転がる五円玉 ~旅と城と山~

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ジャルケント→国境→イーニン 3/14 中国入国!

夜更かししましたが、朝の8時に起床しました。

 

朝食は見ての通りです。

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う・・・美味いッ・・・!!

冗談抜きでこの旅行一番の美味しさでした。なんでこんなクオリティの高い宿が辺境にあるの?謎だ・・・。

 

徒歩でバスターミナルに向かいます。午前9時発車とのことでしたが、案の上遅延しました。

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9時30分頃にジャルケントを出ます。

 

しばらくはいつも通りの荒野を走りますが、途中でパスポートチェックがあり、なにやら門を通ります。

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その後、すぐに小さな村を越えてから、おそらくは国境と思われる河を渡ります。

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こうしてジャルケントを出てから一時間後にカザフスタンの出国管理局に着きました。

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この旅三回目の陸路国境越えなので、あまり緊張はしていません。出国なので、審査なども緩かったので、特に書くこともなく15分くらいで出国しました。

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その後はバスを待ちます。歩いて中国側に行けるでしょ、と思ったのですが、なんと緩衝地帯が2kmもあるらしく、しかも徒歩では行けないとのことでバスを待つしかありませんでした。

ひまわりの種を齧りながら30分ほど待ったらバスが来ました。その後、緩衝地帯を越えると・・・

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いよいよ中国です。

 

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当たり前なんですが、全部漢字ですね。そして、建物がきれいで立派!!これまでの国とは国力が圧倒的に違うことが良く分かります。

入国審査は中国も特に何事もなく終了。高圧的な係員もおらず、全体的に紳士的な方ばかりです。

過去の旅行記を読んでると「ビザ無し渡航を係員が知らなかった」「嫌がらせをされた」とかあってちょっと心配でしたけれど、杞憂に終わりましたね。入国管理の機器なども上海で見たものと同じでしたし、全体的なクオリティアップが図られているようです。

ちなみに、中国とカザフスタンの時差は2時間なので、9時にジャルケントを出たのに、コルガスに着いたのは13時です。。これは時差ボケの予感。

 

さて、入国しましたが、なにはともあれ現金がないと始まらないので銀行に行きます。中国建設銀行の店舗がありましたが、なんと入る際にパスポートチェックと番号の控え、荷物は持ち込み禁止(財布のみ持ち込み可)という予想以上の厳重ぶりでした。やはりテロなどが起こりやすい地域なので警戒しているのでしょう。

500元ほど入手したので、次にイーニンまでのバスターミナルを探します。

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国境近くに鉄道の代理店?のようなものがありましたが、バスターミナルは銀行から徒歩5分くらいの位置にありました。

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ターミナルに入るときも荷物検査がありますが、北京の地下鉄のような甘いものではありません。パスポートはスキャンされ、荷物は中まで全部見られます。

 

イーニン行きのバスは割りとあっさり見つかりました。まぁこの地域の中心都市ですし当然かな。

お値段は元です。

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普通のマイクロバスです。バスの質はカザフスタンより落ちたな・・・。ちなみにこの後すぐに出発したので昼飯はバナナ2本でした。

 

カザフスタンよりも木が多い田舎を走ります。道路の質は日本の高速レベルです。また、荒野ばかりのカザフスタンと違って人家が途切れることがありません。

2時間ほど経ったらなんと関所が見えてきました。

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この道路を通ってイーニン市に入る人は例外なくこの関所でIDを記録しなければなりません。外国人も例外なくパスポート番号を記録されます。いやはや、恐ろしい。関所なんてものは江戸時代以降無くなったもんだと思いましたが、意外にあるものですねぇ。

20分くらいかかりましたが、関所を通過すると・・・バスがいません。どうやら、私たちが外国人であるため通過に時間がかかり置いていかれたようです。嘘だろ・・・。

仕方ないので適当なバスを捕まえて元でイーニンまで運んでもらいました。

 

イーニンは人口50万を超えるそこそこの大都市です。日本の政令市に匹敵するくらい賑わっています。

 

 

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今日の宿は青年旅行舎、つまりユースホステルです。バスターミナルから15分くらい歩いたら着きました。6人ドミトリーで60元(=950円)。ほどほどに安いですが、田舎でこの値段ってあたりに物価高を感じます。。

 

ちなみに夕食は坦々麺です。中華料理おいしい・・・日本の味に一気に近づいた雰囲気です。13元(=200円)。

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宿ではWIFIも通っており、快適にネットができ・・・ません。クソ中国政府はツイッターやらFBやらを規制しているので中々めんどうくさいです。チョモランマVPNという去年以来使っているVPNが優秀なのである程度は使えますが、それでも不便。

時差の関係もあり、0時過ぎには就寝しました。冬なのに9時すぎまで余裕で明るくて調子が狂う・・。

 

harimayatokubei.hatenablog.com

つづく