転がる五円玉 ~旅と城と山~

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冬のハンガリー温泉旅 その1 ~ブダペスト到着・エゲルへ~

ハンガリーに行くぞォ!

まぁいつも通り、ハンガリーにどうしても行きたくて行った訳ではなく、航空券が安かったから行きます。

年末年始を挟んでお値段なんと往復65000円。静岡発上海経由とはいえ安すぎる。これを逃す手はありませんねぇ……。

 

でもハンガリーには何があるのか?

googleにて調べて見ると

・温泉

・フォアグラ

の2点が主な名物であることが分かりました。

個人的に興味があるのは温泉の方。やっぱり登山を趣味にしているとどうしても温泉には興味が湧いてくるのです(湯だけに)。どうやらハンガリーはヨーロッパでも随一の温泉大国らしく、首都のブダペストをはじめ国中に温泉があるようで、神殿のような温泉やオスマン帝国時代の建物を利用した温泉まであるらしい。

 

フフフ……これは決まりましたね。今回の旅行のテーマはズバリ温泉!現地滞在の5日間で限界まで温泉を浴び尽くしてやるぜ!

 

~~~~~~12月28日~~~~~~

と、言うわけで年末の繁忙期を乗り越え12月28日になりました。

静岡~上海~ブダペストの飛行機は以下の記事に詳しいので参照されたい。

harimayatokubei.hatenablog.com

この辺はダイジェスト的に流します。

空っ風と青空が広がる静岡空港を出て、

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上海を経由して、
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思ったよりも立派な中国東方航空の飛行機に乗って、
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29日の早朝5時にブダペストに着きました。静岡を出てから20時間近く経過しています。
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おっ、イミグレがクリスマスっぽい。日本人が正月過ぎても正月飾りを飾っているようなものですかね。
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無事に入国して荷物待ち。結構緊張する瞬間です。今回は上海経由だしロストバゲージの可能性が……、
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と思ったら普通に出てきました。

そしてターンテーブルのエリアにあったATMで現地通貨であるフォリントを入手。こんな早朝では両替屋がやっていないのでATMを重宝しますね。
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今回のレートは100フォリント=40円で計算します。

荷物を拾ったら税関を通っていよいよハンガリーに入国。まだまだ朝5時半なので到着ターミナル内の商店はどこも開いていません。

空港から市内にはバスとタクシーの2択ですが、今回は3人なのに加えてデカい鞄まで抱えているのでタクシー一択ですね。

という訳でタクシーを捕まえます。
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どうやらブダペスト空港では上のようなカウンターで行先を告げてからレシートを発行してもらい、そのレシートに記された番号のタクシーに乗るらしい。

ブダペスト東駅(ブダペスト・ケレティ)まで行くと告げて6900フォリント(≒2760円)を支払うと、ものの5秒でレシートが印刷されました。

そして目の前に停まっていたタクシーに乗車。これは便利。それに明朗会計でありがたい限りです。
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この辺はやっぱり先進国ですね。アフリカではこうはいかない。

荷物を積んでレッツゴー。
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おっほほほ〜速いねぇ〜〜。未明のガラガラなブダペスト市内を時速120km/hぶっ飛ばして行きます。

 

そして20km離れたブダペスト東駅に15分で到着しました。速すぎである。

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それはそうとこのブダペスト東駅、めちゃくちゃ立派な事で有名です。暗くて全貌は見えないけどなんだか既に凄そうな雰囲気を醸し出しています。

駅正面ではなく脇にあるロータリーに停車。

 

さっそく駅構内に入ってみます。
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!?

すげぇ。立派すぎる。建物もさることながら扉の上にフレスコ画があるんだが……。駅にフレスコ画ってどういう事だよ。とにかく恐ろしいまでの重厚さです。

扉の先にある駅構内は開放感と重厚感が折衷する巨大空間になっています
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いやーこれは凄い。駅としての風格が日本の駅とは段違いです。

ブダペスト東駅は1884年に完成しました。この建築に特徴はなんと言っても鉄とガラス!完成した1880年代はまさに最先端の素材として鉄とガラスが建築資材として脚光を浴び始めた頃です。例えば1889年にはエッフェル塔が完成しています。

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石造りの建物が主流の時代に突如として透明なガラスを全面に押し出した駅ができたのは相当にセンセーショナルだったのではないでしょうか。

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さて、どうして駅に来たのかというと、それはエゲルという街に行くためです。どうしていきなり地方都市に行くのかというと、時間を有効に使いたかったからです。

朝5時に着いてからブダペストの博物館などが開く朝9時頃までボーっと待つくらいならば、その時間を移動に当ててしまおうという魂胆。今回は5日しかないので時間にはシビアにいきます。

 

そういう訳でスーツケースを預けるコインロッカーに来ました。駅構内の脇にある小部屋に設置してあります。
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かなり場末っぽい雰囲気。駅構内とはいえ開札もないので誰でも入れますからね。1箇所800フォリント(≒320円)。普通に安くて良い。

 

身軽になったので電車に乗り込みます。今回乗るのはブダペスト東駅7時00分発でエゲル駅8時50分着。ほぼ2時間の行程です。
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なんというか、2時間近くの長距離を走る割には近距離向けっぽい車体です。
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新しいのはいいだけれど、座席が堅いのがちょっとアレですね。JR東のE531系っぽい雰囲気。

7時ちょうどに出発。10分ほどでブダペスト市内を抜けると、暁の空が見え始めました。
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7時30分ちょうどに日の出。
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いやー噂には聞いていたけれど冬のヨーロッパの日の出は本当に遅いですねぇ。

閑散とした田園風景の中を淡々と走ります。
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ぽつりぽつりと集落がある様子は北海道っぽい。
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途中で6つの駅に停車しつつ、定刻の8時50分にエゲル駅に到着しました。ん~~やっぱり結構遠かったですねぇ。普通に尻が痛い。
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駅を出てみます。
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おお・・・・・・何もない。それに誰もいない。

まぁいいです。まずは最初の目的地であるエゲル温泉へ向かいます。

 

つづく

 

 

 次回

harimayatokubei.hatenablog.com

 

今回訪れた所

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