転がる五円玉 ~旅と城と山~

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2019年2月イスタンブール旅行記:夕暮れのボスポラス海峡を渡る

絨毯屋から逃げると外はすっかり夕暮れになっています。やれやれ、人間とのトラブルは疲れる。

アヤソフィアが夕陽に照らされて最高に美しいです。癒されますな。

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夕方になると人が減って、代わりに猫が増えてきました。
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本当に多い。
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そこら中にいます。
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いちいち猫の写真を撮っていると全く先に進まない……。世界ネコ歩きの画面がそのまま目の前にある感じです。

でも時間が勿体ないので次に行きます。

 

知っての通りイスタンブールボスポラス海峡を挟んだ都市です。このため、夕暮れに東にあるアジア側から西のヨーロッパ側を眺めると非常に綺麗だという事なので、フェリーを使ってアジア側へ渡ります。

スルタンアフメットからトラムで3駅、港があるエミノニュに着きました。フェリーは観光向けではなく、市民の足になっているので、夕暮れのラッシュ時には混雑します。
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混んでいるとはいえ山手線とは違って全員座れる程度です。フェリーで通勤とは優雅で実に羨ましい。
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金角湾の出口付近では、小高い丘に建つレイマンモスクの堂々たるシルエットが浮かび上がります。素晴らしい。
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金角湾を出て、進路を南に変えると……見えてきました。アヤソフィアとブルーモスクです。
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これはもう、感動とかそういうちゃちな言葉では言い表せませんね。

ビザンツオスマンの皇帝、将軍、兵士、そしてあらゆる民衆が私と同じ光景を見てきたはずです。アジアの東端に生まれたのに、ヨーロッパとアジアの間にいられる。実に良い時代に生まれたものです。

この光景を見ずに死ぬのは大変勿体無いと思います。

 

20分もするとフェリーはアジア側に着きました。「よし、撮影するぞ!」と思ったら突然曇ってしまいました。
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あと10分フェリーに乗るのが遅れていたら、あの光景は見れなかったでしょう。夕陽の最も素晴らしい瞬間は本当に一瞬しかありません。躊躇せずに行動して良かった。

 

さて、宿に戻ります。文章だと伝わらないけど、実はこの時気温5℃!しかも延々と船のデッキで風に吹かれていたため完全に冷え切ってしまいました。

イスタンブールはまだ3日もいるのにここで風邪をひく訳には行かない。さっさと宿に戻ってあったまります。

時差ボケが続いているので21時には寝ます。一日中歩いたので無茶苦茶消耗しました・・・・・・。

 

つづく

harimayatokubei.hatenablog.com