転がる五円玉

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2019年2月イスタンブール旅行記:キュチュック=アヤソフィアとブコレオン宮殿

競技場の跡を見てからは坂を下ってキュチュック=アヤソフィアトルコ語で小さなアヤソフィアの意)に行きます。

 

小さなアヤソフィア

今はモスクですが、アヤソフィアと同じように昔はキリスト教の教会で、ハギア・セルギオス・バッコス聖堂と呼ばれていました。実はアヤソフィアより古い「イスタンブール最古のビザンチン建築」でもあります。まぁ、536年完成なので1年早いだけですが。

海のすぐそばまで降りたら、塀に囲われたキュチュック・アヤソフィアがありました。確かにアヤソフィアっぽいようなゴツい外観をしています。

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間近まで来ると意外にも大きく見えます。これは周囲よりも一段低い位置にあるためです。
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ひんやりとしている中には八角形の空間が広がっています。お祈りの時間ではないため人は全くいません。外の雑音が一切ない静かな空間になっています。
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支える柱が円柱ではなく、複合角柱となっており近代的な雰囲気さえあります。上からドーム→半円蓋のエクセドラ→柱が支える小アーチ、と言う風にアーチのリズムが心地よいです。

元教会なので、ミフラーブの位置がチグハグになっています。それにしても大理石が非常に綺麗なミンバルです。
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柱頭とアーキトレーブ(梁)を見ると古代風の意匠になっています。こういう所が教会っぽいですね。
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総じて小型ながらも、ドーム・アーチの組み合わせが非常に素晴らしく、内部空間が完成された聖堂だと言えます。

アヤソフィア、ブルーモスクと大規模な建築もいいですが、こういう小さな場所は落ち着いて鑑賞できるので好きです。カーペットなので休憩もできますしね。

 

正面からは逆光だったので、裏側から線路越しに撮影します。ドームの天辺が独特の曲線を描いていることがよく分かります。

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線路沿いには古代の柱らしき石がごろごろしています。歴史だ……。

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明らかに建築部材だった石もあります。こういうものがそこら辺に転がっている事がすごい。
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ビザンツ帝国の大宮殿

更に海岸沿いを歩くと、大きな窓がある壁があります。これは、ビザンツ帝国時代の「コンスタンティノープル大宮殿」の一部である「ブコレオン(雄の獅子)宮殿」の遺構です。大宮殿は今のブルーモスクあたりから海辺まで広がっていたのですが、ビザンツ帝国の最末期には完全に廃墟となってしまいました。オスマン帝国時代に解体されたため、このような遺構しか残っていません。
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往時は海に面しており、帝室の港へ接続する大理石の階段がありました。ここから眺める夕陽はさぞや綺麗な光景だったでしょう。
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昔の建物は窓が小さい印象なのですが、ここの窓はとても大きいです。防御性よりも中からの展望を重視したのでしょうか?

↓このサイトに昔の想像図があるので是非ご覧下さい。

https://www.thebyzantinelegacy.com/boukoleon

 

ちなみに周囲には「海の壁」があります。この壁は10km以上もの長さがあり、コンスタンティノープルをぐるりと取り囲んでいました。
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昔は防波堤よろしく海に接していましたが、いまでは埋め立てられてしまい道路に面しています。

 

今回行った場所

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harimayatokubei.hatenablog.com

つづく