10月・雪だらけの雲の平へ その1:黒部五郎岳編
日本アルプスの名山もあらかた行き尽くして残った山域は雲の平(黒部川源流域)と南アルプス南部の二つ。
10月上旬の今回は紅葉を狙いに雲の平に行ってきました。南アルプスも良いのですが、既に山小屋の半数が閉まっている上に、南アはなんとなく夏のイメージなので。
が、しかし準備中の我々に思いがけないニュースが飛び込んできた!
北アルプス、(超)積雪
雪積もりました。
— 槍ヶ岳山荘グループ【公式】 (@yarigatake3180m) 2023年10月5日
1枚目の写真のように、稜線では強風で飛ばされて雪が付いていない箇所もありますが、場所によっては10から20cm程度、吹き溜まりではそれ以上あります。
昨日は周辺で風雪により行動不能となる事案も発生しました。
3連休ご安全に。 pic.twitter.com/USpUZRYfAw
いやー、まいった……。正直言ってこれは予想外。山頂付近で軽く積雪くらいはあるかも、と思っていたのだが、数10㎝とは。
天気予報は土曜晴れ・日曜曇り・月曜雨の典型的な下り坂。ただ、日曜は夕方まで雨は大丈夫だし視界は良い予報。
悩んだものの今回は決行としました。雲の平周辺は危険箇所も少なく多少の積雪でもただ歩く分に支障はないだろう。また核心部の鷲羽岳・水晶岳を登る日曜日は土曜の好天で多少雪が解けるだろうと予想。
ただし予定は変更です。
(土曜)折立→雲の平山荘 (日曜)水晶岳・鷲羽岳→黒部五郎小舎 (月曜)黒部五郎岳→折立
月曜日が雨天予報なので、これをそっくり逆にして
(土曜)折立→黒部五郎岳→黒部五郎小舎 (日曜)水晶岳・鷲羽岳→薬師沢小屋 (月曜)薬師沢小屋→折立
としました。日曜は雲の平山荘に泊まってもよかったけど、雨天行軍を少しでも減らすために日曜のうちに薬師沢まで頑張って降りる予定にしました。
前段はこれくらいにしましょうかね……。いやもう、行く前に色々考えすぎてヘロヘロでした~。
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登山日 2023年10月7日~9日
行動時間
<折立>4時15分ー<三角点ベンチ>5時30分ー<太郎平小屋>7時00分ー<北ノ俣岳>9時15分ー12時30分<黒部五郎岳>12時50分ー<黒部五郎小舎>14時30分着
合計10時間15分
金曜日の午後、仕事場を早めに抜け出して一路富山へ出発。ご存じの通り有峰林道は時間制限があるので、19時20分までに入口に行かねばならぬ。
工事渋滞を潜り抜けて閉鎖5分前になんとかゲート通過。高速道路と見まごうほどのトンネルと通って折立に向かいます。
夜の折立に到着。気温10℃くらい。車は30台くらい。おっ、車が思ったより多いぞ。自分たち以外の登山者もいると分かると多少は安心できる。
寝る準備をして21時くらいに就寝。
3時半に起床。するはずがなんと」寝坊!!
4時に仲間に起こされました。おお、7時間寝たので頭スッキリ。なんて言ってる場合ではない。速攻で準備をして4時20分には歩き始めました。我ながら史上最速で準備できたぞ。
去年も歩いた樹林帯を淡々と登ります。雨は降っていないのが幸いだが晴れては無さそう。日中から晴れる予報なので、まだ雲が多いのは予想通りです。
半袖で汗をかきながら登って三角点ベンチに到着。この辺から上のほうが見えるのですが、予想通りガッツリ積雪。でもあの辺ってまだ標高2000mくらいだよな!?上はどうなってるのか既に不安だ。。。
晴れる気配は無く、しかし雨が降る気配も無い山道を淡々と進みます。
所々で雪が見えてきた。
と思ったらあっという間に雪景色。ちょいちょい滑るけどガチガチに凍っててむしろ歩きやすいまである。風もあんまり強くない。流石に半袖は寒いので1枚着込んだがむしろちょい暑いくらい。
雪が積もってるだけで全然余裕だな。とこの時までは思っていました。
そろそろ太郎平かな……という頃から風がどんどん強くなり始めて、、、
ドゴォォォォォォ!!
