転がる五円玉

新米社会人のみたままを書こうと思います。旅行・アイマスなど

第8回シンデレラガール総選挙の予想と考察

今年もやってきた総選挙の季節。デレマス全体が微妙な滞留感に覆われている昨今だが、総選挙はいつも通り盛り上がってくれるはずである。まぁ、盛り上がりすぎて不穏になるのはいつもの事だが、それはそれ。

今回はそういった熱の入ったP活動から一歩引いた視点から、私の所感を元に第8回の結果予想をしてみた。「担当アイドル以外にも投票したいけど誰がいいかな……?」と迷っているP各位の判断の一助になれば幸いである。

 

順位予想

1位 本田未央

第6回、第7回と2位だった事に加え、有力な対抗馬が存在しない。CGは確定であると断言して差し支えない。

上記の理由から相当数の浮動票を獲得するだろう。一方で、「どうせCG確定だし」という感じで他に流れてしまう可能性も無くはない。慢心は足元を掬われる契機となりうるので、担当Pは今まで通りの活動が求められる。

 

2位 北条加蓮

加蓮はモバマスデレステ双方からの支持が非常に強い。特にモバマスではコラボイベントの主役を張ったため、今回も強力に票を集めるだろう。一方で、前回とは違いTrinityFieldのような新曲が存在しないため、デレステからの支持が若干弱まると推測される。とはいえ、加蓮にとっては微々たる影響だと思われる。

浮動票については、早めに「本田未央に対抗しうる唯一の存在」と宣伝できれば、大いに獲得できるだろう。

 

3位 鷺沢文香

第4回以降、一貫して順位を伸ばしており前回でついに5位となった。今回もその勢いが弱まることはないにせよ、特段強まることもないと考えられる。前回同様に120万票超を獲得して3位と予想する。

一方でここで順位を落とすと、前回が全盛期だった、となりかねない。活発なP活動が求められる。

 

4位 佐久間まゆ

長年のP活動の成果により単なるヤンデレではないことが認知され始めたため、前回、前々回とTOP10入りを果たしている。

地味ながらも堅調な勢いがあるため、票を伸ばすのではないか。

 

5位 一ノ瀬志希

志希はデレステからの支持が非常に強い。新曲の「クレイジークレイジー」の人気が高いため、追い風となっている。

所属しているユニットの人気も凄まじいものがあるため、前回同様の高順位を維持するだろう。

 

6位 佐城雪美

直近3回の総選挙を20位前後で推移している。前回では声なしアイドルとしての最高位であったため、今回ではボイス獲得に最も近いアイドルである。

クールPからの浮動票をかき集めれば高垣楓超えも十分にありうる。とにかく他Pに知ってもらうための積極的な選挙活動が求められる。

 

7位 高垣楓

担当Pが圧倒的に多く、総選挙で非常に強いことで知られている。前々回で1位、前回は8位と順位を落としたが、前シンデレラガールが順位を落とすことは通例である。ただ、総選挙CD落ちとなったため担当Pとしては忸怩たる思いがあったのではないか。

今回も浮動票は全く期待できない。しかし、今年は新曲のPrettyLiarで存在感を示した。相変わらずの好成績を維持するだろう。

 

8位 夢見りあむ

あまりに尖った性格からツイッターで爆発的に流行しているアイドル。今回の総選挙で最も勢いがある。ネタ的に投票するPが非常に多いと予想されるが、この「ネタ的」の数は決してバカにならない。

100万票近くを獲得してTOP10に食い込んでくるのではないか。パッションのTOP3には確実に入るだろう。

 

9位 双葉杏

2019年3月にデレステにて4回目のSSRが実装されたため、勢いが少しある。前回同様の順位を維持するのではないか。

 

10位 輿水幸子

最古参であり、第1回から10位前後の高順位を維持し続けている。相変わらずの順位を維持するのではないか。

 

11位 遊佐こずえ

佐城雪美がクールのボイス獲得筆頭なら、遊佐こずえはキュートのボイス獲得筆頭である。前回の総選挙では24位、属性10位となっており、十分に上位を狙える位置にいる。

しかし、キュートには確固たる支持層を持つアイドルが多い。彼女らの岩盤をどこまで崩せるかの勝負になるが、杏・幸子を超えるのは正直難しいだろう。

 

12位 速見奏

第4回に46位となって以降、一貫して順位を伸ばし続けており前回では13位となった。今回はPrettyLiarの影響もあり、順位をやや伸ばすのではないか。

 

