転がる五円玉

新米社会人のみたままを書こうと思います。旅行・アイマスなど

アムステルダムの19時間トランジットで『夜警』と『牛乳を注ぐ女』を見よう

アムステルダムで19時間もトランジットがあったので、1泊してレンブラントの「夜警」とフェルメールの「牛乳を注ぐ女」を見てきました。

 

今回使った航空券は東京→パリ→アムステルダム→アクラ(ガーナ)という謎航空券です。

まずは東京からエールフランスで12時間かかってパリに到着しました。シャルルドゴール空港は建物全体に曲線が使われまくっているのが印象的です。

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EU圏内に入境してから、2時間の乗り継ぎを経てアムステルダムへ。眼下には夕焼けの大西洋が広がります。

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定刻の19:55にアムステルダムに到着しました。アクラ行きは翌日の15:20なので待ち時間は19時間以上あります。流石に長すぎるので今日はアムステルダム市内のホテルに1泊します。これが中東系の航空会社だったら無料ホテルが用意されたのですが……残念。

スキポール空港はシャルルドゴール空港と比べて直線的なデザインですね。シックな雰囲気です。

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パリ→アムステルダムEU域内便だったので、イミグレはありません。着いてから10分くらいで到着ロビーまで出ました。スキポール空港はKLMの巨大ハブ空港だけど動線がすごく工夫されているので意外と小さく感じます。

 

本日の宿はアムステルダムのコンセルトヘボウ近くです。空港からはアムステルダム中央駅まで鉄道が出ていますが、鉄道駅周辺は娼婦街などもあって治安が不安なのと、397エアポートバスという路線がホテルの至近距離にあるバス停に停まるのでバスで行くことにしました。

アムステルダムは世界でも最も電子決済が発達している街なので、バスでも当然のようにクレジットカードが使えます。カードを挿入してPINコード打って支払いまでわずか10秒足らず。現金より全然楽で大変素晴らしい。ちなみに片道6ユーロです。

ちなみに、19時間の乗り継ぎなのでアムステルダムの1日フリーきっぷを買おうとしたのですが、24時間ではなく、その日でしか使えません。つまり午後8時に購入したら4時間しか遣えないという事が購入直前に発覚したので、おとなしく乗車のたびに支払うことにしました。

397バスにはWIFIが通っていました。そのためGoogleMapで常に場所が把握できます。大変便利です。こういう所は日本より進んでいますね。

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夜のアムステルダムを走ること20分でコンセルトヘボウ前バス停に着きました。今日泊まるThe Concert Hotelまでは徒歩5分程度ですぐに到着。21時すぎにはチェックインしました。

実は日本時間は午前4時なので相当眠い。部屋に入ってシャワー浴びてから5秒で寝ました。( ˘ω˘)スヤァ

 

ちなみにトイレのデザインに感動していました。大・小を文字で書かなくても一発で分かります。流石オランダです。

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朝の6時40分に起床するも・・・外はまだ暗い?

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思わず時計を二度見したがやっぱり6時40分です。どうやらサマータイムとはいえ秋分に近いため日の出がすごく遅くなっているようですね。

 

朝の8時になったらようやく明るくなってきました。気温は15℃で小雨、といういかにも大西洋岸の秋って感じの天気です。

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宿の朝食は全体的に美味い。特にカマンベールチーズが美味い。これからアフリカに行くので生野菜をいまのうちに摂取します。

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今日は本当は2kmくらい離れたアムステルダム中心にある王宮まで散歩しようと思っていましたが、生憎の小雨なので作戦変更です。ホテルから徒歩5分の位置にあるアムステルダム国立博物館に行くことにしました。

アムステルダムは自転車に優しい都市として有名です。実際に道路には車道と歩道の間に幅3mくらいの自転車専用レーンがあります。日本の道路にあるなんちゃって自転車レーンとは違い舗装もしっかりしていて立派です。

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バス停にもなっているコンセルトヘボウを横切って博物館に向かいます。涼しい、というかアフリカ仕様の半袖シャツを着ているので寒い!周りの人はみんな長袖です。東京とパリは30℃なのになんですかねこの落差は……。

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ゴッホ博物館などを横切って国立博物館に着きました。雨だからかI amsterdamのモニュメント前にも人は少ないです。