ビュゴォォォォォ!!
7時ちょうどに太郎平小屋到着!だがなんじゃこの強風は!!
テーブルとベンチがおろし金みたいになっててとても座れたもんじゃない。
つーか寒い!猛烈に寒い!!
ハードシェル代わりの上下レインウェア着用。ニット帽にグローブも2重に装着。もはや完全に雪山である。
まだ雪が降ってないのでマシとはいえ、風が本当に強い。あまりの風雪で看板も迫力出てるし。
正直言うとここで撤退も考えました。が、太郎平はそもそも地形的に風が強いところで、更に予報ではこの後晴れる。おそらく今日一番辛いのはここだろう。
と思うけれど不安なものは不安なのです。
似たような装備で薬師岳やら雲の平やら突撃する人を見て、まぁ俺らも行けるか……と思い出発しました。
確かに風は強いが、太郎平ほどではない。上下しっかり着込んでいるので歩き始めたらだんだん元気が出てきました。やっぱり進んでみるものだなぁ。
しかし天候は一向に回復せず。時々明るくなったりするので回復傾向だとは思うんだが。
2時間歩いて北ノ俣岳到着。流石に山頂だけあって風が強い。ケルン裏でちょっと水を飲んで出発します。
しかし、水を飲んでいるその時。
おおっ。おおおおっ。
晴れたーーーーっ!!!
予報通りの青空!嬉しい。体も一気に暖かくなってきた。
紫外線がヤバそうなのでここで日焼け止めを塗るなど。おにぎりを食べたりもする。凍えていたさっきの太郎平と余裕の差が違う。やはり太陽は偉大だ。
黒部五郎岳方面はまだ雲があるものの、これから晴れることは間違いない。
北ノ俣岳を降りて振り返ると雪面が眩しいほど輝いていて美しい。
雲の平方面も晴れてきて、雲間からは水晶岳も見えます。
赤木岳山頂に着くと雲は概ね晴れて黒部五郎岳も見えてきました。結構歩いたけどまだ遠いな……。それに雪が中途半端な積もり方をしていて若干歩きにくい。
五つほどの小ピークを越えて中ノ俣乗越に到着。標高2450mほどで今日の最低鞍部です。
休憩したいのですが、岩は雪に埋まり、かといって地面に座るほど雪は積もっておらずすぐ出発します。
2578mのピークに到着。いよいよ黒部五郎岳が眼前に迫るが、あまりに大きさにまだまだ遠いとしか思えません。積雪で遠近感が無くなって距離感がよく分からないのです。
しかもこの辺の道が歩きにくいのなんの。下草の上を歩けるほど積もってなく、しかし地面は見えない。通常の110%くらいの力が必要です。
いよいよ最後の登りに取りつきです。ここまで長かった。
雪原をひたすら登ります。積雪は30㎝くらい。先行者の踏み跡に沿って登っていきます。
いやーキツイな。いくら踏み跡があろうとも一歩一歩が大きくなりがち。雪さえなければちょろいはずなんだが……。
上は眩しく、そして雪は歩きにくいが、なんとか黒部五郎の肩と呼ばれる稜線に到着。
もはや景色が完全に冬山のそれである。てか着いた気でいたけどここから思ったより遠い。
つら……。ここの追加の登りは相当メンタルにきましたね。
山頂どこやねん。と思って登っていると遂に到着!
黒部五郎岳、12時30分に登頂。
噂通りの大展望で満足です。槍が雲で隠れているのが勿体ない。
手前の鞍部には今日泊まる黒部五郎小舎が見えています。思ったより遠くて笑うしかない。
南を見ると今日歩いてきた稜線が一望できます。雪だらけの印象でしたが、ここから見ると雪少ないように見えますね。不思議。
西には明日行く鷲羽岳・水晶岳と雲の平が見えます。
しかしまぁこうして眺めていると、水晶岳遠くない?ちょっと、いや相当遠くない??