13位 安部菜々

前回の覇者。第1回から常に15位以内にいるため、その人気は一過性のものではない。流石に順位低下は避けられないだろうが、過去のCGの順位変動から予測するとこの辺りに収まるのではないか。

 

14位 八神マキノ

第8回なので、かなりの浮動票を集めるだろう。過去3回にて50位入りしているので地力はある。

躍進の大チャンスではあり、選挙活動の展開次第では10位入りも狙えるかもしれない。しかし、今回を逃すと非常に辛い。千載一遇の機会をものにするか……⁉︎

 

15位 神谷奈緒

支持層が厚い。加蓮の人気に引っ張られる形でやや順位を上げるのではないか。

 

16位 藤忍

直近2回にて50位入りを果たしており、じわじわと人気が高まっている。しかし、同じキュートの無ボイス勢に遊佐こずえがいるため、浮動票の奪い合いになってしまう。前回の順位を考慮すると、ボイス獲得圏内は難しいと思われる。

ただし、キュートに関しては上位入賞が至難であるため、前回の白菊ほたるのようにボイス圏内でなくともボイス実装はありうる。

 

17位 緒方智絵里

18位 島村卯月

古くからの支持層が存在している。今回も安定した順位となるだろう。

 

19位 的場梨沙

パッションのボイス獲得筆頭である。U149でのレギュラーであり、前回の総選挙で初の50位入りと勢いは確実に存在する。

属性3位には入るのではないか。

 

20位 神崎蘭子

前々回は42位、そして前回は11位と大躍進を遂げた。これは総選挙中にSSRが実装されたからだろう。そのため、今回は順位をやや落とすと予想する。

 

 

以下はコメント無しの予想順位

21位:佐藤心

22位:宮本フレデリカ

23位:アナスタシア

24位:城ヶ崎美嘉

25位:高森藍子

26位:渋谷凛

27位:橘ありす

28位:新田美波

29位:ナターリア

30位:鷹富士茄子

31位:森久保乃々

32位:前川みく

33位:浅利七海

34位:二宮飛鳥

35位:依田芳乃

36位:小日向美穂

37位:白坂小梅

38位:多田李衣菜

39位:五十嵐響子

40位:櫻井桃華

41位:星輝子

42位:諸星きらり

43位:塩見周子

44位:今井加奈

45位:村上巴

46位:結城晴

47位:池袋晶葉

48位:三村かな子

49位:大槻唯

50位:小関麗奈

 

と、まぁこんな感じで予想を組み立ててみた。しかし選挙は水物。選挙期間中のSR・SSR実装次第ではどんでん返しも十分にありうる。

今回の予想はあくまで私の所感に基づいたものなので、決して真に受けるべきではない。気軽に捉えてもらいたい。

 

個人的には担当アイドルの神崎蘭子に頑張って欲しいが今回は特にポジティブ要素がないので躍進は厳しい!最近ソロ2曲目はあったけどたいして影響はなさそう。それよりユニットの新曲が欲しい。スリーエンジェルスとかいいと思うのだが。

また、2人目の担当である並木芽衣子は50位入りも厳しいだろう。何か漫画でも始まらないだろうか?いや、他力本願ではなくプロデユース頑張らないといけないか・・・。

2019年2月イスタンブール旅行記:絨毯屋とのバトル

イスタンブールには話しかけてくる絨毯屋・土産屋が非常に多いです。一日に10回は余裕で話しかけられます。しかもしつこい。他の国ならあっさり引き下がるのに、5分くらい平気でついてきます。

