転がる五円玉 ~旅と城と山~

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ザンビア旅行 その26 ~一生分の水浴び・ザンビア側ヴィクトリア滝~

この旅行はテント泊で寝不足クーラーのある宿で爆睡の繰り返しでした。今回の宿はクーラーがしっかりあったので、無事に10時間ほど睡眠。

宿の朝食はいわゆるプレート形式でした。

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うまい。素朴な美味さよりも、料理としのて美味さを感じます。すごく久々にまともな宿でまともな朝食を摂った感じ。

 

さて、今日の予定は目白押し。ザンビアに入国、ザンビア側のヴィクトリア滝に行き、リビングストンの宿にチェックイン、そして夜にはルナ・レインボーを見ます。そして、明日の昼には飛行機で東京への帰路につくので、実質的には今日が最終日ですね。

 

8時過ぎに宿をチェックアウトしてザンビア側のヴィクトリア滝へ。全部で2kmくらいですが、朝だし歩けるでしょう。

 

~~~15分後~~~

 

だめだ・・・・・・暑すぎる・・・・・・。

確かに昨日より涼しいけれど、暑いことには変わりない・・・・・・。しかも昨日と違って大荷物を抱えているため輪を掛けて辛い。

汗をたらしながら進むとジンバブエ側のイミグレが見えてきました。

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ボツワナとの国境よりも大分立派な建物ですね。
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なんなく出国。

再び歩きだそうとしたのですが、「ヘイ!10ドルで荷物運んでやるよ!!」と声をかけられました。

これはもう即決。対岸のザンビア側イミグレまでは1kmほどですが、自分の足で運ぶのがあまりに辛すぎた……!!
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手で運ぶのかと思いきや、三輪車で運んでくれるようです。流石に重いのかスピードは歩く速度くらいでした。

 

5分ほど歩くとヴィクトリアフォールズ橋に到着。
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驚いたことに道路は片側一車線です。国境の重要な橋なのに意外としょぼかった。今後は両国の経済交流を盛んにするため、別の近代的な橋を架けるのでしょうか?流石に片側通行は非効率的すぎるような気がします・・・・・・。

 

橋の中央部でザンビアに入国。相手国の国境まではパスポート無しで入れるので、暇な現地人がいますね。
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そして橋の中央からはヴィクトリア滝が眺められます。実は、このヴィクトリアフォールズ橋は無料で滝を眺められる唯一のスポットだったりします。
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下を流れるのはザンベジ川の濁流。下まで100m近くあるので高所恐怖症の人にとっては辛そう。
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橋を渡りきるとトラックの列が停まっています。これは肩側通行待ちの行列でしょう。
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ちなみにGoogleMapの航空写真にも通行待ちの車列が写っています。

 

宿を出てから1時間、ようやくザンビア側のイミグレが近づいてきました。
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うーむ、意外と長かったなぁ。最初からタクシーを使えば良かったのですが、後の祭り。旅行もだいぶ終盤なのですが、これまでの蓄積した疲労が重くのしかかっています。普段だったら余裕で歩けるのに!

 

ザンビアのイミグレはいかにも普通の建物です。
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中はばっちりクーラーが効いていて快適!

それと、日本から贈られたものも置いてありました。
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なんですかね、これ。本棚??なぜこれだけにデカデカと日の丸が張ってあるのかよく分からん。

それはともかくザンビアにも無事に入国しました。このアフリカ旅行5カ国目となります。まぁ、ボツワナ・ジンバブエ・ザンビアは端っこをカスっただけですが。

 

ザンビアのイミグレからヴィクトリア滝ザンビア側入口は30mほどの距離です。殆ど道路の向かいですね。
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WELCOME TO MOSI-OA-TUNYAの看板。モシ・オ・トゥニャとは、現地語で「雷鳴轟く水煙」を意味します。中々にかっこいい。
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20ドル払って入場。ジンバブエ側より10ドル安い。

ちなみに、ザンビア側はジンバブエ側よりも眺められる距離が短いため、人も少ない印象です。どちらかしか行けない人は確実にジンバブエ側に行くはずですからね。

私たちも迷いましたが、ここまで来てケチる道理もないと思ったのでザンビア側にも来たのです。

 

入場をしたのですが、問題となるのは巨大なスーツケース。受付で預けられるところを聞くと「トイレにあるわよ」とのこと。

・・・・・・トイレ?
