9月23日飯豊山登山 大雨で敗退・・・ 代わりに古町温泉「赤岩荘」へ
タイトル通り・・・東北随一の山塊として名高い飯豊山を登ろうと思ったのですが…残念ながら敗退と相成りました。
原因は雨です。登り始めから1時間程度で土砂降りになったうえに、下山者が「上も大雨だよ」と言っていたので退却しました。残念ではありますが・・・飯豊には中々険しい岩稜があるし、展望が一切得られないと確証が得られたのが決め手でした。
夜の23時に出発して下道を使い5時間後の朝4時に道の駅あいづに到着したので車中泊です。
ひろびろとしており、国道からわずかに離れているため静かで非常に快適でした。
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あまりに快適すぎて完全に寝坊。10時に起床して登山口を目指します。
↑まずは腹ごしらえ。喜多方といえばラーメンでしょ!
たまたま見つけた福島屋さんへ
↑醤油ラーメン(600円)
めっっっっちゃくちゃ美味しい。もちもちした麺やあっさりながらも旨いスープ、絶妙な味のしみ方と硬さを両立させたメンマ、どれを取っても美味しい。なによりチャーシューが奇跡的にまでおいしい。神かよ・・・
別にグルメリポで来た訳ではないので15分ほどで完飲。
弥平四郎登山口を目指します。
まさかの一車線だった国道459号を通り、県道385号→383号と進むが・・・
な、な、な、なにィ~~~~~~っ!?
通行止めだと!?!?
この先の新稲荷峠の復旧工事はここ数年やっていないらしい・・・。ちなみにこの橋があった村も廃村寸前な雰囲気でした。
峠を迂回するには国道まで戻らないといけないので泣く泣く、別の登山口である御沢野営場へ向かいます。
以外にも民宿の多い川入集落を超えて野営場に到着しました。
写真の通りこの時はまだ雨は降っていませんでした。
今日中に三国小屋まで辿り着きたいと考えていたので急いで準備をして12時20分に出発。
↑いきなり急登が続く
ぽつぽつと降ってきたがまだ大丈夫でした。
しかし、いくつかのチェックポイントを越えていく間に強くなったり弱くなったりを繰り返しながら雨がだんだんと強くなっていきます。
雲の中に入ると完全な土砂降りになってしまった。
隣にあるはずの尾根すら見えず、ぬかるみ始めた道を黙々と登っていきます。
しかし、雨がますます強くなった瞬間に同行者が
「・・・・・・撤退はどうだろうか」
と言い、私たちは足を止めました。
現在の雨はあくまで雨が強いだけで風はほとんど無いので、自分たちの体力を考慮すれば三国小屋までは行けるし、翌日に飯豊山登頂も無理ではないでしょう。
けれども、展望が望めない苦行のような登山をして何が楽しいのか・・・。
「山頂は雲の上って可能性は無いか」
「う~ん・・・それは無くは無いが・・・」
非生産的な会話をしばらく繰り返していましたが、ここで下山者がやってきました。
「稜線の天気はどうですか」
「雨だねぇ・・・岩稜は滑りやすくなってて危険だよ」
完全に心が折れました。
まだ上り始めて一時間ちょっとだったので傷が浅いうちに、と思い撤退を決定。
一旦、決断するとあとは楽なもので帰りの温泉のことを話しながらサクサク下り、2時40分には登山道を下り終えました。
↑大木が文字通り林立する登山道入口
↑信仰の山ということを思い出させてくれます
無事に野営場まで戻り、今後を協議です。
喜多方ラーメンは既に食べているので、ここはやはり温泉でしょう。
いくつか候補は上がりましたが、泉質を重視して、古町温泉に決定。
121号、289号、401号を経由して南会津町まで行きました。
↑闇に呑まれる289号。ハイスピードで移動できるのでストレスは無い
18時前には古町温泉に到着
いかにも地方の温泉、といった受付を抜けて温泉へ向かう。
内湯と露天の二つがあるので、当然露天へ直行。
↑風情あふれる露天風呂への廊下
扉を開けるとすぐに屋外で、しょぼいシャワーと茶色の湯が待っていました!!
いや~~~大変よろしいですね。
ここまでコテコテに濁っている温泉は中々ない。水面には油膜のような湯の花が浮いています。析出物も至るところに溜まっていて温泉の濃さを表現しています。
また、基本的に源泉かけ流しになっているのも良い。源泉の温度は60度以上なのでそのまま入るとかなり熱いが、加水して埋めることもできる。
↑析出物が素晴らしい
欠点はシャワーの上にしか覆いがないため、風呂に漬かってると容赦なく雨が降り注ぐ点でしょうか・・・。また、露天→内湯の移動は一回服を着替えなければいけないのも難点。
なめると若干しょっぱい。熱塩温泉といい会津周辺はナトリウム泉が多いのかな?
あまり長時間入っていると異様に暖まってしまうので、このあと運転する私は20分ほどで出ました。
↑休憩室も清潔感があってグッド。
大相撲の結果とニュースを見つつ相方を待ちます。
・・・20分後にやっと出てきた相方は「久々に風呂で泳いだわ~」と言っていました。まぁ、他に入湯客もいなかったし良いかな。
19時すぎには温泉を出発して家路につきました。
高速を使うには絶妙に不便なコースになってしまうのでこんども全部一般道で行くことに。
なんとか日付が変わる前には家に辿り着きました。
無念の撤退となった飯豊山ですが、近いうちに必ず再挑戦するはずです・・・。雪山になる前には。