今回はそんな絨毯屋とのやりとりを記事にしました。

 

~~~~~~

それは、アヤソフィアを出た直後のこと・・・・・・。

ブルーモスクに向かおうとしたら、後ろから声がかかりました。

「ハロー!コニチワ!!日本人デスカ!?」

 

……来ました!イスタンブール名物の絨毯屋です。無視べきでしたが、思わず返事を返してしまいました。

「そう……です。」

「オー!海の壁は見たくありませんか?ガイドしてあげます!」

ほぅ、海の壁??ちょっと興味があるので、付いていきます。

 

「海の壁」はアヤソフィアの東側にありました。確かに城壁と海が見えてそこそこ綺麗ですね。
f:id:harimayatokubei:20190401193232j:image

「いいでしょう!海が見えマスよー!」

「私の店が近くにあるので来てクダサイ!紅茶をご馳走します。(このあたりから英語)」

   紅茶をご馳走すると言われホイホイ付いていき、店の中に連れ込まれて押し売りされるのはよくある展開です。ちょっとだけ警戒度を上げてついて行ってみます。

すると、店自体は通りに面したガラス張りで、そういう暴力的な危険性は無さそうな感じです。

goo.gl

警戒しつつも店先の椅子に座り紅茶を飲みます。この日の気温は5℃前後だったので、熱々の紅茶が大変美味しい。

そんな風にのんびりしていると案の定絨毯を持ってきました。「ブルサの良い物だぞ!」とかなんとかセールスをかけてきますが、「俺は学生だから金が無いんだ。紅茶ご馳走さま!!」とだけ言って席を立って歩き出します。

振り切ったかと思ったら「ガイドしてやるぜ!」と言いながら小走りでついてきました。う~ん、普通に鬱陶しい。まぁ、ガイドしてくれると言うならガイドしてもらいます。

 

ここからは別記事に書いたブルーモスクやらオベリスクやらを1時間ほどかけて絨毯屋と巡りました。最後に海辺にあるブラケルナエ宮殿の遺構を見てから宿に戻ろうとすると、「疲れたでしょう?紅茶を飲みませんか?」と言ってきました。先ほどの様子から危険性は低いと判断したので、絨毯屋に戻ります。

 

そういう訳で再びアツアツの紅茶を飲みつつ、絨毯屋と適当に話をします。10分ほどで飲み終わり「紅茶ありがとう。疲れたので宿に帰るよ!」と言って立ち去ろうとすると、肩をグイッと掴まれました。

…………結構ビビります。絨毯屋は肩を掴んだまま「ちょっと中で見ていかないか?」と発言しました。確かにガイドしてもらったし紅茶もご馳走になったので、絨毯屋の言葉に従って店内に入ります。

すると、また熱い紅茶が出てきました。この辺りので気がついたのですが熱い紅茶を少しずつ飲んだいる間に絨毯のセールスをかけるという戦略のようです。

絨毯やシルクの布など1枚100ユーロ程度でセールスされますが、いまいちピンと来ません。値段分の価値はあると思うのですがね。not for meってやつです。

 

10分ほど経つと紅茶も冷めて全部飲み干しました。今度こそ立ち去ろとすると「もう一杯どうだ!?」という声と共に紅茶が差し出されます。

「もう要らないよ。さようなら」

「なぜ買わないんだ?!?」

「欲しくないからだよ」

「俺の絨毯は良いものだ!!」

「俺にとっては要らないんだよ」

「ガイドしてやっただろ?紅茶も飲ませてやっただろ?」

「それがどうした」

「お前はトルコ人のホスピタリティを踏みにじった。日本人は嫌いだ。今まで好きだったのに。お前のせいだぞ。」

 

……勝手にガイドして後でガイド代を払えというならまだ納得できます。しかし、ガイドしてもらった、紅茶をご馳走になってしまった、という弱みに付け込んで絨毯を買わせるやり口は非常に汚い。最早会話するだけ無駄です。

それに相手が徐々にヒートアップしてきたので、小走りで立ち去ります。途中で振り返りますが、追ってきません。良かった……。

 

そういう訳で今回は被害ゼロでしたが、所々対応を間違えた気もします。

やはり思わせぶりな対応はNG。買う気が無いなら、初めからきっぱり断るべきでした。またガイドも必要ないと言って適当にあしらうべきですし、コミュ力に自信が無いならガン無視も有効な手段です。

 

しかし、彼らの相手をするのって本当に時間の無駄なんですよねぇ。イスタンブール当局もなんとかするべきではないでしょうか。

 

書評:日本全国 境界未定地の事典

  日本地図を見ていると、富士山の頂上で山梨県静岡県の境界が不自然に無くなっていることが分かるだろう。この境界が「無くなっている」場所こそが境界未定地である。県境から市町村の境界まで含めると、日本に100箇所近くある。

本書はそうした境界未定地の周辺情報・発生原因・解消見込を全部網羅してある。「事典」の名に恥じない網羅っぷりにひたすら驚かされる。

f:id:harimayatokubei:20190414212734j:plain



感想

すごい面白い。なにが面白いかって境界未定地ごとに状況が異なっていて、読んでいて全く飽きないところ。

未定地の状況はおおよそ以下のパターンになっている。

長さ・・・100m以下から10km以上まで

原因・・・いつのまにか未定になっていた or 埋め立てで発生した

