転がる五円玉

大学院一年生のみたままを書こうと思います。旅行・アイマスなど

AWA(アフリカ・ワールド航空) AW106とAW115搭乗記 アクラークマシ

AWA(アフリカ・ワールド航空)はアクラ拠点の航空会社です。

今回は2018年の9月にアクラ―クマシ間の往復に搭乗したので、レポートします。

 

日本の国内線とは違って、チケットの受け取りや搭乗など簡素なイメージでした。ほとんどバス感覚でしたね。

 

チケットは日本国内の代理店経由で購入しました。AWAの公式HPでも変えますが、購入ページで「このサイトはセキュリティに重大な欠陥があります」と何度も出てきたので、不安を感じたため代理店経由としました。

 

また、搭乗の前日あたりに電話などでリコンファーム(再確認)をした方がいいです。理由は後述。

 

①アクラ→クマシ AW106便

アクラ・コトカ国際空港の国内線ターミナル(T1)は事務所のような外観です。

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国際線ターミナル(T3)の北東に位置しておりバスで移動できます。

チェックインは2時間前から可能。タマレなどに行く便もあるため、あまり広くないターミナル内にはそれなりに人がいます。

 

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↑ターミナル内

 

搭乗の手続きは簡単です。

  1. 奥にあるチェックインカウンターで荷物を計量する。
  2. 荷物を預けてからチケットを受け取って、待機。

 

23kg以上ならば1kgあたり5Cediの超過料金を払う必要があります。その場合の手順は

  1. チェックインカウンターで一度支払書を受け取る。
  2. 10mくらい離れたAWAの事務所カウンターへ向かい、支払う。現金のみ。
  3. 支払証明書を貰ってから再度チェックインカウンターへ行き、チケットを受け取る。

 

出発40分くらい前になると手荷物検査が開始されます。出発10分前になってから、バスで機体まで行き、搭乗します。

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↑コールがかかり飛行機へ向かう乗客たち

 

機体はエンブラエル ERJ 145です。おそらくは親会社である海南航空のお下がりですね。

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機内は横3列です。小型の機体なので天井は低いですね。機体のそこかしこに簡体字があります。

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定刻から5分遅れてアクラを出発しました。わずか40分のフライトなので機内サービスはないよなぁ、と思いきや、サンドイッチとオレンジジュースが出てきました。食べる時間はあるのか…?

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一応食べられる味のサンドイッチを咀嚼していると、配布から5分ほどでアテンダントが「早く食べろ」と急かしてきます。案の定、早食いとなりました。なんとか食べきり、テーブルをしまうとすぐに降下開始です。

 

ほぼ定刻でクマシ空港に着陸しました。降機してから徒歩でターミナルへ向かいます。10分ほど待っていると、ターンテーブルに荷物が流れてきたのでピックアップしました。

 

私は現地の方にピックアップしてもらったので詳しくは分かりませんが、ターミナル出口にはタクシーなどがあります。バスは無いと思われます。

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↑クマシ空港の出口付近

 

②クマシ→アクラ AW115便 

この日はアクラへ戻って、そのままパリ行きの便に乗る予定です。

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↑クマシ空港

 

実は日本で取ったチケットは一つ前の便(16:10発 AW113便)でした。そのため、15時頃にカウンターへ行ったのですが、

「このカウンターは17時に開く」

「AW113便など存在しない」

「キャンセルでもない。そもそも存在しない」

という回答。

……存在しない、ってどういうことなんじゃあ!!?と聞き返すと、ここでは対応できないので、ターミナルそばにあるAWAのクマシオフィスへ行ってくれ、との返事が返ってきました。

仕方なくオフィスへ行くと、

「確かにAW113便は存在しない」

「乗客が少ないため一週間前から休止している」

「本当に申し訳ない。次の19時発の便に変更させて頂くがよろしいか?」

とのこと。

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↑クマシ空港オフィス

 

幸いにも次に乗るアクラ発のパリ行きは23時発なので時間に余裕があります。そのため19時の便に変更していただき、その場で予約票を発行してもらいました。3時間ほど無駄になりましたが、最悪の事態にはならずに一安心。

 