それもそのはず、黒部五郎岳から水晶岳までは11㎞もあるのです。コースタイムがそれほど長くないので油断していましたが、この水平距離はかなりヤバい。雪だらけのこの状況で行けるのか不安になってきました。
最悪、水晶岳はカットして降りれば多分大丈夫なはず。
山頂は思ったよりも狭く10人もいればいっぱいになりそうです。
やや強い東風を浴びながらネットで情報収集。今日泊まる黒部五郎小舎はネット入らないんですよねー。おお寒い寒い。
ちょっと待ったけど槍ヶ岳が見えそうで見えない!でも寒いので出発しまーす。
小屋までは稜線ルートもあるけどこの着雪だと無理なのでカールルートへ。
おおっ、トレースが無いぞ!?さっき山頂にいた人は太郎平方面に行ったのでここから登って来たと思ったのですが。まさか稜線ルートを登ったのか。すごいな。
噂に聞く黒部五郎のカールに突入です。
結構な急斜面だけど雪もふもふで怖い。思い切って歩くと意外と大丈夫なんですけどね。
雪を纏った黒部五郎がものすごい迫力です。この時期にこの景色を見れたのはある意味貴重かも。
いやでも「のんびり秋山ハイク」的なのを想像していたのに、なぜ雪と格闘しているのか。雪山は独特の険しさがあっていいけれど、今回は求めてなかったなぁ……。
この辺で槍ヶ岳がチラ見え。雪だけど三連休だし人多そう。
標高2500mくらいまで下ってきました。
紅葉は完全に終了している中、わずかに残った秋。ちょっと心が休まる瞬間です。
しかしまぁこの辺の道は歩きにくい。雪があると斜面より平地の方が時間がかかる気がします。特に普段はサクサク歩けるところで時間かかるのが結構なストレス。
よ~~~~やく小屋が見えてきた。ほんと~~~~~に遠かった。
くぅ~疲れました。これにて黒部五郎小舎到着です。
閑散とした小屋で受付を済ませて部屋へ。
蚕棚ではなく天井も高い部屋に通されました。やったー4人で貸切!と思いきや後で来た人と合わせて6人になったという。
昼食を食べたらやる事も無くなったので談話室でグダグダします。この部屋がまぁ快適でしてね。なんだかんだ夜7時くらいまでいました。
ちなみに定員60人に対して今日泊まったのは17人とのこと。雪さえなければ満員だったのでしょう。人の少ない山小屋は静かだしゴロゴロできるし最高です。それにこの時期は極寒の外と温い中のギャップがもうたまらんのですわ。晩秋の山は小屋泊に限るぜ。
遠くに見えるは笠ヶ岳。明日も晴れて欲しい、、、というか天気予報見たい(電波は無い)と思いながら日が暮れていきました。
明日は3時半起床。コースタイム12時間の長丁場です。気合いを入れて就寝しました。
つづく
晩秋の薬師岳へ 折立から日帰り
10月も下旬になると下界もいよいよ肌寒くなってきて、山の終わりを感じます。
一年の登山を締めくくる大事な時期。今年選んだのは薬師岳でした。北アルプス北部に位置する山。微妙に地味ながらも、雄大な展望と圏巻谷があるらしい。
日帰りでも十分行けそうなので、10月中旬のよく晴れた日に登ってきました。
登山日 2022年10月13日
行動時間
<折立>7時10分ー<三角点ベンチ>8時20分ー<太郎平小屋>10時00分ー<薬師岳小屋>11時30分ー12時20分<薬師岳>13時00分ー<薬師岳小屋>13時30分ー14時40分<太郎平小屋>15時10分ー<三角点ベンチ>16時00分ー<折立>16時50分着
合計9時間40分
夜に京都を出てからひたすら北陸道を北上して富山のネットカフェに宿泊。5時間ほど仮眠を取ってから登山口である折立に向かいます。6時開門の有峰林道に突入して40分ほどで、薬師岳のみならず、黒部川源流域の玄関口である折立に到着しました。
北アルプスの玄関口は上高地・新平湯・扇沢などいくつかありますが、ここはその中でもやや地味な印象です。バスは一日数本ですし、自販機1台のみで売店などもありません。それでも道中は全て舗装ですし駐車場は数百台駐車できます。地味な登山口ですらこの規模感。北アルプスはやはり日本の登山の中枢だという事を実感する所です。
