので、ちょっと外れに行こうとするとバスを使うしかない。バスを使うならGoogleMapの路線検索が非常に参考になります。

また、都市が海峡を挟んで存在しているためフェリーも存在します。ヨーロッパ⇔アジアだけではなく、金角湾の向こう側とか、同じヨーロッパ側のちょっと北の港へ、とか網目のように航路があります。

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海から眺めるイスタンブールは非常に美しいのでただ往復するだけでも楽しい。夕焼けになりそうなら乗るべき。そうでなくとも乗るべき!

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いや~イスタンブールは本当に良い所ですよ。「もう一度行きたい」と思う場所はそう多くは無いのですが、ここは別です。あらゆる意味で観光地として別格でした。

イスタンブールに行って損はないです。私は今回冬だったので次は夏に行きたいですね。

 

おわり