転がる五円玉 ~旅と城と山~

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三連休でサイパンへ行こう② 〜パステルカラーのマニャガハ島〜

サイパンと言えば青い海が有名ですが、中でもマニャガハ島の海は凄い!という話を聞いたので2日目の午前中はマニャガハ島へ行きます。

今回予約したのはフリープランです。一人24ドル。

www.veltra.com

 マニャガハ島には一般フェリーは無いので、こうしたツアーに参加するしかありません。

「ホテル送迎あり」とありますが、これは「有名ホテル送迎あり」という意味なので、まずは我々も近くにあるグランヴィリオ・ホテルに行きます。

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15分ほど待ったらバスが10分遅れでやってきました。バンかと思ったのですが普通のバスですね。

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脇にはマニャガハ島ツアーと書いてあります。中国語だと軍艦島と表記するようです。(理由はあとで分かりました)。
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むちゃくちゃにクーラーが効いているバスに揺られて15分。ガラパン市街北にある港湾地区に着きました。
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港から海の方を見ると……おお~、既に見えています。あれがマニャガハ島ですね!!
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上の写真に移っていた船が、クルッと向きをかえて港に滑り込んできました。これが我々が乗る船ですね。
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今回乗るのは40人くらいのようです。日中韓の客が三分の一づつくらいの割合でいるようです。
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出航したら係員が「2階へ行ってもいいよ!」と言ったので上に上がってみました。
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うひょーーーう!これは凄い。まだ港周辺ですよ!?沖縄でもこれほどの海はあまり見たことありません。
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10分ほどでマニャガハ島がみるみる近づいてきました。まさに南の小島的なフォルムです。島を囲む環礁が外洋の荒波から守ってくれるので、こうした砂だけでできたような島が残るのでしょう。
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島の港に到着したのですが……これはすごい。あまりに水が綺麗すぎて、水という感覚がありません。青色の空気のようです。
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そういう訳で港から20分くらいでマニャガハ島到着!小島ですが、色々と建物があって思ったよりは観光地化されてますね。
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まず初めにレセプションで紙の腕輪を渡されます。おそらく人数管理に使っているのでしょう。

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土産物屋もあり、シャツ・日焼け止め・飲食物・スマホ防水ケースなどを売っています。手ぶらで来てもここで色々買えば何とかなるかもしれません。
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さて、腕輪を巻いていよいよビーチへ行きます。レセプションの真横が既にこんな景色!!テンション上がるなぁ~。
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ですが!まずは一旦落ち着いてビーチに荷物置き場を確保しましょう。
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よし、ここをキャンプ地とする!
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パラソルは高いのでゴザです。うーむ、実にみすぼらしい。風が吹けば飛びそうですが……まぁ大丈夫でしょう。ちなみに財布などはコインロッカーに入れてあります。

 

陣を張ったのでいざ突撃。
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うっほぁぁぁぁ……すごい……。近くで見ても透明すぎて水っぽくないのですが、触ると確かに水なんですよ。
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しばらく泳いでいるとちょっと沖まで出てしまいました。危ない危ない。ちなみに遊泳区画にはライフセーバーがいるので(ある程度)安全です。
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割と遠浅なので身長170cmでも遊泳区画ギリギリまで足が着きます。

一旦陸に上がって休憩。いや~~海で遊ぶのもいいのですが、ゴザに寝転がって椰子と青空を眺めるのもまた良し。
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反対側のビーチに来てみました。シュノーケルする人が多く、こちらには魚がいるようです。
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iPhone11を防水ケースに入れて撮影してみました。うむ、上手く撮れないw!やっぱり水中は専用カメラを買うべきですねぇ。
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それでも4匹ほど魚が映ってますね。まぁ現実にはもっと沢山いたのですが。

 

こうして海に潜りつつ魚を眺めていると、ポツリポツリと雨が降ってきました。スコールが到来したようです。でも海に入っていれば関係な……いや!違う!!ゴザの荷物がヤバい!!!

慌てて戻り、レセプション前まで避難しました。外は一瞬で土砂降りです。危ない所だった……判断が10秒遅れていたら鞄は水浸しでした。

下の写真は余裕の表情で「雨乞いだ~」」とか言ってる同行者と筆者
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10分ほどしたらスコールが去って再び晴れてきました。海はもういいので、島を反時計回りに一周してみます。

レセプションと桟橋の間にあるのは大砲です。
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根本付近に銘板があるので読んでみると

海軍工廠

明治三拾五年

と読めます。それに中央には錨のマークもありますね。
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そう、お察しの通りこれは帝国海軍が据え付けた大砲なのです。70年以上経った今でもはっきりと形が残り、銘板すら読めるものなのですね。

しかし白い砂と青い海、そして黒々とした大砲という光景は激動の歴史と一言で片づけるのはもったいないような、不思議で美しい風景です。

ちなみに桟橋近くにはもう一つ大砲があります。こちらは岩に囲まれていますね。
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しかし、日本軍の大砲と中国人観光客が同時に映り込んでいると平和だなぁ、としみじみ思うのです。

 

島の南部まで来ました。この辺は砂浜が薄く、岩だらけなので泳ぐには適さない印象です。
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この辺にも船の配管のようなものが落ちていました。詳細不明。
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島の西側まで来ると再び砂浜が増えてきました。この辺は泳げるかもしれませんね。
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てくてく歩いていると15分くらいで島を一周していました。ここは魚の写真を撮ったビーチですね。
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画面奥には環礁の端で白波が立っている様子が見えます。島周辺の波は穏やかですが、外洋はもっと波が高いのでしょう。

 