10月中旬のこの日は常設駐車場はほぼ満車という盛況ぶり。無雪期登山も終わりかけの時期に駆け込みで登ろうとする人はとても多いのでしょう。
天候は曇り。とはいえ雨上がりの空からは青空が見えており登山日和の予感しかありません。ワクワクが止まらない。
さてさて出発です。気温はやや肌寒い程度で半袖でも十分行ける感じ。
駐車場の台数と比べて登山者の数は少ない印象。おそらく前日から泊まりで入山している人が多いのでしょう。
折立から三角点までは地味な登り。しかし紅葉時期なのでこの地味な登りでも色鮮やかな木々が我々の目を慰めてくれます。やっぱり樹林帯歩くなら紅葉ですね。
三角点ベンチに到着。あれっ、思ったよりも近い。コースタイムの半分くらいできちゃいました。この辺のコースタイムは泊まり装備が基本なのかな?
5分ほど休憩してすぐ出発。ここから先は緩く登っていきます。道は整備されており歩きにくさは感じない。
意外にもちょいちょいアップダウンはありつつも、視界は次第に広がっていきます。右手には北ノ俣岳。
そして左には薬師岳の展望。秋らしいスッキリとした青空も見えてきてテンションが昂ってきた。
標高の割に景色良いし、歩きやすいし、この登山道は素晴らしいですね。南アルプスも見習ってほしい(苦笑
後半は更に傾斜が緩くなって木道を歩く。太郎平小屋は見えてから意外と遠かったけれど木道のおかげですぐ着きました。
太郎平到着。小屋泊の人は既に出ており、ちょっと閑散とした雰囲気。
正面には黒部五郎・鷲羽・水晶ら名山が並んでおり結構壮大な景観をしています。まさに「雲の平への入口」という雰囲気。
ここの玄関口らしさは結構好き。この看板からは「ここから先は山奥。準備してから行くように。」みたいな圧力すら感じます。横尾山荘も似たような感じだけど、こっちの方が景観が良い。
左手には薬師岳も見えています。黒部五郎とかと違って手の届く距離なのが良い。と言っても結構遠い気もするのでさっさと出発します。
おお、、、すごい、、、。
正面に薬師岳を望む、歩いていてため息しか出ない道。この懐の大きさは薬師岳の魅力なのかも。
一旦薬師峠まで下ってキャンプ場到着。いくつかテントはありますが、既に薬師岳に向けて登っている様子です。
ここは2294mなのであと600mちょい登れば頂上。思ったより疲れてないし楽に行けそうな感じです。
キャンプ場をすぎると突然の急登。先ほどまでの解放感はどこへやら、水がチョロチョロ流れる細道です。草も濃密で夏場はしんどそう。
展望はないものの草紅葉も楽しめるので言うほど悪くはない。解放感があるのはいいけど、それだけだと退屈ですしね。
稜線まで登りきるといよいよ薬師岳が目前に迫る。周囲がハイマツになってきたしいよいよ高山の雰囲気。
しかし、この辺から背後が雲に覆われ始めました。標高2500m以下くらいにしか溜まってないので山頂は大丈夫そうだが、、、ちょっと急ぎ気味で行こうか。
秋晴れの下、紅葉を眺めながら登るほど楽しい瞬間は無い。
若干の急登を登りきるといよいよ本稜線へ突入。
アレ、薬師岳だと思っていた山の向こうに別のピークもあるな……。後から分かったのですが、遠い方が薬師岳だった模様。こういう事って結構ありますよね。
後ろは一面の雲海に。これ以上上がってくる気配も無いので山頂は晴れそうです。良かった。
小さいピークを巻くと薬師岳山荘に到着。
なんだかすごい絵になる小屋ですね。薬師岳と景色のバランスが良い。ちなみに既に今季の営業は終了していました。
稜線はさすがに風があるので小屋の擁壁内で休憩。天気は良いし雲も上がってこなそうなのでついついのんびりしてしまいます。
さて薬師岳へ最後の急登。巨大な大斜面の登りです。
標高差150mくらいしかないのでなんなく突破。
建物もあるし、山頂だろ!と思ったらなんか違う??