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空港と同じように直線が印象的な建物ですね。

入場料の17.5ユーロを払って中に入ります。するとさっそくこんな看板が。

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やっぱり夜警は博物館の目玉のようです。博物館は年代別に絵画や宝物が展示されていますが、目玉となる絵画は「栄光の間」という一室にまとめられています。

博物館に廊下はこんな感じ。教会っぽい。

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栄光の間にはオランダ黄金時代に描かれた名画がレンブラントの他にも何枚も飾られています。私が特に気に入ったのはこちら。

 

River Landscape with Ferry

サロモン・ファン・ロイスダール画 1649年

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人物やできごとを主題に描かれた絵画が多いなかで、この絵画は雲と空を主題にしていて非常に目立ちました。ゆっくり動く舟と風に揺れる木々、そして空に浮かぶ雲がのんびりとした雰囲気で描写されています。心穏やかになる素晴らしい作品だと思います。

 

牛乳を注ぐ女

ヨハネス・フェルメール画 1657頃

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言わずと知れた名画。他の絵は2mくらいあるのに、これは40cmくらいの大きさしかないのでかなり小さい印象です。しかし、小さいながらも密度が凄まじい。絵の具をこれでもかと厚塗りしているため、藤田和日朗の原稿のような立体感すら感じられます。それにしても、窓から差し込む光の描写が素晴らしいですね・・・。

 

The Drunken Couple

ヤン・ステーン画 1655年

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このヤン・ステーンという画家は副業で居酒屋をやっていたらしいので、こういう光景は死ぬほど見ていたと思われます。それにしても、人間の営みというのは古今東西かわらないのだなぁ、ということを感じさせてくれる名画です。この画家は他にも当時の人々の日常生活を生々しく描きだしているので必見。フェルメールの上品な感じとは真逆ですね。

 

とまぁ、そんな感じでフラフラと名画を見ながら「栄光の間」を進むと、一番奥に人だかりが出来ている絵画がありました。そう、あれこそが今日の目玉です。

 

夜警

レンブラント・ファン・レイン画 1642

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名画中の名画として有名な絵ですね。実際に見るとあまりの空気感に圧倒されます。登場人物全員が今まさに動き出している様子がありありと分かるのです。ハリーポッターの魔法世界では絵画の人物が現実のように動くのですが、それと全く同じような錯覚さえ受けました。板に絵の具を塗るという行為だけで、ここまでの空気感を生み出せる技術と発想は、魔法と呼んでも過言ではないと思います。本当に凄い名画だとおもいます。

ちなみに「夜警」が飾られている部屋はこんな感じ。見れば分かるのですが、「夜警」ってすごく大きい絵なんですよね。こういう大きい絵画はスマホで見ても感動はできないと思います。実物を見れて本当に良かった。

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1時間くらいで「栄光の間」の作品を鑑賞しました。

 その他のフロアには中世から現代の色々な絵画や宝物がありますが、正直あまり目を引くものはありませんでした。ただ、オランダは中国や日本とも盛んに交易をしていた国なので、所々にアジアンな物品があるのは面白いですね。

ちなみに、かの有名なファン・ゴッホの作品も少数ながらあります。

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ただ、残念ながらゴッホの作品のほとんどはすぐ近くのゴッホ美術館という別の場所にあるため、この博物館では数枚しか見れませんでした。ゴッホ美術館は入館に予約が必要な上に、今日はもう時間がないためスキップ。

でも「夜警」のような名画を沢山見れて大変満足です。アムステルダムに来てよかった。

11時半くらいに博物館を出ました。雨が上がっているので、周辺を散歩します。

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運河があってアムステルダムっぽい雰囲気。アムステルダムの運河は道路より1mくらい下なだけなので視界にすごい入ってきますね。道路から5mくらい下にある東京や大阪の川(神田川や道頓堀)とは全く似て非なるものです。この街が埋め立てで造られたことを実感します。

 

12時くらいにホテルに戻って荷物を受け取り、バスで空港に向かいました。全く渋滞なく12時半には到着。昼飯食べて、イミグレ通って、搭乗口に無事に到着しました。

 

結局アムスレルダムでは一回も現金を使わなかったですね。それと、空港から市内が近いので、4時間くらいあれば全然観光できそうです。「夜警」は素晴らしいので絶対に見て欲しい。17.5ユーロの入館料は「夜警」を見れただけで十分元が取れます。

満足したとはいえゴッホ美術館も行けてないし、王宮も見ていないので次来た時は3日くらいかけてじっくり周りたいですね。

 

おわり