転がる五円玉 ~旅と城と山~

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8/17 北京観光 ~八達峰長城に行こう~

9時に起床して外を見ると曇り。

 

万里の長城へ向かう予定だったので水を1L買って八達峰長城までの列車が出る北京西駅まで地下鉄で向かう。また、その際に前門駅で北京市交通カードを入手。要は北京市内のSuicaみたいな感じ。買うときに50元チャージした。

「一卡通 押20元+50元=70元」というメモを見せれば貰えます(押とはデポジットの意味)。

 

20分ほどで北京西駅に到着。

「S2 長城」と書かれた看板に沿ってS2列車の切符販売所まで来たが・・・

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既に午前中の分は販売終了!?

この時点で朝10時。12時の列車には乗れると思っていたがまさか次は15時とは・・・。

というか長城行きの列車がなんで一日6往復しかないんだよ!!

 

この時点で長城行きを半分あきらめたが、張り紙を良く見ると隣の駅からバスが出ているらしいので行ってみることにした。

 

2分くらいで駅に着くと非常に目立つ感じで案内の看板が立っている。

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なにやら時代風の望楼が見えると大量のバスが停まっているのも見えた。

 

中々長い列も形成されていたのでとりあえず並んでから、周りの人に筆談で「長城行き?」と聞くとどうやら正解らしい。

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↑100人くらい並んでた。

30分くらい並んでからようやく先頭まで来たが、どうもこの列は立ち席だったらしい・・・!

なんかやけに短いと思った。乗り込んでなんとか中央のステップ付近に腰を下ろす。

ちなみにこのバスは今朝買った交通カードがあれば半額の6元で乗れるらしい。

バス車内は混んでいるがまぁまぁ落ち着いてた、、

が、途中でスピーカーを持った男がケーブルカーの宣伝を大音量で始めやがった。

うるさすぎたが、耐えているうちに長城に到着。坂をしばらく上ると関所っぽい場所に出た。

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どうやらこれが万里の長城らしいのでこの関所の左端にあった券売所で入場券を買う。

なんと学割が使えたので半額の20元で入場に成功。

意気揚々と長城に乗り込む。どうやら入城口が八達峰長城の中心にあるため北か南かどっちかを見てから、再び入城口まで戻りもう片方を見るしかないらしい。

 

なんとなくで南側を登り始めた。関所は峠にあるので一番低いから基本的に上りだけである。

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↑急坂も多い。

 

急傾斜のスロープなのでいくら整備されているとはいえ中々スリルがあって楽しい。

雨の日だと凄まじく滑りそう。

 

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↑延々と伸びる長城。素直にすごいと思う。

 

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↑望楼内部。石だけで作るあたりが大陸っぽい

 

1時間ほど歩いて終点に到着。

この先も長城はあるが、整備状況がわるいので立ち入り禁止。こうした長城を野長城と言うが、地元住民が建材としてレンガを持っていってしまうので保存状況は年々悪化してるらしい。

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↑手すりはあるが、ところどころ崩壊している。

 

終点まで来たが、別になにもないので中央まで戻った。

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↑登りよりも下りのほうが恐怖感はある

 

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↑関所付近

 

北側に行くのは天候と疲労を考えて断念。なにより長城は(当たり前だが)城壁だけなのであまり面白くはなかった。

 

帰りは今度こそ列車で帰ることに。ちなみに例の交通カードを持っていればS2には日本の鉄道のような感じで、列車が来ると開かれる改札でタッチすれば乗れるらしい。

 

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↑流石に整備されつくされた駅までの道のり

 

駅に着くとどうやら列車が到着していてもうすぐ発車するらしい。

きっぷは必要ないのですぐに改札を通って飛び乗った。

 

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↑みんな走れ!!(写真撮る余裕はあったww)

 

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↑バスより速くて値段は同じだからか乗車率150%くらいあった。

 

また、一見すると高鉄と同じような感じだが、よく見ると車体に最高速度140km/hと書かれており日本の在来線特急くらいの位置づけな列車だった。

 

帰り際に天安門を横切る。

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↑人でいっぱいですなぁ。

 

まだ午後3時くらいだったので紫禁城の正門である牛門まで行ってみることに。

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↑トーテムポールみたいな柱。なんとなくシベリアあたりの民族の影響を感じる

 

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↑牛門付近。さすがにスケールがでかい。

 

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↑横の城壁も長い!!!日本の石垣よりも立派だが、いささか面白くないのも事実。

 

紫禁城を外側だけ堪能してから歩いて宿にもどった。

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↑宿付近は典型的な中国の景観

 

宿に戻るとまだ午後5時だったが、腹が減ったので夕食。

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↑麻婆白菜。意外と美味しい。

 

夕食後は洗濯物を干したりしてそのまま就寝。

だんだん旅の疲れが出始めたかな・・・?