この後は行きとほぼ同じです。カウンターで荷物を預けて、40分前に手荷物検査をし、10分前の案内で機内へ向かいます。

 

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今回はバナナ(プランテン)フライとオレンジジュースが出ました。

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アクラの夜景を目にしながら定刻(19:40)に着陸しました。

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預け荷物は10分くらいで出てきます。国際線ターミナル(T3)へは無料バスで行けます。国内線ターミナルを出てから、左に200mほどの位置に旧国際線ターミナル(T2)があり、その目の前にバス停があります。

 

結局、20時頃には国際線ターミナルに到着したため無事にパリ行きへは乗り継げましたが、クマシ空港で便が無いと判明したときには結構焦りました。

 

少ない機体でやりくりしているため、乗客が少なかったり機体にトラブルが発生するとすぐに廃止・欠航となるようです。対策として前日辺りに、オフィスに電話したり、HPにて確認するべきでしょう。

 

アフリカの国内線は良くも悪くもゆるいということを存分に体感したフライトでした。

 

タイの超ローカル線:1日1往復の「スパンブリー線」に乗る

タイは鉄道網が意外にも発達しています。幹線の他にもローカル線が何本も存在しています。有名なのは線路の上に市場があるメークロン線でしょう。

しかし、メークロン線は1日に4往復で3時間に1本は電車があります。これでも結構少ないですが、実はバンコク近郊にはそれを遥かに越える超閑散路線があります。それが「スパンブリー線」です。

 

列車は1日1本という理論上の最低本数。つまり、上り下りが各1本なので始発が終電となっています。しかも、上りは午前4:30スパンブリ発で下りは午後8:04スパンブリ着なので、乗っている間は殆ど真っ暗です。完全に旅行者泣かせの時刻になっています。

実はスパンブリ自体はバンコクからバスで2時間程度で行けます。しかし、鉄道では3時間以上かかってしまいます。バスより圧倒的に不便なこの路線を一体誰が使っているのか、タイの1日1本の超ローカル線はどういう雰囲気なのか、非常に気になったため行ってみました。

 

さて、南本線のナコンパトム駅にやってきました。ここはタイ最大の仏塔があることで有名です。本日はここからスパンブリー行きの列車に乗ります。

 

観光を終えて駅で待っていると30分ほど遅延したスパンブリー行きがやってきました。

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通勤時間帯だからか、ホームには結構な人がいます。そのため車内はそこそこの乗車率に。

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定刻から30分遅れて発車しましたが……なぜかドアを開けたまま発車してすぐに急停車、そして10分後に発車という謎の動きをしたせいで遅れがさらに拡大しました。

ナコンパトム駅から、スパンブリ線の起点となるノンプラドック分岐駅までの間には3駅あります。てっきり他の駅と同じように駅舎があるのかと思いきや、

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???駅舎どころかホームすらねぇ。何もない線路上で停まったので、てっきり運転停車と思いきや、普通にドアが開いて人がゾロゾロ降りていったので驚きました。

さて、ナコンパトムから15分でスパンブリー線の起点駅となるノンプラドック駅に着きました。実はこの駅「戦場にかける橋」で有名な泰緬鉄道の起点駅です。そのため、日本語とタイ語の石碑があります。

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そして、この駅はスパンブリー線の起点駅でもあるのですが、当然のように何もありませんでした。まぁ、駅で降りて隈なく探した訳ではないので、実はどこかにあったりするのかもしれません。

さて、いよいよ1日1本のスパンブリー線区間に入るわけですが、車内はこんな状況。

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1車両に2~3人くらいですかね。4両編成なので10人くらいはいるようでした。

また、この駅で車掌が乗客全員に降車駅を尋ねていました。私も他の乗客と同じように「スパンブリー」と答えたら、車掌は頷いて後ろへ去っていきました。日本では中々みない光景です。というか降車駅を聞いてどうするのでしょうか?乗り過ごしそうになったら言ってくれるとか?

定刻から35分遅れでノンプラドック駅を発車しました。本線から離れて、森と畑が支配する完全な田園地帯をディーゼルカーが唸りをあげて進んでいきます。

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実はノンプラドック駅から最初の駅まで時刻表的には30分以上の距離があります。ところが、なんと分岐駅から15分ほどで謎の駅に停車して乗客が5人ほど降りていきました。

なん……だと?時刻表にはそんな駅はないぞ・・・?