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確かにトイレ(有料)の入口で係員が荷物を預かってくれました。なんだか公式のサービスではなく係員の小遣い稼ぎ的な感じ。

 

さて、荷物も預けたし観光の滝を見ますか。

まずは入口付近にいるリビングストン御大の銅像。ジンバブエ側よりも躍動感がある感じ。
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道中の道を見ても、明らかにジンバブエ側より人が少ないですねぇ。
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入口から3分ほどで木々の間から遠目に滝が見えてきました。
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近づくとこんな感じ。昨日と同じく恐ろしいまでの迫力で流れています。
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まぁでも昨日と雰囲気はさほど変わりません。

この滝を横目に歩いていると橋が目の前に現れました。
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Knife Edge Bridgeと言います。

なんの変哲もない橋、と思いきやここが凄かった!!!
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下に地面が無いからちょっと濡れるな~、と思った次の瞬間

ザッバァァァ!!ズバババババ!!!と四方八方から水しぶきが襲い掛かってきたのです!!

これは結構ヤバい!例えるなら、まさに台風並。地面の上で「わ~水がすごいねぇ」なんて言っているのとはレベルが違う。下に地面がないせいで、跳ね返った水を存分に浴びてしまうのです。しかも、風まであるから息をするのも苦しい!

間違いなくヴィクトリア滝で最も水しぶきを浴びた瞬間でした。

 

鉄板でできているので、滑らないようにゆっくりと駆け抜けてなんとか対岸へ。

渡りきると滝が更に近くから見えるようになります。今までで一番近いんじゃないか?
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一番奥まで行くとジンバブエ側も見えるようになりました。
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そしてここで滝壺を覗き込むと見るのがDouble Rainbow。ド迫力の滝と水煙によって二重の虹が見えています。力強さと可憐さが同居した絶景。

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絶景ポイントですが、実はこの場所、崖っぷちなのに柵がありません。そのため付いた名はDanger Point。落ちた人も……多分いるなこれは……。

これでザンビア側の滝は全て見終わりました。時間にして20分くらい。やはりジンバブエ側より短いのですが、途中の橋の印象が非常に強烈!これを体感するだけでもザンビア側に行く価値はありました。

 

さて、出口に向かってリビングストンへ……行くのではなく、もう一つのスポットへ行きます。
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ザ・ボイリング・ポット。要するに滝つぼです。この滝つぼに行けるのもザンビア側だけですね。

よく整備された道をザクザク下っていくと出会ったのはサル!
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近い!いや、だって道の真ん中に居座って動かないんですよ。人が近くを通っても逃げないので観光客もすぐ横を通っています。

サルの横を通り過ぎて更に下ると、ジャングルになってきました。
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TDLのジャングルクルーズ的な雰囲気。
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木々が生い茂る小径を進むと……
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近くを流れていた川が渓流になり……
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着きました。滝つぼです。
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まぁ、滝つぼとは言っても滝は直接見えませんし、水しぶきも殆どきません。それでも、ビクトリアフォールズ橋と巨大な崖を同時に見られる景観は一見の価値アリです。
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ザンベジ川のほとりでしばしのんびり。まぁ、目の前に流れる河は文字通りの濁流でのんびりという言葉からは程遠い雰囲気ではありますがwwwww

 

され、これで今度こそザンビア側のヴィクトリア滝は全部見たので帰りましょう。

まずは滝つぼから入口に戻るのですが……崖の落差100mを下ってきたので中々に辛い。しかも渓流が近くにあるせいで湿気が半端ではないのが輪をかけて辛い。

 

またしても汗だくになりながらなんとか上に到着。荷物を回収してから出口へ。

出口あたりにはタクシーが何台か停まっていました。そのうちの1台に声を掛けてリビングストンに向かいます。

 

つづく

 

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