現状・・・問題ないので放置 or 意図的に放置 or 一応協議中 or 裁判中 or 近いうちに解消

これらのパターンが組み合わさって各未定地の個性を生み出している。

 

境界未定地はその大半が山奥や小さな溜池のような細かい場所である。下の箇所はその代表例といえる。

f:id:harimayatokubei:20190414205357p:plain

福岡県遠賀町鞍手町の境目

写真中央に境界がぷっつりと途切れている場所が2つある。これは印刷ミスでもなんでもなく、市町村の境界未定地である。

右側の溜池にかかっている未定地は池の上をまっすぐに通せばいいかと思いきや、そうは問屋がおろさない。溜池の管理に関する利害関係があるため、中々決められない。とはいえ、特に問題は発生していないため協議も実施されていないようである。ここは典型的な「ほったらかし系」の未定地と言える。

※ちなみに、こういう未定地の境界は国土地理院地形図だと途切れているが、GoogleMapやマピオンでは適当なラインに境界が引かれている。

 

「境界」は単に行政を区切る単位ではなく、文化・習俗・言語etc……を形作る重要な要素である。だからこそ何気ない境界線にも全て意味があるし、それを物言わぬ地図から読み解くことは結構面白いことを再確認した本だった。

2019年2月イスタンブール旅行記:ブルーモスクとオベリスク、戦車競技場跡

※今回はスマホを横にして見ることをおすすめします。

 

アヤソフィアを堪能して、次はブルーモスクへ向かいます。
f:id:harimayatokubei:20190401193228j:image

 ↑側面からのアヤソフィア。ちょっと違う雰囲気。

 

ブルーモスク

正式名称はスルタンアフメットモスクで、均整の取れた外観から「世界で最も美しいモスク」と言われています。

広場の南側にあるせいで完全に逆光になってますね……。
f:id:harimayatokubei:20190401193236j:image

中庭からはドームがいくつも重なる構造がよく分かります。確かにアヤソフィアよりもスッキリした外観で美しいです。ちなみに入場料は無料。
f:id:harimayatokubei:20190401193215j:image

中に入るとアヤソフィアに勝るとも劣らない巨大な空間が広がら……ない。


f:id:harimayatokubei:20190401193241j:image

ん??
f:id:harimayatokubei:20190401193205j:image

これは……もしや
f:id:harimayatokubei:20190401193200j:image

絶賛工事中じゃないか!!

なんてこったい……。これはちょっと残念すぎます。みんな靴を脱ぐのでちょっと臭いし・・・・・・。1分で退散します。無料で良かった。

 

戦車競技場とオベリスク

ブルーモスクの西側には細長い広場が広がります。これは東ローマ帝国時代の戦車競技場跡で、真ん中には巨大なオベリスクが立っています。
f:id:harimayatokubei:20190401193210j:image

このオベリスクは当然ですがエジプトから持ってきたものです。当時のローマ帝国の広さが伺い知れますね。

写真だとそうでもないですが、実物はかなり大きいです。高さ19.8mなので6階建てのビルくらいあります。

オベリスクの台座にあるレリーフは「勝者に月桂冠を与えるテオドシウス」です。最後のローマ皇帝と言われているあのテオドシウスですね。
f:id:harimayatokubei:20190401193250j:image

古代ローマでは戦車競技場はただの競技場ではなく、皇帝と市民が直接接する場でもありました。このため、戦車競技中に皇帝への不満を爆発させた市民が暴動を起こした事があります。特に激しかった暴動が「ニカの乱」です。

 

〜〜やる夫で分かるニカの乱〜〜

f:id:harimayatokubei:20190411215719p:plain



f:id:harimayatokubei:20190410235201p:plain

f:id:harimayatokubei:20190410235206p:plain

f:id:harimayatokubei:20190411220746p:plain

f:id:harimayatokubei:20190410235221p:plain

f:id:harimayatokubei:20190410235225p:plain

f:id:harimayatokubei:20190410235228p:plain

f:id:harimayatokubei:20190410235233p:plain

f:id:harimayatokubei:20190411220029p:plain



f:id:harimayatokubei:20190411220236p:plain

 

 

f:id:harimayatokubei:20190411220504p:plain



f:id:harimayatokubei:20190410235245p:plain