不可視の駅があるとは大変に驚きです。先ほどのホームが無い駅ですら時刻表にはあったのに。どういうことなんだ一体。

ちなみに、この駅はGoogleMap上ではしっかりと駅として記載されています。ますます謎が深い。

 

不可視の駅を出るともう完全に真っ暗になりました。ときどき踏み切りがあるため、完全な暗闇ではありませんが、日本の田舎をはるかに超える圧倒的暗さです。

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2駅目(時刻表では最初の駅)で3人ほど降りてから、笠を被ったおじさんが乗ってきました。

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慌てて途中駅を撮影した。駅での停車時間は数秒しかない

これで乗客は3人です。いよいよ人も少なくなってきました。

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決して露出をミスったわけではなく、本当にこれくらいの暗さです。先ほどのように不可視の駅があるのかと思いきや、この後はありませんでした。ただ、正規の駅まで通過している。バスみたいな運行ですね…。

最初に車掌が降車駅を聞いてきたのは、駅を通過することが普通だからだと思われます。しかし、途中で乗ってくる人がいたらどうするのだろうか?まぁ、決まった場所で決まった人間しか乗り降りしないのでしょう。

 

さて、車内も車外も真っ暗という列車に乗る事1時間ほど。前方がぼや~っと明るくなってきました。スパンブリー市街の光です。

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終点のスパンブリー駅あたりはちょっとしたヤードになっていて保線車両が留置されています。そういえば、ローカル線なのにスパンブリー線は揺れも少なく保線状況は相当に良好です。

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列車はゆっくりと駅構内に滑り込みました。しかし、実はスパンブリー駅は街の相当郊外に位置しているため、周囲には田んぼしかありません。

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前述したように、スパンブリー線は時刻表に存在しない駅が存在します。実は、終点であるスパンブリー駅の先にもマーメンラーイ駅という真の終点が存在するのです。

……という情報を車掌が教えてくれました。ホテルまで2km歩く覚悟だったのでこれは嬉しい。地図をよく見たら確かに線路自体は更に先に伸びていますねぇ。

 

スパンブリー駅では途中で乗ってきた笠を被ったおじさんだけが降車しました。代わりに清掃員と見られる青年3年が乗ってきました。

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本来の終点から3分ほどで、真の終点であるマーメンラーイ駅に到着します。ホームはおろか信号施設もないため、駅というか路面電車の停留所レベルですね。

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ここで私を含めて2人が降りました。周囲は完全に郊外で犬の鳴き声が遠くから聞こえてきます。危険な雰囲気は一切ないものの、普通の観光客が来るような場所ではないです。

列車は1分もしたらスパンブリー方面へ戻っていきました。おそらくは翌朝になってバンコクへ向かうのでしょう。

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さて、本日の宿は駅から徒歩1分の場所にあります。DDBoutiqueResortという名前で、シングルが450バーツ。

DD Boutique Resort

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部屋は清潔でその点については文句なし。

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しかしホテル内にも周囲にレストランは無いため、あらかじめ調達しておく必要があります。ちなみに私の夕食はたまたま持ってたオレオになりました……。

 

さて、翌朝8時になったので、駅周辺を散策します。

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昨日は全く気がつかなかったのですが、ホームらしきコンクリートがありますね。

また、線路を見ると驚くべきことにPC枕木を使用しており、非常にしっかりとした軌道になっています。おそらく大幹線とほぼ同じ水準なのではないでしょうか。揺れが少ないのも納得です。

また、駅近くにはなぜか電気機関車が放置されています。留置線なのでもなく、完全に放置ですね。なぜここにあるのかは不明。

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駅周辺をみてからは、ホテルのフロントで呼んでもらったトゥクトゥクでスパンブリー中心部にあるバスターミナルへ行きました。ここからはバンコク行きやアユタヤ行きのバスが発着します。私はアユタヤへ行きました。

 