一周してからはゴザに転がったり、ボールを借りて海でバレーをしたりと遊んでいたら、もう11時30分になっています。帰りの船は12時なので撤収しました。

桟橋に着いた船からは私たちと入れ替わりの観光客が続々と降りてきます。遅い時間に来る人もいるのですね。
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乗り込んだら定刻で出航しました。さらばマニャガハ島。帰りも相変わらず綺麗な海です。
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サイパン来たらマニャガハ島は外せない!と友達から言われましたが、よ~~~く分かりました。想像する南の島そのまんまです。究極の青い海!白い砂浜!!大洗の灰色の海と黒い砂浜とはなにもかも違いました……。のんびり寝てもよし、海で泳いでもよし、シュノーケルしてもよし、バナナボートもいいかもしれません。

なにもかも最高の島でした。次行くときは丸一日いたいですね……。もうちょっとのんびりしながら。

 

つづく

 

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今回訪れたところ

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三連休でサイパン旅行① 〜初日はのんびり夕陽を見よう〜

ーースカイマークサイパンに就航するぞぉ!という訳で片道1万円チケットを手に入れた我々は、一路サイパンへ飛んだのであった。

 

飛行機の様子は以下の記事をどうぞ。

harimayatokubei.hatenablog.com

 

そんなこんなで無事にサイパン国際空港に到着。

普通の空港は税関を抜けたら到着ロビーがあると思うんですよ。しかし、このサイパン国際空港は
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税関抜けたらすぐ屋外!!

うおお……これは驚きです。台風の時とかどうするのでしょうか。

それはそうと暑い……。東京との気温差はなんと25℃!東京と沖縄くらいの差なら「わぁ、あったかいなぁ」みたいなリアクションになるのですが、ここまで暑いと「うわ、あっつ……」というリアクションしか出ないですね……。

しばらく暑さでグラグラしてから、予約していたレンタカー屋へ。
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今回借りたのはマツダハッチバックです。4人ならちょうど良い感じ。サイパン島は縦に20kmくらいしかないので出番は多くないかも。

注意事項を聞いて、いざ出発!しかし、ここは左ハンドル右側通行なのであった!!うおおお、脳みそがバグりそう。直線路なら良いのですが、曲がった後についつい左車線に入ってしまいそうになります。

 

ま、とは言っても所詮は田舎離島の道路なので気をつけていれば危険はそうありません。15分くらいで無事にガラパン近くの宿に到着しました。これで1人7000円です。

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宿から見ると建設中のホテルがババーン!と見えています。凄い存在感。どうやら香港資本のようですね。
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ちなみに、手前に見えるのは原色のオープンカーです。中国人が乗っているのをよく見かけました。どういうセンスなんだ一体……。

 

既に午後4時くらいですが折角だし散歩しようという事でDFSギャラリアにやって来ました。街の中心にあるショッピングモールです。
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とはいえあんまり広くはありません。3分もあれば余裕で通り抜けられます。

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中はブランドバックや腕時計屋ばかりなので特に買うものもなく外に出ました。私らにとっては涼しい廊下ですね。

 

ちょっと分かりにくいのですがABCストア(ハワイ本社のコンビニチェーン)があるので入店。
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中にはアロハシャツや日焼け止め、ビーサンなどもあり、コンビニと言うよりは雑貨屋的なラインナップです。シャツなどを数点買って宿にいったん戻ります。

 

部屋に戻って一旦休憩。やはり暑さに慣れておらず、少々疲れ気味です。
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ガラパンの郊外を歩いた印象は、大きめの離島(石垣島とか佐渡島)に近いですね。日常生活を送るにはほぼ不便は無さそうです。

そろそろ日没です。折角なので宿近くのビーチへ行ってみます。歩いている人もあまりおらず、非常にのんびりした雰囲気。
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が、歩いていると現地人ガイドに「マニャガハ島、ドウデスカ~?」という感じで話しかけられます。
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とはいえインド人やトルコ人ほどしつこくはない。1分ほど話して「マニャガハ島のツアーはもう予約しているんだ」と言うと「そうか~」と言って去っていきました。

このように、現地人は結構日本語が喋れます。しかし、ビーチにいるのは中国人や韓国人ばかり。サイパンの日本語もそのうち廃れていくのでしょう。

 

ハイアットリージェンシーあたりのビーチまで来ました。ここまで来ると流石に人が多いですね。でも砂は真っ白です。
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この看板を見て「瀬戸内……ってなんだ!?」とか言っていました。魚を上げないでという意味ですかね?
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いい感じの夕陽です。ゆっくりと沈む夕陽と、浜に打ち寄せる波の音……。日本からわずか3時間とは思えませんねぇ。
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このあと太陽は雲に隠れてしまい日没は見られませんでしたが、黄昏時の淡い光もまた良いのです。

 

宿に戻って足を洗ってから夕食へ。今回は宿近くの中華料理屋にしました。ちなみに今のサイパンにはこんな感じの漢字が書かれた看板が数多くあります。
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チャーハン!回鍋肉!青椒肉絲!麻婆豆腐!!暑さにやられた日は沢山食べるに限りますね。
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ついでに北京ダックも。
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これで一人1500円くらいでした。大変満足。次はサイパンの料理を食べたいですねぇ。

宿に戻ってのんびりします。適当にテレビを回していると、驚くべき事にNHK総合が映りました。
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うむむ、ここは日本か!?

まぁまぁ疲れたので22時くらいには就寝。クーラーがガンガン効いている部屋は快適ですぐ眠りました。

 

翌日↓

harimayatokubei.hatenablog.com

 

今回訪れた場所

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つづく