f:id:harimayatokubei:20190410235251p:plain

f:id:harimayatokubei:20190410235253p:plain

f:id:harimayatokubei:20190410235301p:plain

 

という訳で、ここは1500年前に市民が「ニカ!ニカ!」と叫んでいたまさにその地なのです。モスクワの「赤の広場」といい、欧州の歴史は広場を中心に動いていたんですねぇ。

 

オベリスクの近くには謎のねじねじがあります。
f:id:harimayatokubei:20190401193142j:image

実はこれ、蛇が絡み合った姿で、「蛇の柱」と呼ばれています。昔は頭もあったのですが、第4回十字軍によるコンスタンティノープルの陥落の際にヴェネツィアに持ち去られてしまいました。こんなの略奪して何になるんだ一体。

 

さらに隣にはレンガ作りのオベリスクがあります。「ウォール=オベリスク」と呼ばれており、見ての通り模造品ですね。
f:id:harimayatokubei:20190401193255j:image

昔は青銅の板で覆われていましたが、例によってヴェネツィアによって略奪されて、今のような姿になっています。ヴェネツィア略奪しすぎでは……。

 

競技場の土台

戦車競技場の観客席は全く現存していませんが、土台は残っています。オベリスクがある広場からちょっと下ると小さい公園があり、湾曲した戦車競技場の土台がすぐに見えます。
f:id:harimayatokubei:20190401193156j:image

この土台のすぐ上には建物があり、「イスタンブールは遺跡の上に建っている」ことが実感できます。

ちなみに、土台からは大量の水が吹き出ていました。
f:id:harimayatokubei:20190401193246j:image

どこから漏れ出しているのでしょう?謎です。

 

つづく

2019年2月イスタンブール旅行記:アヤ・ソフィアを巡る

金角湾を渡ってシルケジ付近で昼食を食べます。この辺りは観光客も少なめで飯屋もあまり高くない模様。

 

昼食を食べ終わって、トラムに沿って坂道をぐいぐい上がります。

丘の頂上には広場があり、その北側にアヤソフィアは鎮座しています。

f:id:harimayatokubei:20190329165652j:image

西暦537年完成。東ローマ帝国時代はコンスタンティノープル総主教座の大聖堂で、オスマン帝国時代には帝国内で最高の格式を持つモスクでした。現在は宗教から開放されて博物館となっています。

十字軍やコンスタンティノープルの陥落といった幾つもの危機を乗り越えた偉大な建築です。

Wikipediaにも

イスタンブールの辿ってきた歴史の変遷を考えれば、この教会堂が遺っていること自体、ほとんど奇跡であると言って良い。

とまで記されています。

個人的にはアサシンクリード・リベレーションズで何度も目にしているので思い出深い所です。

 

さて、13時くらいに着いたので入口はそこそこ並んでいます。とはいえ2月下旬のオフシーズンなので5分くらいで入場できました。
f:id:harimayatokubei:20190329165615j:image

中国人の団体が多い!引率のガイドに連れられている様子は一昔前の日本人のようです。

 

入口付近には歴史がありそうな石柱が幾つもあります。説明板が無いので何がなんだか分かりませんが……。
f:id:harimayatokubei:20190329165428j:image

広場からは見えない方(西側)から入場します。壁を支える控え壁(バットレス)が大きいため、アヤソフィア自体はあまり見えません。なんだか要塞っぽい感じです。
f:id:harimayatokubei:20190329165731j:image


中に入りましたが、大きい廊下にまずは出ます。とにかく大きい!天井が見上げるような高さにあります。
f:id:harimayatokubei:20190329165527j:image

廊下を横切って、高さ10mはあろうかという扉をくぐると、中央ドームに出ます。


f:id:harimayatokubei:20190329170035j:image

おーーーーーーう……おぉぉ………凄い……

とてつもなく広いです。外からは到底そうは思えないような巨大空間にひたすら驚きしかありません。

 

ライブの時にスタジアムやアリーナに入ると中が広くて感動するじゃないですか。アレに近い感覚です。

いや、もう、とにかく天井がひたすらに高い!

f:id:harimayatokubei:20190329165623j:image

築1500年以上とは思えません。さいたまスーパーアリーナより大きいんじゃないか……これ。あまりに凄すぎてため息しか出ません。これは相当凄い、凄すぎる。

や~ここでユスティニアヌスが「ソロモンよ!我は汝に勝てり!!」と叫んだかと思うと大変胸熱ですね。

 

上ばっかり見ていてはなんなので、下を見ます。

すると、謎の円がありました。これは東ローマ帝国の皇帝が戴冠していた場所です。20世紀にモスク時代の絨毯を剥がしたら出てきたようです。