スパンブリー線は正直言って普通の観光客にはおすすめしませんが、バンコクから割りかし近いので、鉄オタやディープなタイにちょっとでも触れたい人にはぴったりのスポットだと思います。

 

おわり

バンコク・日本で造られた軍艦メークロン号を見に行く

タイ国内には戦前からの日本との繋がりを示すものが結構あります。例えば、カンチャナブリーの「戦場にかける橋」。あれは、日本軍が戦時中に建設した鉄道橋です。

バンコク市の郊外に展示されている軍艦「メークロン号」もその1つ。タイ海軍が日本に発注して、1937年に横須賀の浦賀暗渠で建造された軍艦です。

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実は戦前に日本で建造された軍艦は殆どが沈没かスクラップにされており、現在では殆どが失われています。船らしい形の数少ない現存例は横須賀の「三笠」やお台場の「宗谷」くらいですかね。そのため、「戦前に」「日本で建造された」「軍艦」は世界的にも大変貴重な例なのです。

 

バンコク中心部からメークロン号があるプラジョンジュムクラオ要塞までの行き方は以下のとおり。

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①緑のBTMスクンビット線で終点のBearing駅まで行く(10分おき)

②バスかテンソウでPakNamまで行く(不定期だが結構ある)

③渡し舟でチャオプラヤー川の対岸へ渡る(10分おき)

④渡し舟の港から要塞までテンソウで行く(一時間おき)

※テンソウとはトラックの荷台を改造したバスのこと

片道で2時間程度はかかります。ちなみにBTMはPakNamまで2018年中には延伸されるようですので、渡し舟までは簡単に行ける様になるでしょう。

 

という訳でまずは宿のあるアソーク駅からBTMで終点のBearing駅まで移動します。暫定的な終点なので、駅前にバスターミナルみたいな便利なものはありません。そのため、バスが発着する駅の北側にある市場に向かう必要があります。

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徒歩3分ほどで市場に到着します。歩道沿いにタクシーやバスが停まっているのが分かりますか?これがバス停です。バスの行き先は全てタイ語なのでさっぱり分かりません。バスやテンソウの運転手に「パックナム?」と聞いてみましょう。

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運転手に聞き込むこと5分くらいで、やっとテンソウがつかまりました。運賃は8バーツです。

20分くらいパックナムに到着しました。

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結構な賑わいの街です。

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上の写真の右端に緑色の看板があります。この看板とおりに市場を進んでいくと、f:id:harimayatokubei:20180819132736j:plain

このような改札と港があります。運賃は5.5バーツ。安くて良い。

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船は100人以上乗れます。一見小さそうだけど思いのほか揺れない。ただし、エンジンの音は非常に大きいです。また、茶色く濁ったチャオプラヤ川の水しぶきが時々飛んでくるので注意。はっきり言ってかなり臭い。

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20分ほどで対岸に到着します。一応コンビニなどもありますが、PakNamに比べて静かな印象です。

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上の写真に見える青いテンソウで目的地のプラジョンジュムクラオ要塞に向かいます。ただ、他方面のテンソウもいるため注意。「プラジョンジュムクラオ」というよりも、タイ語の「ป้อมพระจุลจอมเกล้า」を見せるとスムーズです。

 しかし、このテンソウが1時間に1本という超閑散スケジュールなのです。行き先が民家もない要塞だからしょうがないんですがね……。私はここで30分も待つ羽目になりました。

田んぼが広がる田園地帯を行くこと30分くらいで、要塞の敷地内に入ります。そして、見えてきたものがこちら。

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おお!敷地の奥にメークロン号が見えます!早速近くまで行ってみましょう。

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いや~~艦砲がある軍艦はやっぱりかっこいいですね!!見てのとおり今では水の上には浮かんでいませんが、それでも良い。

メークロン号は排水量が1400tなので軍艦としてはあまり大きくはありません。初春型駆逐艦とほぼ同じですね。現代の艦艇ですと、海上保安庁のいわみ型巡視船が近いと思います。ただ、あまり大きくはないとはいえ全長は85mあるため中々の迫力です。

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艦首のあたりをウロウロしてから乗り込みます。日本の博物館船の公開ではかなり移動は制限されてしまいますが、このメークロン号は(ほぼ)どこでも自由に行けます!タイのゆる~い所はこんなところにも出てますね。

