エスファハーンからカシャーンへ ナタンツ観光と謎の構造物 3/1
起きたら気分は結構すっきりしていたので、今日は移動日とします。
いくつか候補地はあったのですがナタンズという町を通ってカシャーンへ行くことになりました。
ナタンズへはバスが出ているかすら分からないのですが、とりあえず北バスターミナルへ行きます。
市内バスで20分くらいで着きます。
ナタンズ行きは電光掲示板にはないものの、カウンターの人に聞くとカシャーン行きのバスに乗れば途中で降ろしてくれるようです。
二時間後、75000リアル払ったバスはナタンツ近くの道路で停車しました。その後は待機していた4人の乗り合いタクシーが10000リアルでナタンツ中心部まで運んでくれます。
ナタンツには一体何があるのか全くリサーチしていなかったのですがモスクがあるようなので行ってもらいました。
エスファハーンとは違って非常に素朴な雰囲気のモスクです。
100000リアルという中々なお値段でしたが入ってみることにしました。
内部の装飾も非常に簡素です。というか漆喰しかない。
それでも一般的な教会と違って非常に複雑な形をしていることが良く分かります。
表はタイル張りの装飾ですが、序々に崩れ始めています。
派手さは皆無ですが、こぢんまりとした「地域の信仰拠点」という雰囲気は中々に乙でした。こうした地味なモスクも良いですね。
近くにはゾロアスター教の神殿の遺跡もありました。
町近くの山には神殿のような建物も。
ナタンズには他にも見所があるようですが、モスクで満足したのでカシャーンへ向かいます。エスファハーンと違って田舎町なので空気も非常に綺麗でした。とはいえ何泊もするほど魅力のある町でもなかったですね・・。
モスクの管理人にバスについて尋ねると、夕方までない、との返事。300000リアルでタクシーでカシャーンまで送ってくれるようなのでタクシーに乗ることにしました。
若干でこぼこした道を100km/hで飛ばします。
2時間ほどでカシャーンに着きました。カシャーンのホテルはエスファハーンの宿で事前に押さえておいたので、運転手に言って近くまで行ってもらいます。
本日の宿はSadeghi House。豪邸を改装した宿です。3人ドミトリーで一泊12ドル
宿の近くに城壁?みたいなものが見えたので行ってみました。
・・・?なにこれ???
(この時点では謎だったのですが、冷水を貯水するところのようです。)
大変面白いですねぇ。表面を整えているということは観光地化する予定なんでしょうか。
城壁は普通の城壁です。GoogleMapで見ると見事な円形の城塞です。
城の中にも例のものがありました。崩れゆく城壁が諸行無常を感じます。
城壁には登れたので登ってみました。
結構良い景色ですね!カシャーンは典型的なイランの街という感じです。
陽が傾いてきたのでこの日はこれで観光終了です。宿付近にレストランがあったので行ってみました。
頼んだのはこちらのご飯。一枚40000リアル。
なお味は最悪でした。洗剤のような味が口いっぱいに広がり半分も食べられずにギブアップ。
コーラで口直しをしつつ宿でネットサーフィンをして就寝しました。しかし、イランのネットは遅いですね・・。
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つづく
エスファハーン観光2 ジョルファー地区の教会 2/28
イラン二日目です。13時間爆睡しまして9時に起床しました。
宿の朝食はそこそこ美味しかったですね。薄いパンもバターやチーズにつければ普通に食べれました。
しかし体調が悪い!頭がどよ~んとしています。風邪ではないけれどこのまま無茶すれば確実に風邪を引くくらいの体調です。
本当は今日の夜に夜行バスでシーラーズへ行こうと思ったのですが、体調を慮って断念。残念ですが、今回は諦めましょう。
まずは10時くらいに宿をチェックアウトして別の宿に行きます。ハキーム・ホテルの主人はいい人だったのですが無理やり泊めさせられた感があったので一泊で出ました。
次の宿は地球の歩き方にも載っているアミールキャビールという宿に行きました。
ツインで一泊25ドルです。少し安くなったのはいいものの、シャワーは狭く汚く部屋もそんなに良いとは思えないのが残念でした。
ちょっと休憩して昼くらいに観光に出発します。イマーム広場の居心地が非常に良かったので今日もまずはイマーム広場へ。
写真はイマーム広場のロトフォッラーの反対側にあるアーリーガーブ宮殿です。
なんか今すぐにでも折れそうなんですが大丈夫なんでしょうか。音楽堂やらテラスからの景色が有名なようですが、肝心のテラスが工事中で入れないようなのでスキップです。
30分ほど広場でだらだらしました。
イマーム広場の横には普通の公園があります。
公園でチェスをするおじさん達
絵に描いたような平和さです。気温も18度くらいで歩いていても寒くもなんともありませんでした。
まともに観光するため、市内南部にあるジョルファー地区に向かいます。
ここはサファーヴィー朝のアッバース一世が国際貿易で活躍するアルメニア人を居住区として設定した地域です。一般的にイスラム革命後はイスラム教以外の信仰は許されてきませんでしたがここだけは例外のようです。
そのためこの地区にはアルメニア正教会の教会が集中してあります。今回はその中で最も有名なヴァーンク教会に行きました。
ヴァーンク教会 200000リアル
ドームだけ見るとモスクというよりはロシアの教会っぽい形をしています。値段はエスファハーンの標準的な観光地価格ですね。
あまり期待はしていませんでしたが中に入ると昨日のモスクに負けず劣らずの豪華な装飾でした。
全体的に金色が多い印象です。また、モスクはドーム縁の窓からの光を重視している印象ですが、教会は中央のステンドグラスが非常に目立ちます。
顔から羽が生えてる天使はイスタンブールのアヤソフィアでも見ました。
教会の礼拝堂の外には資料館も展示ありました。あったのは主に聖書の写本です。
この写本は12世紀に作られたもののようです。
挿絵もユーモラスですね。ハリーポッターに出てくる羊皮紙とはこんな感じなのでしょう。
教会を一時間ほどで見学をしてジョルファー地区の広場まで行きました。
なんの変哲もない広場でした・・・。
このあたりで体調がいよいよ悪くなってきたので宿に戻りました。ジョルファー地区から宿まではバスで30分ほどかかりました。
市内中央を流れるザーヤンデ川は完全に干上がっています。水溜りっぽいのはいくつかありますが・・・大河の面影はありません。水資源について考えさせられます。
14時過ぎに宿に戻ったら体調不良でバタンキュー。
4時間ほど昼寝して夕食です。
ピザですね!体調が悪いときは食べなれているものに限ります。110000リアル(=330円)でした。
宿の近くの売店では金魚も売られていました。
この日は体調が悪すぎたのでさっさとシャワーを浴びて横になります。21時には完全に就寝しました・・・。
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つづく