転がる五円玉

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御嶽山日帰り登山 期間限定の山頂を攻める 後編

前編を投稿して半年近く忘れていました!すみません!!

harimayatokubei.hatenablog.com

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 9合目を越えると今までの急登が嘘のように傾斜がなだらかになります。

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下に見えるのは二の池二の池山荘ですね。かつての二の池は青竹色の水をたたえた神秘的な場所として有名でしたが、現在では端にわずかな水面が残るのみになっています。

www.hokurikushinkansen-navi.jp

どうやら年々面積が小さくなっているらしい。おそらく山頂部に積もった火山灰が雨で池に流出しているためでしょう。2020年の夏には消滅しているかもしれません。

 

流石に標高3000m近いので若干息が苦しくなってきました。でも傾斜は相変わらず緩いのでのんびり上っていきます。

ただし、緩いのは傾斜だけ。この先はかつての噴火をこれでもかと想起させる凄まじい光景になっていきます。
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11時50分に山頂直下に到着。最後の階段を登れば山頂です。

上の写真のすぐ左には朽ち果てた御嶽頂上小があります。
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こちらは現在解体中。

その向こうには王滝頂上小(現在解体中)が見えます。
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この王滝頂上小屋~御嶽頂上小屋の間は先の噴火で49人が死亡しています。以下の中日新聞の記事に詳しいので是非とも参照されたい。

www.chunichi.co.jp

こうした事情のため、現在も王滝小屋からのルートは閉鎖されています。仮に小屋の撤去を終えて登山道が整備されたとしても、そう易々と再開されないと思います。50人近くが死亡した事実は重い。

ここには巨大な土管のようなシェルターが設置されています。

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一見小さそうですが、一基に100人は入れそうなほど大きい。いかにも頑丈そうで安心感があります。

 

さて、山頂に向かう階段にも当時の被害が染みついています。
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噴石が当たってボコボコになった手すりや、
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半壊した石灯籠、
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そして、大きく抉られた奉納名簿。

岩が砕かれるような噴石が次々に飛んできた当時の状況を容易に想像できます。

 

最後の階段を登って、12時丁度に御嶽山頂上(標高3067m)到着。
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信仰が根付いた山らしく山頂には祠や社務所が設置されています。ちょっとした広場のよう。

北を見ると二の池方面が見えます。
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そこから視線を左に向けるとこんな感じ。
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火山灰が積もった荒涼とした風景が広がっています。さらに左に噴火口があったのですがアングルの関係上見えず。


次第に雲が上がってきたので下山を開始します。
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サクサク下って二の池到着。
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火山灰に埋まった二の池を進んで、12時30分に二の池山荘到着。
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池からは湯気が上がっており、なんだか禍々しい雰囲気です。

 

この後は完全にガスったので寄り道もせず下山していきます。13時に覚明堂通過。
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14時10分に七合目行場山荘に戻ってきました。
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ここで行場山荘名物の力もちを摂取。きなことぜんざいの2種類があって500円。
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私はきなこを選択しました。

いいですね……絵になる。カメラを脇に置いて一口。
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ンマーイ!!これは美味い!!!普段食べてる切り餅とはレベルが違います。ほんのりした甘味と噛み切れるレベルのほどよい弾力が快感です。まぁ空腹は最高のなんとやら、という事かもしれませんがwww

10分ほどで1人前(もち2個)を完食。腹持ちがいいので(もちだけに)登りで食べるのもいいかもしれません。

 

行場山荘から先はウッドチップが敷かれた道をのんびり歩くだけです。14時30分に飯森高原駅到着。
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ちょうどやってきたロープウェイで下山して、
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14時40分に麓駅到着。お疲れ様でした。

 

やはり3000mを超える高山であるため、急登のしんどさは中々のものです。序盤は深い森を進み、中盤は遥かな山頂を目指して登り、最後は雲を突き抜けてゴールする流れは、ある意味では理想的な流れでした。

また、噴火災害の跡がそこかしこに残っている光景はかなりの迫力があります。自らを戒める意味でも一見の価値あり。今日も無事に山に登れることを感謝しつつ、一人の人間ができる最大限の安全策を講じて山を楽しみたいものです。

 

おわり