まずは艦首に行って主砲を見ます。

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砲塔の曲線が優美ですね。

船の上にあがって気がついたのですが、この船意外と小さい!長さではなく、幅が小さいためちょっと心細いような感じです。

続いて艦橋に上ります。

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舵などがありますが、当然のように全て触れることができます。椅子にも自由に座れます。結構小さく、10人も入れば満員となりそうです。

階段を降りると、艦長室や士官室がある階に出ます。階段がほとんど垂直で結構スリリングですね。

艦長室はさすがに立ち入り禁止でした。士官室は2段ベットで洗面器もありました。全体的にみて、居住区は現代の軍艦と比べればかなり貧相です。当たり前ですが。

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こちらはミーティングルーム。メークロン号の乗員は52名なので、ほぼ全員収容できたのでしょう。

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艦内には機関室などもあるのでしょうが、流石にそこまでは行けないようでした。

外に戻って上部構造物を見ます。

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↑カッター

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↑煙突。艦橋のすぐ後ろにあります。

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↑甲板からみた煙突と艦橋。ごちゃごちゃしているのが実に昔の艦艇っぽい。

後甲板には天幕がかかっています。

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この丸いものは機雷でしょう。このレールに沿って艦尾から落とすようです。しかし、ビジュアルからしていかにも触れたらヤバそうですね。

船を下りて艦尾に行ってみます。

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タイ海軍の旗は中央に象のイメージがあるため、どうしてもChangビールを連想してしまいますwwww

川に向かって伸びる歩道から船を望むと均整のとれた全容が良く分かります。ちょっと分かりにくいですが、後方にも主砲が2問あります。

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船はチャオプラヤ川の河口を向いて固定されています。近代以降はタイの外敵は全てこの川を遡上してきたからでしょうか?エイリアンが攻めてきたらミズーリのようにメーークロンが復活するかも……しれない。

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船の見学自体は約一時間くらいで終わります。最初に書きましたが、テンソウが1時間に1本なので、それを前提に動くべきです。ちなみに要塞にタクシーはいません。タイ人はみんな自家用車で来ています。

要塞にはマングローブ林に行ける歩道などありますが、興味がなかったのでスルーしました。付属のレストランで昼食を摂ります。結構うまい。

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なんだかんだで要塞についてから2時間が経っていました。ちょうどテンソウの時間にだったのでバンコクへ帰りました。

 

バンコク市の中心部から往復で4時間以上かかるため日帰りでも十分に行くことはできます。途中で結構ローカルな場所も通るため、一般的な観光地に飽きた人にはおすすめのスポットです。

三原城 ~市街地に埋もれた城

広島から新幹線で三原まで来ました。

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航空写真を見れば分かるのですが、かつての城の上にJRの三原駅が完全に横たわっています。そのせいで本丸は分断され、二の丸は駅前広場となり、その他の郭も市街地となって埋没してしまっています。

とはいえ、立派な天守台や市内の所々に石垣が残っているのも事実。今回はそんな三原城を2時間程度で歩いてみます。ルートは以下の通り。

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早速ですが、新幹線のホームからは天守台が見えます。ものすごく立派で、大きさだけは姫路城や熊本城のような大城郭にも全くひけをとりません。

 

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改札を出て駅のコンコースを通って天守台に登ります。

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やはり広い。最早天守台というよりは1つの郭のような大きさです。

 

天守台に三原城の絵図の看板がありました。

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陸側の防備が薄いような気がしますが、そもそも北からの攻撃は想定していないようですね。

 

駅を出てまずは天守台の東側へ出ます。石垣の中に通路が開通しているのが独特です。

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天守台を改めて見ると扇の勾配が非常に美しい。元々海に近い立地なので勾配が緩いのでしょうか。

 

地図を見ていると、かつての堀跡にマンションが建っていそうなので向かいます。

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予想通り駐車場の周りに石垣が残存していました。ただ、完全にマンションの敷地内なので若干入りにくい雰囲気。

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この明らかにクネクネした謎の溝もおそらく堀跡でしょう。

 