あっ、あれかぁ。ここで薬師岳山頂はまだ500mほどある事に気付いたのでした。手前のピークに騙される山あるある発動!
ここら辺から有名な薬師岳の圏谷群が見えます。むっちゃ大きいスタジアムのような雰囲気。この緩い斜面の下が黒部川のV字谷になってるとは思えない。
後ろには遠く槍ヶ岳を望む。最高の景色だ。
既に着いた気分になっていたけど山頂が思ったより遠い。まぁ500m以上あるからしょうがないんですがね。
稜線のビクトリーロードを歩いて山頂到着!
すごい!立山続く稜線が一望できる!
それに富山平野側は大雲海。2500m以下くらいは雲がミッチリ詰まっています。これほどの雲海は年に一回見れるかどうかだ。
反対側は槍ヶ岳を中心として北アルプスが一望できる。流石に富士山までは見えないものの素晴らしい景観。
黒部川を見下ろすとまだ源流近いのに急斜面を刻んでいる黒部川が見えます。
できれば富山湾を一望したかったけど、晩秋にこれだけのグッドコンディションで登れたのはとても運が良い。黒部川を見下ろしながらしばし休憩をします。
さて、、、いつまでも座っていたいが、そろそろ下山の時間。雲も若干上がってきましたね。
こういう危険箇所の無い山は下山でも景色に集中できるのが良い。巨大な谷と槍ヶ岳の呆れるほど綺麗な景色。
大斜面も一気に下ります。風が気持ちいい。
小屋も越えてから後ろを振り向くと、薬師岳が実に雄大に見えています。これぞ名山の風格。秋の高い空が良く似合う山です。
この稜線を下っている途中からガスり始めました。まぁ想定内。
草紅葉を見ながらボヤーっとした道をひたすら歩きます。
太郎平もご覧の通り。上から見た感じここは風の通り道なのでそう簡単には晴れなさそう。
が、ベンチでグダっていると急に雲が晴れてきた。
うおーっ、すごい!浮世絵みたいなと薬師岳の景色、良すぎる……。やっぱり秋の山は最高。
ちなみにここでちょっとトラブル発生。友人の一人が高山病っぽい症状で動けなくなってしまった。日没が迫る中やきもきしたものの、30分ほどでなんとか動けるようにはなったよう。
自分は全く大丈夫なので知らなかったのですが、3000mくらいでも高山病になる人はいるようですね。また一つ勉強になった。
ここから太郎平までは結構長いはず。既に午後3時を越えて日没は近い。友人も大丈夫と言っているのでやや小走りで下山を急ぎます。
しかし、景色が、とにかく良すぎる~~~。こんな秋晴れ見せられたら写真撮るしかないじゃない。急がないといけないのに~。
そんな思いが届いたのか標高2000mくらいからガスに呑まれてあとは淡々とした下りになりました。
三角点ベンチ到着。うーん、折立~太郎平は下りの方が長く感じるな……。なんでやろ。
ガスの中下山。ところで下の写真、登りでも全く同じ場所で撮っていました。別にポイントでもないのに。よかったら見比べてみて下さい。
向こう側の谷が近づいてきたらもう下山間近。十三重塔まで来たらもう登山口です。
下山完了!いや~~太郎平から折立が遠かった!!
上部はすっかり雲で覆われています。日没まで30分くらいだったでしょうか。最後は結構ギリギリで焦りましたが、なんとか到着できてよかった。暗い中の下山はやりたくないですよね。
この後は有峰林道を通って高岡市に宿泊しました。夕飯はもちろん寿司!登山したあとに海鮮を食べられるのは富山ならではです!最高の山に最高の飯。本当に良い一日でした。
おわり