f:id:harimayatokubei:20190329165443j:image

入口の反対側に行くと、メッカの方向を示すミフラーブと猫がいました。
f:id:harimayatokubei:20190329165724j:image

この猫はグリという名前でアヤソフィアの名物猫です。オバマ大統領がもふって一躍有名になったとかなんとか。

猫とミフラーブの遥か上には聖母マリアのモザイクがあります。イスラムを象徴する設備の上に聖母マリア……。アヤソフィアの複雑な歴史が垣間見えます。
f:id:harimayatokubei:20190329165704j:image

 

1階は見たので2階に行きます。スロープは初めの廊下の端っこにあります。
f:id:harimayatokubei:20190329165607j:image

長年に渡って沢山の人が登ったため敷石がツルツルになっています。

 

2階のテラスから中央を眺めます。大空間をより俯瞰的に体感できます。ライブのスタンド席ですね、ここは。

f:id:harimayatokubei:20190329165711j:plain

 

1階から見たマリア様は遠くにいましたが、2階のモザイクは間近で見ることができます。

まずはこちら。「デイシス」
f:id:harimayatokubei:20190329165421j:image

キリストの顔が立体的に描かれています。中世の絵画はどちらかというと素朴で平面的な印象を持つものが多いのですが、これに関しては全く別次元の技術力で製作されたことが分かります。

 

奥に進むと他のモザイクがあるのですが、なんと修復工事中で間近で見れません!!くぁー……運が悪い。

手元にある200mm望遠でなんとか撮影します。

キリストと皇帝コンスタンティノス9世、皇后ゾエ
f:id:harimayatokubei:20190329165645j:image

 

聖母子と皇帝ヨハネス2世コムネノス、皇后エイレーネー

f:id:harimayatokubei:20190402231240j:image

これら2枚のモザイクは構図が非常に似ています。左の皇帝が金貨を差し出し、左の皇帝が巻物を差し出しています。これは教会に寄進した記念と言われています。

これらのモザイク画は金モザイクがキラキラと鈍く輝いており、えも知れぬ神々しさを演出しています。どうやらモザイクの角度を微妙に調節しているようです。

このような2次元の絵なのに3次元の工夫がある点が、モザイクの面白いところですね。

 

絵だけではなく、天井にも所々に幾何学模様のモザイクが残されています。こっちは素朴な雰囲気を感じます。
f:id:harimayatokubei:20190329165452j:image

2階の端っこにはやけに傾いた柱があります。アヤソフィアは何度も大地震に見舞われているので、その際に傾いたのでしょうか・・・・・・??

f:id:harimayatokubei:20190329165506j:image

 

テラスの壁には明らかに十字架が削り取られたレリーフがあります。これはキリスト教の大聖堂からイスラム教のモスクに改修された時のものだと思われます。
f:id:harimayatokubei:20190329165630j:image

 しかし雑に削ったせいで逆に十字架が浮かび上がってますね。

 

2階は大体見たので1階へ戻ります。さっきのスロープではなく、反対側にある階段を降ります。この辺りではそのままの壁が見られますが、レンガに対するモルタル?の厚さに驚きです。半分以上じゃないか……。
f:id:harimayatokubei:20190329165556j:image

 

1階も2階も一通り見終わりましたので、初めの廊下の南側にある扉から退場します。太陽が見えてきたあたりで振り返ると、最後のモザイクが見えます。

「聖母子、ユスティニアヌス1世とコンスタンティンス1世」
f:id:harimayatokubei:20190329165639j:image

 これは右が「コンスタンチノープルを捧げるコンスタンティヌス」左が「アヤソフィアを捧げるユスティニアヌス」です。中世ギリシア語ですが、なんとなく文字も読めます。

 

という訳で、アヤソフィアを堪能しました。

ピラミッドやコロッセオのようなアヤソフィアよりも古くて立派な建築はいくつか存在します。しかし、それらは「忘れ去られた建築」であり、本来の機能役割は推測するしかありません。

それに対して、アヤソフィアは完成から今日に渡って、常に人々の崇敬の対象になってきました。そのため大きい戦いに何度か巻き込まれましたが、今なおイスタンブールの地に存在しています。

積み重ねてきた歴史の厚みがとてつもなく重い場所でした・・・・・・。

f:id:harimayatokubei:20190329165549j:image

 

まぁそんな風にとっても良かったアヤソフィアですが、中の大ドームが工事中だったのが心残りです。なんかアヤソフィアをモスクに戻す話もあるとかなんとか。

勉強し直して、近い時期にもう一回行かないといけませんね、これは。

 

つづく