南に向かうと、鉄道の高架下に石垣が残っていました。

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このように、かつての石垣跡を辿っていくと予想よりも石垣が残っています。これは結構面白いですね。

 

高架をくぐって南に行くと、水堀が残っています。

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底は砂・・・ですね。非常に浅いためか水が澄んでいるように見えます。

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ここも良く見たら石垣が建物の下に残っていますね。写真の石垣の上には枡形門があったはずなのですが、跡形もありませんでした。

 

近くの県道55号線からは船入櫓の石垣がよく見えます。これは天守台意外では最大の石垣ですね。

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昔は大規模な堀が横にはあり、南は瀬戸内海だったはずなのですが、今では1mにも満たない堀があるだけです。

 

こちらの面は完全に公園と同化しています。昔はこの公園も海の下でした。

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本丸沿いに西へ歩きます。このあたりはだいたい道とかつての郭が一致しています。少し気になったのが、これ。

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普通の雑居ビルの壁がやけに石垣っぽくなっています。しかも、位置は昔の石垣と完全一致。普通に考えてただの壁なのですが、違和感がすごい。要検証かもしれません。

 

三原国際ホテルの裏手に石垣が残っています。

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高さはそれほどないので割と地味ですねぇ。おそらく、昔の三原城の石垣はほとんどこんな感じだったのでしょう。

 

高架を再びくぐって天守台の西広場まで出ます。

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この日は三連休だったからかお祭りが開かれていました。この広場は昔武家屋敷が立ち並んでいたようです。

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最後に天守台を見て終了!

 

広島城の支城という立ち位置だからか、割とこぢんまりと纏まっている印象の城です。ただし、天守台は例外。これだけは日本の名だたる名城にも引けをとらないインパクトがあります。

また、駅周辺に点在している石垣をちまちま発見するのが結構楽しいです。この城を訪れるなら是非ともネットで昔の縄張図を見つけてみて下さい。

 

おわり

廃止間近の三江線乗車② 江津→三次 2018年2月

江津本町駅に着きました。

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わずか一駅でこの秘境感。流石は三江線です。

待合室の中は至って普通の感じ。

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駅寝はしやすそうですね。ただ、掲示板には注意書きが書かれていました。

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もの凄く静かな駅です。ホームに立ちながら江の川の流れを眺めていると、時の流れがゆっくりという言葉を実感できます。

20分ほど駅に佇んでいると列車が来ました。431D浜原行きです。

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意外にも二両編成。鉄オタでいっぱいかと思いきや一車輌に5人程度いるだけでした。やはり浜原から先が不通だからでしょう。

 

江の川沿いを走行していきます。

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しかし、速度が出ない。先頭から車窓を見ているとよく分かるのですが、30km/h制限区間が多すぎて全く本来の性能を出せていない感じ。どうやらこの徐行は名前まで付いているようですね。

必殺徐行とは (ヒッサツジョコウとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

また、線路際の草木が繁茂しすぎているせいで、割と頻繁にバチバチッ!と派手な音を立てて草木の枝と接触します。正直言って結構驚きます。

 

この区間三江線でも最も古い区間であるためか、本当に川沿いをクネクネ進んでいきます。しかし、平行する道路の車に余裕で抜かされているのが悲しい。

 

だんだん霧が濃くなってきました。川すら見えず車窓も単調です。

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淡々を駅を眺めているうちに石見川本駅に到着しました。地元客と見受けられる乗客が数人下車していきました。

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江津から初めての列車交換駅なので対向を待ちます。5分程度なので途中下車はできませんが、しばし撮影タイム。

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列車交換駅だけあって若干の賑わいがあります。それでも一日の乗降人数は22人なのですよね・・・・・・。

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廃線時独特の幕もあります。

 

対向が来たのですぐに出発します。相変わらず速度は出ませんが、淡々と東へ進みます。ちなみに、ここから先は地元客は一人もおらず全員終点まで乗りました。

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途中でいくつもの駅を過ぎてから、

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終点である浜原駅に着きました。

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時刻は既に午後7時前。完全に真っ暗ですね。

 

