転がる五円玉 ~旅と城と山~

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最近やったボードゲームの感想 

最近プレイしたボードゲームの感想をしていきます。シリーズ化するかは分からん。

パンデミック レガシー season2

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協力系。

一回きりのなのでカードやボードに書き込みまくる。クラッチも削りまくるし、カードを破ることもある。物理的にプレイできなくなってしまうのである。

全部で12ヶ月(12ゲーム)で終了となる。1ゲーム1時間程度なので12時間で終わるかと思いきや、そうはいかない。ゲームで失敗しても1回までならなり直せるのだが、かなりの確率で失敗する。プレイ時間はゆうに20時間を越すのではないだろうか。

パンデミックにありがちだがのんびりしていると状況が急激に悪化→失敗というパターンが非常に多い。カード運にも左右されるが、だからこそ全てが上手く行った時のカタルシスは大きい。

難易度は高いが、理不尽ではない。ボドゲ初心者がやる感じではないが、使い切りという性質上か多少は失敗してもストーリーの展開でどうにかなるように設定されている。

面白い事には面白いのだが、流石に5ゲームもやったら飽きた。残りはまた今度……。

 

パンデミック

神ゲーとにかくゲームバランスが絶妙の一言。

エピデミックによってノーマークの都市が一気に危機的状況に陥る絶望感、アウトブレイク寸前の都市をギリギリで抑える緊張感、治療薬で疫病を次々に除去していく解放感が素晴らしい。エモーショナルなゲーム。淡々とやる感じではない。

状況ごとの都度の判断が求められるため、考える事は案外少ない。

 

・お邪魔者

パッケージは地味だが中身は面白い。正体隠匿系のチーム戦。

お邪魔者2人、鉱夫4人がいる。4人プレイではランダムに選ぶためお邪魔者2人鉱夫2人、お邪魔者1人鉱夫3人、鉱夫4人の4パターンが存在する。鉱夫は金塊を掘り当てたら勝ち、お邪魔者は手札切れまで鉱夫が金塊を手に入れられなかったら勝ち。鉱夫が金塊を掘り当てたら金塊カード(金塊が1個から3個描かれている)を鉱夫の人数分めくって、掘り当てた鉱夫から選んでいく。そのため、掘り当てた鉱夫が最も多くの金塊を得やすい。お邪魔者は勝ったら2個金塊を得られる。これを3ゲームやって終了。

お邪魔者1人、鉱夫3人になるとお邪魔者はかなり厳しい。しかし、鉱夫内での内ゲバ(具体的には誰が金塊一番乗りするか)を利用すると上手くいくか?

一方で、お邪魔者2人、鉱夫2人だと鉱夫が厳しい。このゲームは6人でやる方がバランスがいいだろう。

考える事はそこまで多くないのでテンポよく進む。軽ゲーとしてはかなり面白い部類だが、単純なので数ゲームすると飽きる。

 

・お邪魔者2

お邪魔者をさらに複雑にした感じ。鉱夫は2チームに分かれるし、お邪魔者の他に地質学者や怠け者もいる。普通のお邪魔者に飽きたら手を出してもいいのでは。

ただ、ちょっと複雑にしすぎの感がある。無印版にあった軽快さが失われてしまったようにも感じた。

 

・上洛

4人対戦。勢力争いをする系のゲーム。4人のプレイヤーは大将コマと武将コマをやりくりして、京都・近江・伊勢・尾張遠江信濃の各国で勢力を確保してポイントを稼ぐ。

全部で3ラウンドある。第1ラウンドでは信濃とか遠江のポイントが高い。最終ラウンドでは京都・近江が高くなってくる。このため、終盤になって京都めがけて全軍が進撃する様子はビジュアル的に派手で良い。

緻密な計算をする必要があるので、終盤はややテンポが悪くなる。それでも1ゲームで1時間もかからない。良ゲー

 

・歴史悠久

4人対戦。マップが無いボドゲCivilizationという感じ。プレイヤーは資源をやりとりして政治体制・文化・偉人etcを購入して文明を強固にしていく。テーマは重いのだが1プレイで1時間かからない。

特化するのではなく、満遍なく得るのがコツか?とにかくカードのシナジーを重視すると勝てる。

Civilizationと同じように序盤で遅れると非常に辛い事になる。そういうプレイヤーは勝ち筋も無くなるので辛そうである。

また、カードが同じなのでゲーム展開が似たような感じになりがちであった。

 

・4exploits

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4人対戦。ボドゲcivilizationという感じ。勝利条件が3つ(人口・科学・文化)あるあたりや、技術ツリーがあるあたりがcivっぽい。

歴史悠久と違いこちらは特化すれば勝てる。ある程度の人口を確保して上で文化勝利を狙うのが楽かもしれない。人口勝利はかなり辛いだろう。島国が有利なような気がするのだが、気のせいだろうか……?

ちょっと重めのゲームながらもそこそこテンポが良いためダレない。かなりの良ゲー

 

・交易王

4人対戦。あまり面白く無かった。よく分からないままゲームが終わってしまった感じ。

 

・宝石の煌めき

4人対戦。押しも押されもせぬ神ゲー

4人プレイだとやや運ゲーと化すが、それはそれで良い。

 

ブロックス

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4人対戦。3歳児でも出来るほどに単純なルールと、意外にも緻密な計画が必要となるゲーム。神ゲー一家に一台欲しい。

 

アンドールの伝説

協力系。かなりファンタジックな雰囲気のゲーム。敵やボスキャラが出てくるあたりが実にRPGっぽい。複雑なドラスレという感じ。

難易度は高めだがジョブの能力がよく練られており、ギリギリでクリアできるように設計されている。

各サイトでは絶賛されてるが、個人的には普通だったと感じた。ストーリーが展開する過程で敵がフィールドにポップするのだが、終始それに振り回されることになった。各人の思惑関係無しに役割をこなすことを求められる。その辺が私には不自由に感じられた。

同じ協力系ゲームでもパンデミックは面白かったのだがなぁ……。

 

・シャドウレイダーズ

4人〜7人でプレイ。正体隠匿系チームプレイ。

2人はシャドウ陣営、2人はレイダー陣営、他は無関係の一般市民(シチズン)となる。初めは誰が誰だか分からないが、探偵カードの使用や行動でそのうちバレる。バレてからはサイコロを使った殴り合いになる。

今回は4人でやったのでシャドウVSレイダーとなったのだが、あまり面白く無かった。2人対2人である事が確定しているため、正体も割とすぐにバレる。バレてからは(ほぼ)運ゲーのバトルしかない。

無関係のシチズンがいれば推理要素が強化されてかなり面白くなったかと思う。最低でも6人以上でやりたかったゲーム。

なお、このゲームの日本風イラストは大変好みでした。

 

今回はこんなところで。Fate/StayNightのボードゲーム版が密かに楽しみである。