転がる五円玉

大学院一年生のみたままを書こうと思います。旅行・アイマスなど

サマルカンド観光③ シャーヒズィンダ霊廟 3/10

 旧市街地の北端、アフラシャブの丘の南端にあるシャーヒズィンダ霊廟群にやってきました。

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平たく言えば、墓場です。ティムール朝時代の偉人(やその関係者)がいくつもの廟に祭られています。

 

10000スム払って入場します。

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表門は15世紀に建てられた建造物です。イーワーンの模様が同じ時代に建てられたウルグベ・メドレセに近いですね。

 

メーンストリートの階段を上がると、早速廟が見えます。

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モスクやメドレセに使われているタイルよりも深い青ですね。このあたりの廟は全て14世紀の建築です。

 

個人的に気に入ったのはこのトゥグル・テキン廟。幾何学的に配置された文様は一見単調な印象ですが、他とは違う軽やかな様子です。

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どの廟も外装はかなり精密です。ただ、内装は漆喰のみ、という廟が多いです。

そんな中で唯一内装も凄いのが、シリンベク・アカ廟。天井はイランのモスクもかくや、という手の込みようです。ドーム周囲の八角形のスクィンチも精密なムカルナスで飾られています。

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四基の廟を通り過ぎると、開けた場所に出ます。

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ここに並ぶのは無名の廟です。おそらく右側の廟も昔は左の廟みたいなドームがあったのでしょう。二重殻ドームの外側だけが崩れたのでしょうか。

 

ここを過ぎると最後の袋小路です。

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4基の廟が道を塞ぐ形で立ち並んでいます。写真では分かりにくいですが、深い青のタイルに囲まれた小広場はまるで深海の底にいるかのような静謐さがありました。サマルカンドが「青の都」と呼ばれる由縁はここにある、と私は思いました。

 

ちなみに、小広場のさらに先は集団墓地になっています。

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↑墓場方面から眺めるトマン・アガのモスク

 

この辺りに位置するクサム・イブン・アッバースはシャーヒズィンダ廟群の中でも最も古い建築です。そのためか、いくつもの小部屋が増築され、ちょっと複雑な構造になっています。

入口からすぐ見えるのは11世紀のミナレットの遺構。上は既になくなっています。ブハラでみたイスマイール・サマーニー廟と同じレンガの組み方をしているので古いことは分かります。ちなみに中には入れません。

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廊下を歩くと、梁が顔を覗かせます。年代は不明ですね。

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途中にある1460年代のモスク。スクィンチを使っていません。奥のミフラーブのタイルが美しいですが、立ち入り禁止なので遠くからしか見れません。

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途中に小さい小部屋を経由して一番奥まで行きます。

 最も奥のアッバース廟・・・ではなく、その外側にある葬儀用モスクです。

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真っ暗です!スマホのカメラでは到底写せないので一眼レフで2秒露光しています。なお、一番奥のアッバース廟はあまりにも高貴すぎるので一般人は立ち入りできません。(まぁ私達は異教徒だし土台無理です。)

他の廟は観光客だらけでしたが、ここだけは信仰の場という雰囲気が強く残っており、観光客は隅っこで写真を撮り、そそくさと退散していきます。

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天井は特徴的です。円形ではなく、わざと八角形の模様になっています。

 

シャーヒズィンダ廟群は徐々に拡張された、という特性も相まって各時代の建築・タイル技術を見ることができます。また、細い通路に美しいタイルの廟が立ち並ぶという光景は他では見ることができません。サマルカンドのみならず、ウズベキスタンを代表する観光地であると言い切っても過言ではないでしょう。

 

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↑メーンストリート

 

次はウルグベクの天文台へ行きます。

harimayatokubei.hatenablog.com

つづく