駅の待合室は10m四方くらいで乗降客数と比較して大きい印象です。三江線は浜原で乗り継ぎとなる列車が多く存在しているからでしょう。

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駅前広場には自動販売機が煌々と光を放っていました。

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家々からは全く光が見えませんが人は住んでいるのでしょうか・・・?ちなみに、駅前の人気の無さに反して車は時々通りかかります。

 

なんだかんだで30分程度は暇なので駅やその周りをウロウロしていました。

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定刻より10分程度遅れて代行バスが到着しました。

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浜原からの乗客は全部で7人。満席です。2人が潮駅、私が宇都井駅で他は三次まで行くようです。

 

潮~石見都賀間は国道375を通ることもあってか、とてつもない速度でブッ飛ばしていいます。遅れを取り戻さなければならないこともあってかとにかく速い!!!

 

と、いう訳でほぼ定刻で宇都井駅に到着しました。

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乗る人もおらずすぐに発車していきました。

 さて、宇都井駅ですが、これはすごい。

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写真ですと凄さが中々分かりにくいですが、とにかく凄い。単純な高さではなくて、過疎地帯にこのような巨大な建築物が聳え立っていることが凄い。真っ暗な山中を走行していてこの建物が突然見えると本当に驚きます。この周辺だけ異次元というか亜空間というか明らかにここ数時間の田舎とは異なった雰囲気です。

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宇都井駅からすぐの民泊である「うづい通信部」からは駅が非常によく見えます。ライトアップも思ったより本格的でした。

 

民泊は素泊まり4000円、夕食1000円、朝食500円です。1人でも2人でも受け付けているようですので、三江線に来たときは是非ともいかがでしょうか。

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ちと見苦しいですが部屋の写真も。明日は朝6時29分発の三次行きに乗るので10時には就寝して5時半に起床しました。

 

朝食を食べて駅に向かいます。50mくらいの距離なのですぐに着きました。よく考えたら昨晩に駅を上っていなかったため10分くらいしか時間はありませんが、今登ります。116段、急げッ!

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普段から登山しているためか1分程度で着きました。ゼェハァ

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明かりが灯るホームには小雪が舞い散ります。駅の周囲を眺めても民泊の明かりしか見えません。本当に山奥の駅です。

待合室は普通ですね。もっとも列車の本数は極端に少ないですが。

階段を大急ぎで下りている途中で、「お客様にご連絡します。代行バスは地上の駅前広場に到着します。ホームにはやってきませんのでご注意下さい。」という放送が流れてきました。どうやら、宇都井のような駅も拠点駅からちゃんと監視しているようです。

 

ほぼ定刻に代行バスがやってきました。

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どうやらこの便の代行バスは国道を速達で走る中型バスと、細い道にも入れるバンの2台体制で運行しているようです。確かに地図を見ると、三江線が国道からちょくちょく外れるせいで、自動車では結構非効率的なルートになってしまいます。

 

口羽駅で中型バスに乗り換えました。乗客の移動は以下の通り

  • 中型バス→バン 鉄オタっぽい男性
  • バン→中型バス 地元客のおばあさん・私

中型バスは口羽→三次ノンストップ直通です。下手したら三江線よりもよっぽど使い勝手が良い・・・。

国道から車窓を眺めていると良く分かりますが、三江線沿いの方が家並みがありますね。明らかに島根側より発展(?)している印象です。

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無事に定刻よりも10分早く三次駅に到着しました。駅前にアパートもあるし明らかに今までの駅とは違う発展度です。

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これにて、ほぼ三江線完乗達成です。やはりと言うかなんと言うか、本当に鉄道である意味がない地域にある路線だな・・・・・・という感想。代行バスに乗ってよく分かりましたが、バスの方が100倍便利でした。

また、宇都井駅を見て思ったのですが、あの立派な駅は一体どれだけの利益を稼ぎ出したのでしょうか・・・・・・。そう思うと暗澹たる気持ちになります。

終点駅がもうちょっと都会であてば観光列車を走らせることも出来たのでしょうが、あらゆる意味でアクセスが悪いため不可能となってしまったようです。木次線が観光列車を走らせる余裕があるのは、松江と出雲という都市の近くから伸びているからでしょうね。他の路線もギリギリの状況ですが、なんとか頑張って欲しいところです。

 

おわり